Y 図

Y 図は、企業の業務を高度に集約したレベルで表すために使用します。Y 図には、製品設計、原材料管理、保守など包括的な業務範囲が含まれています。Y-CIM モデル (Scheer, A.-W.著:『Business Process Engineering』(1994年) を参照) 形式の構造化表現は、各ファンクションの分類を表します。シェアー博士は、生産計画および生産管理のビジネス管理計画ファンクションを Y の左側の枝に配置しました。右の枝は、生産計画および実現の技術指向のファンクションを含んでいます。計画ファンクションは、Y の上部セクションに配置され、管理および実装ファンクションは下部セクションに配置されています。

このように、Y-CIM モデルは、生産関連企業のすべてのファンクションを分類する枠組みとなります。

ARIS では、Y-CIM モデルは、ファンクション指向の手法から複雑なリファレンス モデルまでを表すことができます。図に示したオブジェクトは、[ファンクション] オブジェクト タイプです。階層を構成すると、このオブジェクト タイプを [ファンクション ツリー] や [EPC] のようなモデル タイプに接続させることができます。

次の図に例を示します。

Y 図