ネットワーク図は、仕様設計で定義したネットワーク トポロジの実現を表します。
[ネットワーク] オブジェクトによって、企業内のネットワークが記録されます。すべてのネットワークに関して、ネットワーク ノードとそれに含まれるネットワーク接続を指定できます。
企業内のすべてのネットワーク、ネットワーク ノード、およびネットワーク接続の正確な場所を指定できます。場所には、工場全体、特定の建物、建物コンプレックス、オフィスや各ワークステーションなどが指定できます。
また、ネットワーク図は各ネットワーク接続とネットワーク ノードの実現に使用されるハードウェア コンポーネントも記録します。さらに、各ハードウェア コンポーネントの構成を示すことができます。ハードウェア コンポーネントは、ネットワーク接続およびネットワーク ノードを構成するために使用されます。また、ネットワーク ノードと連結することもできます。ネットワーク図にこの関係を示すこともできます。実例レベルの各オブジェクトについて、仕様設計レベルの対応するオブジェクトとの関係もモデル化できます。たとえば、「FDDI ANSI X3.139」タイプのネットワークが「川崎工場」に設置されていることを表すことができます。
ネットワーク図では、タイプを割り当てることにより、仕様設計への関係が作成されます。また、ネットワーク コンポーネントを特定の場所に割り当てることにより、要件定義への関係が確立されます。
ネットワーク図で使用可能なオブジェクト タイプと関係タイプの一覧は、インストール媒体に含まれている『ARIS メソッド マニュアル - テーブル』マニュアル (ARIS Method tables.pdf) を参照してください。