SAP 内容を提供するポータル設定セットの定義

実行可能ファイルを開始して SAP 文書をダウンロードするため、またはARIS オンライン ガイドを利用するためには、ポータル用の追加設定を作成して、データベースをポータルとして公開する必要があります。

クラシック設定セットデフォルト設定セット、またはユーザー定義設定セットを基に独自の変更セットを作成できます。 その他の変更セットが必要な場合は、Software AG の営業担当までお問い合わせください。

必要条件

警告

拡張設定を変更するには、XML 設定を使用する必要があります。カスタマイズのご依頼に関しては、Software AG にご連絡ください。または、「742- ARIS Connect ポータル設定トレーニング」にご参加ください。カスタマイズとトレーニングのサービスは、標準の Software AG ソフトウェア保守契約の対象外であることにご注意ください。設定の変更は、お客様が依頼され、同意された場合のみ、Software AG によって実行されます。

XML 設定のエラーは、深刻な影響を与える場合があります。ARIS Connect を 2 度と起動できなくなる可能性があります。

手順

  1. 新しい設定セットのベースとして使用するディレクトリを、コピーおよび貼り付けします。この例はクラシック設定セットに基づきます。

    <ARIS インストール パス>\server\bin\work\work_copernicus_<s、m 、または l>\base\webapps\ROOT\WEB-INF\config\classic

  2. classic の名前を「Groupview_SAP」に変更します。スペースや言語固有の特殊文字は使用しないでください。このディレクトリ名は、すべてのユーザー インターフェイス言語で設定セットの名前として自動的に使用されます。
  3. エディターで次の XML ファイルを開きます。

    <ARIS インストール パス>\server\bin\work\work_copernicus_<s、m 、または l>\base\webapps\ROOT\WEB-INF\config\Groupview_SAP\views\item.xml

  4. ファイルで複数存在する次のエントリを検索します。

    <!--Remove the following comments to enable SAP-Transactions-->

  5. SAP に関係する内容の行の前後にあるタグのコメントアウトを外します。

    <!--SAP

    ...

    SAP-->

  6. ファイルを保存します。
  7. ARIS インストール ディレクトリを開きます。
  8. 新しい設定セットで検索のベースとして使用するディレクトリをコピーおよび貼り付けます。

    <ARIS インストール パス>\server\bin\work_abs_<s、m 、または l>\base\webapps\abs\WEB-INF\config\classic

    手順 2 で新しい設定セットのベースとしてコピーしたディレクトリ名をコピーしてください。この例では、classic です。

  9. ディレクトリの名前を「Groupview_SAP」に変更します。手順 3 と同じ名前を使用してください。スペースや言語固有の特殊文字は使用しないでください。
  10. エディターで次の XML ファイルを開きます。

    \work_abs_<s、m 、または l>\base\webapps\abs\WEB-INF\config\Groupview_SAP\search\search.xml

  11. ファイルで複数存在する次のエントリを検索します。

    <!--Remove the following comments to enable SAP-Transactions-->

  12. SAP に関係する内容の行の前後にあるタグのコメントアウトを外します。

    <!--SAP

    ...

    SAP-->

  13. ファイルを保存します。
  14. エディターで次の XML ファイルを開きます。

    \work_abs_<s、m 、または l>\base\webapps\abs\WEB-INF\config\Groupview_SAP\factsheets\processViewDetails.xml

  15. ファイルで複数存在する次のエントリを検索します。

    <!--Remove the following comments to enable SAP-Transactions-->

  16. SAP に関係する内容の行の前後にあるタグのコメントアウトを外します。

    <!--SAP

    ...

    SAP-->

  17. ファイルを保存します。
  18. 外部リンクを使用して最新の変更をロードします。

    http://<サーバー名><:ポート番号、デフォルトのポート 80 と異なる場合>/#<テナント>/reloadConfig

    例: http://connectserver.eu.comp:1080/#default/reloadConfig

  19. システム ユーザーとしてログオンしていること。
  20. [設定ファイルの再ロードと確認] をクリックします。変更した設定が確認されます。完了すると、結果が表示されます。
  21. [Groupview_SAP] エントリ設定の確認エラー [エラー] シンボルが付いていなければ、新しい設定セットは適切に設定され、使用できます。

    エラーが検出された場合は、ログに記録された問題を解決し、[設定ファイルの再ロードと確認] を再び実行します。プロパティの不足に関する警告は無視できます。

  22. 次の外部リンクを介して Groupview_SAP 設定セットをアクティブにします。

    http://<サーバー名><:ポート番号、デフォルトのポート 80 と異なる場合>/#<テナント>/adminSettings

    例:

    http://connectserver.eu.comp:1080/#default/adminSettings

    ARIS Connect 内で Groupview_SAP 設定セットをアクティブ化することもできます。

この設定セットで、[SAP 実行可能ファイルの実行][SAP 文書のダウンロード][ARIS オンライン ガイド] 機能が公開されたデータベースで使用できるようになります。HD サーバーを使用している場合は、abs ランナブルの記述と同様に hds ランナブルにも SAP 内容を提供するポータル設定セットを定義します。

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