データ列を [適合チェック] ウィジェットに割り当てる

[適合チェック] ウィジェットで内容を表示するには、まず、すべての必要なデータ列をそのウィジェットに割り当てる必要があります。プロセス マイニング コンテキストの設定に基づいて、データは自動的に割り当てられますが、[アサインメント] ダイアログ ボックスを開いて設定を確認する必要があります。

プロセス マイニング コンテキストには、PPM で設定された指標と次元に基づくすべての関連データをあります。[適合チェック] ウィジェットに必要な指標と次元は、適合チェックのために PPM で適切に設定した場合のみ使用できます。適合チェックの設定については、『PPM conformance checking with ARIS』 (PPM 適合チェックと ARIS) を参照してください。

関連するデータ列をウィジェット要素に割り当てるには、まず、プロセス マイニング コンテキストで [適合に関する問題] 関係を [指標と次元の関係] として設定する必要があります。

必要条件

PPM を適合チェックを実行するために設定していること。

プロセス マイニング コンテキストを作成していること。

プロセス マイニング コンテキストに [適合に関する問題] 関係を指定していること。

手順

  1. ダッシュボードで [適合チェック] ウィジェットをクリックします。目的のプロパティ ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. データの割り当て [データの割り当て] をクリックして、データ ソースの割り当てを編集します。[データの割り当て(2/2)] ダイアログ ボックスが表示されます。

    ここでは、データ ソース列を個別のウィジェット要素に割り当てることができます。詳細については「設定」の章を参照してください。

  3. ドラッグ アンド ドロップを使用して、プロセス マイニング コンテキストのデータ ソースをウィジェット要素に割り当てます。

    デフォルトでは、関連するデータ列がすでにウィジェット要素に割り当てられています。

    必須のウィジェット オプションは次のとおりです。これらが設定されていない場場合、ウィジェットにデータが表示されません。

    • プロセス数

    • 適合率

    • 適合に関する問題のタイプ

    • 非適合ファンクション

    • 先行ファンクション

  4. 列設定を指定するために、割り当てられた列をクリックします。詳細については「設定」の章を参照してください。

  5. [OK] をクリックして、設定を保存します。

ウィジェットに、割り当てられたデータ列に基づく [適合チェック] が表示されます。

必要に応じて、データ列の割り当て用に提供されるデータ列の一覧を調整できます。プロセス マイニング コンテキストで指定されているデータ列を編集するには、[コンテキストの編集] をクリックします。

次のように、ウィジェットをさらに設定できます:

列の適合

ソース列は、条件のキーワードに基づくウィジェット要素に自動的に適合します。条件のキーワードは、ARIS との PPM 適合チェック用に特化した PPM 設定で定義されます。

適合チェックの設定については、『PPM conformance checking with ARIS』 (PPM 適合チェックと ARIS) を参照してください。

ウィジェット要素の名前も PPM 設定から取られます。名前は英語のみですが、手動で変更できます。

ウィジェット要素にまだ列が割り当てられていない場合のみ、適合します。

[適合チェック] ウィジェットの以下の要素が適合します。

  • プロセス数

    列は、キーワードが PNUM のプロセス指標です。

    正確に ”プロセス数” であり

    ”プロセス数” を含みます。

  • 適合率

    列は、キーワードが KI_CONFORMANCE_RATE のプロセスまたは関係の指標です。

    正確に "適合率 [%]" であり

    "適合率" を含みます。

  • 適合に関する問題のタイプ

    列は、キーワードが D_CONFORMANCE_ISSUE_TYPE の関係次元です。

    正確に "適合に関する問題のタイプ (適合に関する問題)" であり

    "適合に関する問題のタイプ" を含みます。

  • 非適合ファンクション

    列は、キーワードが D_NONCONFORMING_FUNCTION の関係次元です

    正確に "非適合ファンクション (適合に関する問題)" であり

    "非適合ファンクション" を含みます。

  • 先行ファンクション

    列は、キーワードが D_PRECEDING_FUNCTION の関係次元です。

    正確に "先行ファンクション (適合に関する問題)" であり

    "先行ファンクション" を含みます。

ウィジェット要素に適合するソース列がない場合は、そのウィジェット要素には何も割り当てられません。手動で使用する列を割り当てる必要があります。

設定

[適合チェック] ウィジェットは、[プロセス数]、[適合率]、[適合に関する問題のタイプ]、[非適合ファンクション]、[先行ファンクション] の要素に割り当てられた列が必要です。

[プロセス数]、[適合率]、[追加指標] の要素には [表示名] と [形式] を指定できます。[追加指標] の場合、さらに [集約] を指定できます。[数値として丸める] オプションを有効にすると、値が指定された形式で丸められます。そうでない場合、数値は切り捨てられます。

オプション一覧

フィールド

説明

プロセス数

各追加指標と、さらに適合に関する問題のタイプごとにの適合プロセスと非適合プロセスの数が表示されます。

数値列のみ許可します。

値は、ウィジェットの概要と問題の領域に表示されます。

要素が必要です。

適合率

プロセス インスタンスの適合率が表示されます。適合率は、適合プロセス (適合率 = 100%) と非適合プロセス (適合率 = 0%) の間を識別します。

数値列のみ許可します。

要素が必要です。

適合に関する問題のタイプ

適合に関する問題のタイプが表示されます。

テキスト列のみ許可します。

値は、ウィジェットの問題領域に非適合ファンクションとともに表示されます。さらに、問題のタイプが [は後ろに続くことはできません] 場合は、先行ファンクションが表示されます。

要素が必要です。

非適合ファンクション

問題のタイプの原因となる非適合ファンクションが表示されます。

テキスト列のみ許可します。

値は、ウィジェットの問題領域に問題のタイプとともに表示されます。

要素が必要です。

先行ファンクション

問題のタイプが [は後ろに続くことはできません] の場合に、先行ファンクションが表示されます。その他の場合、この要素の値は表示されません。

テキスト列のみ許可します。

値は、ウィジェットの問題領域に問題のタイプとともに表示されます。

要素が必要です。

追加指標

適合プロセス インスタンスと非適合プロセス インスタンスに関する指標の差異の表示に使用できる 2 つの追加指標が表示されます。

プロセス指標を含む数値列/行のみが許可されます。

値は、概要と問題領域に表示されます。

要素は任意です。

デフォルトでは、可能な場合、最初のフィールドに PDLZ 指標がプリセットされます。異なる集約で使用する同じ指標を 2 回追加することもできます。しかし、その場合、2 つのフィールドの表示名を別々にする必要があります。

詳細オプション

フィールド

説明

Display name (表示名)

ウィジェットに表示される新しい列名です。指標やデータ ポイント、ツール ヒントなどに使用されます。

デフォルトでは、データ ソース列の名前が使用されます。

集約

指標値の計算方法を指定します。数値列に使用できます。プリセット集約タイプは、PPM の設定によって変わります。

コンテキストベースのウィジェットによって提供される集約タイプの数は、コンテキストベース以外のウィジェットとは異なる場合があります。

形式

列の値の出力形式です。データ ポイントやツール ヒントなどに使用されます。日付型と数値型の列で使用できます。

数値として丸める

グラフに丸めた指標値を表示します。数値列に使用できます。デフォルトで有効にされています。