オブジェクト タイプ

オブジェクト タイプは、使用できる属性、モデルに含めることができるオブジェクト シンボルと、それらのオブジェクトとほかのオブジェクトの関係を定義する、モデル オブジェクト用テンプレートです。各テナント用にオブジェクト タイプのセットを定義すると、すべてのアイテムの表示形式を企業のコーポレート デザインに準拠させることができます (詳細を確認しますか?)。

オブジェクトは、情報のコンテナーです。その情報内容は属性によって追加されるため、オブジェクトは、所定の状況、アクティビティ、ステータスなどを表現します。たとえば、作業ステップや企業の組織ユニットなどを表現します。モデル内でリンクされるオカレンスは、企業の現実が反映されます。

オブジェクトは定義オカレンスで構成され、オブジェクト タイプから派生します。

「ARIS Enterprise 管理」ライセンス権限と「設定管理者」利用権限があれば、オブジェクト タイプの名前を変更したり、使用しなくなったユーザー定義タイプを削除したりできます。 付属の ARIS メソッド アイテムでは扱われない特別なモデリング要件がある場合、必要に応じて、既存のオブジェクト タイプを変更できます。

オブジェクト タイプを管理するには、アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

[タイプ] 列に示されるアイテムを以下のように変更できます:

  • 変更されていないオリジナル (デフォルト)

  • オリジナルに基づいて変更されたアイテム (派生)

  • 権限のあるユーザーが変更したアイテム (カスタマイズ済み)

  • デフォルト ARIS メソッドに追加されたアイテム (ユーザー定義)

  • [デフォルト (設定不可能)] タイプのアイテムは変更できません。

以前の ARIS バージョンからユーザー定義またはカスタマイズ済みのメソッド アイテムを引き続き使用するには、すべてのユーザー定義とカスタマイズ済みのアイテムを含む以前のフィルターをインポートする必要があります。フィルターがインポートされると、これらのアイテムは作成され、表示可能になります。フィルターをインポートしてから、現在のテナントで以前のバージョンのデータベースを復元する必要があります。

[オブジェクト タイプ] ページで、そのテナントの ARIS メソッドに含まれるすべてのオブジェクト タイプがわかります。

次の操作を行うことができます。

オブジェクト タイプの変更

付属の ARIS メソッド アイテムでは扱われない特別なモデリング要件がある場合、必要に応じて、既存のオブジェクト タイプを変更できます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 変更するエントリをクリックします。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。 一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。

    すべての属性が、ログオンした言語で表示されます。

  3. そのテナントで使用するすべての設定言語を選択します。

    設定言語を使用して、このテナントの [設定] セクションで管理されるすべてのアイテム (メソッド アイテムフィルターテンプレートフォント内容タイプ セット評価スクリプトなど) の名前と説明を指定します。

    設定管理者は、テナントで使用できる設定言語のセットを作成します。

  4. [名前] や [説明] などの属性値を入力します。[元の名前]、[API 名]、[GUID] など、システムによって設定される特定の属性は編集できません。

    警告

    各言語にすべての値を入力する必要があります。ある言語の名前と説明を入力しない場合、その言語を使用してログオンするユーザーは、フィルター名が [(名称未設定)] と表示されるため、そのフィルターを見つけることができません。

  5. このタイプのオブジェクトに使用する、必要な属性を割り当てます

    1. [属性] をクリックして、このオブジェクト タイプで使用する属性タイプを選択します。オブジェクト タイプを作成しただけで、属性をまだ割り当てていない場合は、[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済み属性が表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

    2. [すべて表示] ビューを選択します。

    3. 必要な属性を割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

      属性を素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。設定した属性を探す場合は、「ユーザー定義」キーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

    4. 割り当て [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択した属性の一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

    5. 割り当てをクリックします。選択した属性をオブジェクト タイプから削除するには、割り当ての削除 [削除] をクリックします。

  6. ユーザーが、このタイプのオブジェクト タイプに割り当てることができるモデル タイプを選択します

    1. [割り当て] をクリックして、このタイプのオブジェクトにオブジェクトの割り当てとして提供するモデル タイプを選択します。オブジェクト タイプを作成しただけで、モデル タイプをまだ割り当てていない場合は、[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済みモデル タイプが表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

