書式設定された定義の転送

構造要素転送するときに、構造要素、インターフェイス、文書、図の書式設定済みの説明テキストを自動的に転送できます。

SAP システムで、以下の要素には属性説明があります。

  • [業務プロセス] データベース グループ構造内のシナリオ、プロセス、プロセス ステップや、[プロセス ステップ ライブラリ] データベース グループ内のプロセスステップなどの、構造要素。[フォルダー] 構造要素には属性説明はありません。

  • 文書

  • [インターフェイス ライブラリ] データ グループに含まれるプロセス インターフェイス。

必要条件

手順

  1. ARIS Architect で、[ARIS] から エクスプローラー [エクスプローラー] をクリックします。

  2. 必要な SAP コンテンツを管理するデータベースにログオンします

  3. SAP® 同期を開始します。.[同期ウィザード] が開きます。

  4. [オプションの選択] ウィザード ページで、[データを ARIS へ転送する] オプションまたは [データを SAP® ソリューション マネージャへ転送する] オプションをオンにします。

  5. [構造要素の転送] ウィザード ページに移動します。

  6. [名前を転送する] チェック ボックスと [書式設定済みの説明を転送] チェック ボックスをオンにします。

  7. 必要に応じて、追加の設定を指定して [完了] をクリックします。

同期が開始されます。構造要素、インターフェイス、文書、図の説明が、書式設定済みのテキストとして表示されます。

データを ARIS へ転送すると、説明が [説明/定義] (AT_DESC) ARIS 属性に転送されます。 説明が SAP システムで書式設定される場合、ARIS で同じ書式設定が使用されます。

SAP システムでは、属性説明テキストは以下の書式設定にできます。

  • プレーン テキスト

  • 太字

  • 斜体

  • インデントの増減

  • 番号付け

  • 箇条書き

  • 下線

  • 見出し 1 から見出し 3 (H1、H2、H3)

SAP システムから ARIS に書式設定された属性を転送すると、ARIS で同じ書式設定が使用されます。プレーン テキストはフォント サイズ 10 にマッピングされます。見出しは ARIS の別 のフォント サイズに合わせられます。

  • H1 はフォント サイズ 24 にマッピングされます。

  • H2 はフォント サイズ 18 にマッピングされます。

  • H3 はフォント サイズ 14 にマッピングされます。

データを SAP® ソリューション マネージャへ転送し、ARIS の説明が SAP がサポートしない形式で書式設定されている場合は、サポートされる形式のみ SAP システムで使用されます。これにより、混乱が発生することがあり、ARIS で大きいフォント サイズでプレーン テキストを使用する場合、SAP システムではテキストが H1 から H3 で表示されます

ARIS では、属性説明テキストを、SAP がサポートしない形式で書式設定できます (取り消し線、フォントの色、文字 (フォント) など)。サポートされない書式設定は、プレーンテキストとして転送されます。以下の書式設定は転送できます。

  • 太字

  • 斜体

  • 下線

  • 番号付け

  • 箇条書き

  • インデントの増減

  • インデントのある段落

  • 文字 (サイズ)

ARIS から SAP システムに書式設定された属性を転送すると、同じ書式設定が使用されます。H1 から H3 に一致するように文字 (サイズ) が使用されます。

  • フォント サイズ 24 以上は H1 にマッピングされます。

  • フォント サイズ 18 から 23 は H2 にマッピングされます。

  • フォント サイズ 14 から 17 は H3 にマッピングされます。

  • フォント サイズが 14 よりも小さい場合は、SAP システムでプレーン テキストが使用されます。