一般的な文書化

各企業の特徴であるプロセス、構造、データなどは、トレーニング、プレゼンテーション、または評価などの目的に応じて、適切な形式で文書化できます。 以下に、企業における文書化でもっとも重要なタスクについて簡単に説明します。

タスク: 業務目標の文書化

ARIS サポート: 目標図を使用して、業務目標および対応する成功要因を階層的に配置できます。

タスク: 企業の付加価値の文書化

企業に付加価値を与えるアクティビティに必要なファンクションを明確にし、それを企業の意思決定の基本とします。

ARIS サポート: 付加価値アクティビティに必要な企業のファンクションは、付加価値連鎖図を使用して表します。 このモデルには、連続した一連のファンクションと、上位および下位のファンクションの両方が示されます。

タスク: 組織構造の文書化

ARIS サポート: 企業の構造は、各組織ユニットの階層と関係を示す組織図に記述できます。

タスク: 企業のファンクションの文書化

ARIS サポート: ファンクション ツリーを使用して、企業における個々のファンクションの概要を表すことができます。 これらのファンクションは、オブジェクト指向、プロセス指向、処理指向のいずれかに分類できます。

タスク: プロセスの文書化

ARIS サポート: オフィス プロセス図または製造プロセス図では、業種またはプロセス タイプに従って、メソッドの知識を必要とせずに業務プロセスを記録することができます。 メソッドの知識がある場合に、SAP アプリケーション、シミュレーション、ワークフローなどにおいてプロセス モデルをさらに活用するには、EPC によるモデリングとプロセス連鎖図 (PCD) による弱点分析をお勧めします。

タスク: プロセス ウェアハウジング

プロセス ウェアハウジングとは、業務プロセスの知識をリポジトリにおいて体系的に記録、保存、維持することを指します。

ARIS サポート: 分散ユニットにおけるプロセス知識のモデリングでは、作業を行う従業員には一般にメソッドのノウハウはないので、オフィス プロセス図および製造プロセス図の使用をお勧めします。 中央のモデル リポジトリにおける維持と管理には、シミュレーションやプロセス原価管理などの要求の厳しい評価でも使用できるように、モデルを EPC に変換し、文書、画像、動画などで補足すると便利です。