    2. [すべて表示] ビューを選択します。

    3. 必要なモデルを割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

      モデル タイプを素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。設定したモデル タイプを探す場合は、「ユーザー定義」 、「派生」、または「カスタマイズ済み」のキーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

    4. 割り当て [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択したモデルの一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

    5. ユーザーがオブジェクトに、そのタイプのモデルを 1 つのみ割り当てできるのか、複数を割り当てできるのかを決定します。

      1. 選択したアイテム 編集可能なモデル タイプを選択し、設定 [その他] をクリックします。

      2. 必要に応じて、[[一意] を有効化] または [[一意] を無効化] をクリックします。

    6. モデルが割り当てられたオブジェクトのオカレンスが、割り当てられたモデルに挿入されるか、挿入されずに割り当てられたモデルが空になるのかを決定します

      1. 選択したアイテム 編集可能なモデル タイプを選択し、設定 [その他] をクリックします。

      2. 必要に応じて、[[オブジェクトの挿入] を有効化] または [[オブジェクトの挿入] を無効化] をクリックします。

    7. 割り当てをクリックします。選択したモデルをオブジェクト タイプから削除するには、割り当ての削除 [削除] をクリックします。

    8. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

  7. [接続線] をクリックして、モデル オブジェクトの間で使用できる接続線を確認します。接続線のセットは変更できません。

    ユーザーが、オブジェクト シンボル、または特定のタイプのオブジェクトを接続するために使用できる接続線タイプを変更する場合は、関連するモデル タイプでの接続線タイプのセットを変更する必要があります。

  8. [適用] をクリックします。

  9. オブジェクト タイプを、ユーザーがログオンで使用するメソッド フィルターに追加します。

モデル タイプが変更され、このオブジェクト タイプを含むメソッド フィルターでログオンした、そのテナントのすべてのユーザーが使用できるようになります。

モデル オブジェクトに別のシンボルを使用する場合は、まず、オブジェクト シンボルを派生させてから、シンボル グラフィックを変更します。

オブジェクト タイプでほかの属性を使用する

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 変更するエントリをクリックします。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。 一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。

  3. [属性] をクリックして、このオブジェクト タイプで使用する属性タイプを選択します。オブジェクト タイプを作成しただけで、属性をまだ割り当てていない場合は、[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済み属性が表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

  4. [すべて表示] ビューを選択します。

  5. 必要な属性を割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

    属性を素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。設定した属性を探す場合は、「ユーザー定義」キーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

  6. 割り当て [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択した属性の一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

  7. 割り当てをクリックします。選択した属性をオブジェクト タイプから削除するには、割り当ての削除 [削除] をクリックします。

  8. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

すべての選択されている属性タイプが、このタイプのオブジェクトで使用できます。

ほかのモデルをオブジェクト タイプに割り当てる

オブジェクトに割り当てることができるモデルのセットを変更する場合は、以下の手順に従います。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 変更するエントリをクリックします。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。 一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。

  3. [割り当て] をクリックして、このタイプのオブジェクトにオブジェクトの割り当てとして提供するモデル タイプを選択します。オブジェクト タイプを作成しただけで、モデル タイプをまだ割り当てていない場合は、[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済みモデル タイプが表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

  4. [すべて表示] ビューを選択します。

  5. 必要なモデルを割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

    モデル タイプを素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。設定したモデル タイプを探す場合は、「ユーザー定義」 、「派生」、または「カスタマイズ済み」のキーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

  6. 割り当て [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択したモデルの一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

