バランス スコアカード システムを作成するためのフレームワークとなるモデルを次に示します。
組織図
バランス スコアカード システムは、企業の組織構造に応じて構成できます。任意の数の BSC 因果関係図を組織図上のオブジェクトにアサインすることができます (バリアント作成、履歴管理などのため)。このアサインメントにより、戦略の導入に必要な目標と対応する組織ユニットとの間の接続線が確立されます。組織図に基づいて、企業のバランス スコアカード システム全体を、企業の最上レベルから個々の部署または従業員へと細分化できます。
構造モデル
企業が組織図ではなく戦略的な事業分野に基づいてバランス スコアカード システムを作成する場合、バランス スコアカード構造の開始モデルとして構造モデルを使用できます。この場合、任意の数の BSC 因果関係図を構造オブジェクトにアサインすることができます。
付加価値連鎖図またはファンクション ツリー
バランス スコアカードは、企業のパフォーマンス管理およびパフォーマンス測定の手段として使用されるため、ARIS ではバランス スコアカード システムを付加価値基準の観点から確立できます。これには、付加価値連鎖図およびファンクション ツリーを使用できます。