プロセス ステップ ライブラリ (PSL) アイテムの使用方法

PSL は、SAP® ソリューション マネージャ 7.2 で導入されたいくつかのライブラリの 1 つです。

プロセス ステップ ライブラリ

PSL にはプロセス ステップ オリジナル (PSL アイテム)、添付文書、テスト ケース、などが含まれます。ブランチで使用される各業務ステップ プロセスは、PSL アイテムを参照する必要があります。複数の業務プロセス ステップが同じ PSL アイテムを参照できます。ARIS では PSL が各ブランチの [プロセス ステップ ライブラリ] データベース グループにダウンロードされます。各プロセス ステップと、対応するプロセス ステップ オリジナルに対する関係が作成されます。

業務プロセスでのプロセス ステップ オリジナルの再使用

基本プロセス ステップは、プロセス ステップ オリジナルとして定義できます。 プロセス ステップ オリジナルには、個別名と説明、割り当てられた実行可能プログラム、関連ロール、固有文書があります。 これらのプロセス ステップ オリジナルを他のプロセスでバリアントとして再利用できます。このため、ARIS Architect で新しい業務プロセス ステップを作成して、新しい業務プロセス ステップのベースとなるプロセス ステップ オリジナルを選択します。ベスト プラクティスは、標準化されたプロセス フレームワークを PSL を構成するために使用することです。

PSL オブジェクトの再使用

プロセス A では、プロセス ステップ オリジナルを定義どおりに使用します。PSL のプロセス ステップ オリジナルを業務プロセス ステップにマッピングします。プロセス B では、業務プロセス ステップがわずかに異なります。たとえば、ロールと文書を追加する必要があります。そのため、業務プロセス ステップで新しいロールを追加し、説明を変更して、新しい文書を追加します。依然として同じプロセス ステップ オリジナルがベースですが、異なるロールと文書が割り当てられ、個別の説明があります。業務プロセス ステップを選択すると、プロセス ステップ オリジナルのプロパティと、業務プロセス ステップのプロパティがともに表示されます。

プロセス ステップのプロパティ

ソリューション マネージャ 7.1 では、複数の実行可能ファイルを 1 つのプロセス ステップに接続できました。ソリューション マネージャ 7.2 の SAP ベスト プラクティスでは、PSL ステップと実行可能プログラムの間で、1 対 1 の接続線を使用することが推奨されます。