[適合チェック] ウィジェットには、PPM で実行されたプロセス適合チェックの結果が表示されます。 プロセス適合分析は、実行および測定された、本稼働システムのプロセス インスタンスが、ARIS で設計されたプロセス モデルに準拠しているかどうかを分析します。
[適合チェック] ウィジェットには、適合に関する問題と、モデル化された目標プロセスと比較して、適合に関する問題のあるプロセスの影響が表示されます。
パフォーマンス チェックの実行の詳細については、『PPM conformance checking with ARIS』 (PPM 適合チェックと ARIS) 文書を参照してください。
ウィジェットには、概要領域と問題領域があります。
概要領域
デフォルトでは、概要領域に [プロセス数] 指標の値、および設定されていた場合に 2 つまでの追加指標が表示されます。
指標の集約は平均です。指標の影響も同様に表示されます。
非準拠または準拠プロセスの追加指標に指標値が存在しない場合、これにハイフン (-) が表示され、影響は表示されません。
非適合プロセスのみが存在する場合、影響は計算されず、非準拠プロセスの値のみがすべての追加指標について表示されます。
非適合に関する問題が存在しない場合、[プロセス数] 指標のみが [0 対 <適合プロセスのプロセス数>] という値で表示されます。
問題領域
問題領域には、問題の原因となったさまざまな問題のタイプとファンクションが表示されます。問題の一覧を絞り込むために、対応するドロップダウン メニューで問題のタイプを選択できます。ツールヒントに追加情報が表示されます。ドロップダウン メニューには、すべての特定された問題のタイプが含まれます。最初は、すべての使用可能な問題のタイプが表示されます。
バーには、全体の非適合プロセスに関連する問題の非適合プロセスの相対値が表示されます。以下の例では、問題の [契約を作成するは開始ファンクションであることはできません] は、非適合に関する問題の 66% で作成されました (非適合に関する問題 7303 件中 4833 件)。
[平均] 集約が指定された指標の場合、バーのそばの値に、適合プロセスと比較された非適合プロセスの影響が表示されます。
別の集約タイプの指標の場合、その問題の結果の指標値のみが表示されます。
ハイフン (-) は、指標値を抽出できなかったことを示します。ツールヒントに追加情報が表示されます。
コンテキスト フィルター
[適合チェック] ウィジェットを使用してコンテキスト フィルターを設定できます。そしてウィジェットは、別のウィジェットのコンテキスト フィルターを適用できます。ウィジェットにコンテキスト フィルターを設定するには、問題の一覧で問題を選択します。ウィジェットには、現在のところ、コンテキスト フィルター用に [非適合ファンクション]、[適合に関する問題のタイプ]、[先行ファンクション] のコーディネートが用意されています。コンテキスト フィルターの定義方法については、「プロセス マイニング コンテキストベース ウィジェット用フィルターの設定」の章を参照してください。
アクション
[適合チェック] ウィジェットは、さまざまなアクションをサポートします。
選択
ウィジェットは他のウィジェットの選択内容をサポートします。つまり、他のウィジェットを、[適合チェック] ウィジェットの選択内容を設定するのに使用できます。少なくとも [適合に関する問題のタイプ] と [非適合ファンクション] の基準は設定が必要です。そうしない場合、[適合チェック] ウィジェットで特定の線を選択するのが不可能になります。
例: [適合チェック] ウィジェット