デフォルトの ARIS Aware ダッシュボードに対応するデータ フィード入力を生成するために、[ダッシュボード データ] カテゴリ ([管理] タブの [評価] にある [レポート]) に一覧が表示されるレポートを ARIS Architect で使用できます。
一部のレポートには、パラメーターを指定できます。これらのパラメーター化されたレポートは、レポート スケジュールを使用して頻繁に実行されます。これにより、ダッシュボードを最新の状態に維持します。スケジュールされたレポート自体が、関連するレポートのトリガーになります。各レポートは、情報の特定要素を収集します。結果は、XML レポート出力ファイルとして ARIS 文書格納に保存されます。これらの情報の要素がダッシュボードを形作ります。これが、ダッシュボードが実行されたレポートのセットと非常に密接に関連する理由です。
「Matomo - グローバル ポータル使用」レポートと「Matomo - データベース固有ポータル使用」レポートを使用するために、 Matomo がインストールおよび設定されていることとレポート パラメーターが適切に指定されていることを確認します。
すべてのデフォルト ARIS Aware ダッシュボードは、[ユナイテッド・モーター・グループ] デモ ARIS データベースとともに使用します。一部のレポートは、ファイル名や ARIS 文書格納に格納されるレポート結果のタイトルなどのデフォルト パラメーターを既に使用しています。さまざまなパラメータ値セットの名前とタイトルは変更できます。複数の異なるセットを複数の異なるデータベースに割り当てると、同じレポートを異なるパラメーターを使用して複数のデータベースで実行することができます。
必要条件
このテナントの
であること。以下で説明される管理者ロールは、サーバーおよびデータベースのレベルでさまざまな権限によって定義されます。管理者に割り当てられたロールに応じて、特定のファンクションを実行できます。
superuser
ユーザー「superuser」は自動的に作成されます。デフォルトでは、このユーザーには、「ユーザー管理」、「ライセンス管理」、および「設定管理者」利用権限が割り当てられます。このユーザーは、ほかのユーザーに対して、この利用権限を有効にすることもできます。「superuser」タイプのユーザーは、ライセンスで許可されているユーザー数にはカウントされません。「superuser」はシステム管理を担当しますが、ライセンスの制限のため ARIS を使用することはできません。デフォルト パスワードは「superuser」です。 不正なアクセスを防止するために、デフォルト パスワードを変更する必要があります。 「superuser」は削除できない唯一のユーザーなので、そのパスワードはとても重要です。 ユーザー名以外のすべてのユーザー データを変更できます。 superuser は、その他のデフォルト ユーザー (system、arisservice、guest) が削除された場合、それらを再作成できます。
system
システム ユーザー「system」は、システム管理者のLDAP システムなどの外部システムを使用している場合でも、認証されたユーザーは、この非常時用のユーザー名でデータベースにログオンできます。
を担い、テナントのすべてのデータベースで、すべての利用権限とアクセス権を持ちます。認証に名前「system」は変更できません。このユーザーの [システム ユーザー] チェック ボックス (ARIS Design Server の [利用権限] プロパティ ページ) をオフにすることもできません。不正なアクセスを防ぐために、「manager」というパスワードはただちに変更してください。
問題を回避するためには、追加のシステム ユーザーを作成してください。 複数のシステム ユーザーがいれば、ひとりしかいないシステム ユーザーがパスワードを忘れた場合などの問題を回避できます。すべてのシステム ユーザーのパスワードを忘れた場合は、すべての機能が利用できず、データへのアクセスが完全に不可能になります。
次の管理者ロールが定義されます。
データベース管理者
[ARIS 管理] では、データベース管理者には「データベース管理者」利用権限が必要です。このロールを持つユーザーは、すべての利用権限とアクセス権限を持ち、クライアントのすべてのデータベースのデータを編集できます。
データベース管理者は、サーバー レベルで以下の作業を行います。
データベースの作成
データベースの削除
データベースのバックアップ
バックアップを使用したデータベースの復元
データベースの整理
定義されている利用権限を持つユーザーは、データベース レベルでその他のアクションを実行できます。
設定管理者
[ARIS 管理] では、設定管理者には「設定管理者」利用権限が必要です。
以下のタスクを実行します。
モデル作成の規則を定義し、自社の企業設計に合わせてモデルの表示設定を調整する
フィルターの作成
属性編集で属性を並べ替える
オブジェクト シンボルの順序の変更
フィルターのインポート
フィルターとテンプレートのエクスポート
テンプレートのインポート
言語の作成
フォントの作成
データベースで使用できる ARIS メソッドの内容を定義する
モデル タイプの作成
モデル タイプの派生
オブジェクト シンボルの派生
属性タイプ グループの作成
属性タイプの作成
属性タイプのシンボルの作成
属性値のシンボルの定義
代替属性値のシンボルの定義
メソッドの設定可能な名前を複数の言語で変更する
スクリプト管理者
[ARIS 管理] では、スクリプト管理者には「スクリプト管理者」利用権限が必要です。
スクリプト管理者は、以下の作業を行います。
レポート スクリプトの記述
レポート スクリプトの定義 (デザイン ビュー)
スクリプトの削除
ルールの定義 (意味論分析)
ルール タイプの定義 (意味論分析)
Define profiles (semantic check)
マクロの定義
スクリプトのエクスポート
スクリプトのインポート
スクリプト テンプレートのインポート
スクリプト テンプレートのエクスポート
ARIS の以前のバージョンのカスタムまたは変更されたスクリプトの転送
分析公開者
分析公開者には、[ARIS 管理] で分析公開者の利用権限が必要です。
分析公開者は、以下のアクションを行います。
クエリの公開
クエリの非公開
アドホック分析の公開
アドホック分析の非公開
分析管理者
分析管理者には、[ARIS 管理] で分析管理者の利用権限が必要です。
分析管理者は、以下のアクションを行います。
クエリのエクスポート
クエリのインポート
アドホック分析のエクスポート
アドホック分析のインポート
分析とクエリのバックアップ
分析とクエリの復元
手順
ARIS Architect を起動します。
ARIS Architect で、[ARIS] から [管理] をクリックします。
[ナビゲーション] バーがまだアクティブでない場合は、バー パネルで [ナビゲーション] をクリックします。
ナビゲーション ツリーで、 [評価] フォルダー、[レポート] フォルダーの順にクリックします。
[ダッシュボード データ] カテゴリ (サブフォルダー) をクリックします。
ARIS で使用できるようにするレポートを選択します。
[開始] タブ バーで [レポート パラメーターの編集] をクリックします。レポート パラメーターが表示されます。
[出力] タブで、データ フィードの入力を生成するすべてのレポートについて、ファイル名、文書タイトル、ARIS 文書格納パスが指定されます。CoE レポートなどのほかのレポートでは、[全般]、[表記規則]、[しきい値] などのさまざまなその他のタブを使用できます。これらのタブで、定義された方法で評価されるアイテム タイプを定義するパラメーターを分類します。
値を変更すると、デモ システムに影響を及ぼします。その代わり、値ペアを追加 したり、複製された
値ペアを変更したりできます。[変更の割り当て]
をクリックして、特定のデータベース用のレポートを実行する際に変更を適用します。
[OK] をクリックします。
レポートがデータを評価し、必要なパラメーターを使用します。
ユーザーは、パラメーター化されたレポートを [レポート ウィザード] から開始できます。複数のパラメーター値セットが定義されている場合、必要なセットを選択できます。