  7. ユーザーがオブジェクトに、そのタイプのモデルを 1 つのみ割り当てできるのか、複数を割り当てできるのかを決定します。

    1. 選択したアイテム 編集可能なモデル タイプを選択し、設定 [その他] をクリックします。

    2. 必要に応じて、[[一意] を有効化] または [[一意] を無効化] をクリックします。

  8. モデルが割り当てられたオブジェクトのオカレンスが、割り当てられたモデルに挿入されるか、挿入されずに割り当てられたモデルが空になるのかを決定します

    1. 選択したアイテム 編集可能なモデル タイプを選択し、設定 [その他] をクリックします。

    2. 必要に応じて、[[オブジェクトの挿入] を有効化] または [[オブジェクトの挿入] を無効化] をクリックします。

  9. 割り当てをクリックします。選択したモデルをオブジェクト タイプから削除するには、割り当ての削除 [削除] をクリックします。

  10. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

すべての選択されているモデルが、このタイプのオブジェクトに割り当てることができます。

オブジェクトの割り当てについて [オブジェクトの挿入] 設定を変更する

モデルが割り当てられたオブジェクトのオカレンスが、割り当てられたモデルに挿入されるか、挿入されずに割り当てられたモデルが最初は空になるのかを決定できます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 変更するエントリをクリックします。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。 一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。

  3. [割り当て] をクリックして、設定を変更するモデル タイプを選択します。

  4. 選択したアイテム 編集可能なモデル タイプを選択し、設定 [その他] をクリックします。

  5. 必要に応じて、[[オブジェクトの挿入] を有効化] または [[オブジェクトの挿入] を無効化] をクリックします。

  6. [適用] をクリックします。

設定が変更されます。

オブジェクトの割り当てについて [一意] 設定を変更する

ユーザーがオブジェクトに、あるタイプのモデルを 1 つのみ割り当てできるのか、複数を割り当てできるのかを決定します。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 変更するエントリをクリックします。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。 一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。

  3. 変更するエントリをクリックします。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。 一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。

  4. [割り当て] をクリックして、設定を変更するモデル タイプを選択します。

  5. 選択したアイテム 編集可能なモデル タイプを選択し、設定 [その他] をクリックします。

  6. 必要に応じて、[[一意] を有効化] または [[一意] を無効化] をクリックします。

  7. [適用] をクリックします。

設定が変更されます。

オブジェクト タイプの名前の変更

現在の言語のオブジェクト タイプの名前を変更することも、複数言語で名前と説明を変更することもできます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 選択したアイテム 変更する名前を選択します。[デフォルト (設定不可能)] タイプのエントリは変更できません。

  3. 名前の変更[名前の変更] をクリックして現在の言語の名前を変更します。複数の言語の名前と説明を変更するには、編集[編集] をクリックして言語を選択してから、必要に応じて各言語の現在の名前と説明を上書きします。

名前と説明が変更されます。デフォルト ARIS メソッド アイテムは元の名前が常に残るため、変更内容を簡単にデフォルト状態にリセットできます。

オブジェクト タイプの名前のリセット

現在の言語のユーザー定義およびカスタマイズ済みのオブジェクト タイプの名前をリセットできます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. 選択したアイテム リセットする名前を選択します。

  3. 名前の変更 [名前の変更] をクリックします。 現在の名前が表示されます。

  4. [リセット] をクリックします。現在の言語の元の名前が使用されます。

  5. [保存] をクリックします。

現在の言語の名前が変更されます。

オブジェクト タイプのリセット

テナントの、1 つまたは複数のカスタマイズされたオブジェクト タイプを、標準 ARIS メソッドの元のオブジェクト タイプに置き換えることができます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、[表記規則]、[オブジェクト タイプ] の順にクリックします。

  2. キーワードとして「カスタマイズ済み」を入力して フィルター フィルターを適用し、復元可能なすべてのカスタマイズ済みタイプを検索します。

  3. 選択したアイテム デフォルト状態にリセットするアイテムを選択します。

  4. アイテムのリセット [リセット] をクリックします。

    警告

    すべての選択したカスタマイズ済みメソッド アイテムが削除され、デフォルト ARIS メソッド アイテムに置き換えられます。 作業を進める前に、エクスポートしたメソッド フィルターにカスタマイズされたメソッド アイテムが含まれることを確認します。そうすれば、フィルターを再びインポートしてカスタマイズされたメソッド アイテムを確実に復元できます。

  5. [リセット] をクリックしてアクションを確定します。

すべての選択したアイテムがデフォルト状態にリセットされます。