多数のインスタンスが プロセス管理と Process Governance の実行時間と開始時間に悪影響を及ぼす可能性を回避するために、完了したプロセス インスタンスを定期的に保管します。 インスタンスをアーカイブすると、次のようなメリットがあります。
Process Governance の起動が高速化されます。
プロセス実行時間が短縮されます。
プロセス インスタンスの概要が改善されます。
保管できるのは、ステータスが [完了] のインスタンスのみです。
保管中に、該当するインスタンスのデータは Process Governance データベースから ARIS 文書格納の保管エントリに移動します。各テナントにそれぞれ保管があります。シミュレーション、繰り返し、代理の情報は保管されません。毎夜特定の時間などにプロセス インスタンスを自動的に保管するには、ARIS Script でレポートを書き、スケジュールを設定します。これは ARIS Architect で行われます。
警告
データの不一致とデータ損失の可能性を回避するために、手動であれ、スケジュールされた場合であれ、以下のアクティビティを同時に実行してはいけません。
- Process Governance プロセス インスタンス、プロセス バージョンまたはプロセスの削除
- Process Governanceプロセス インスタンスの保管
- テナントのバックアップ/復元 (Process Governance または ARIS 文書格納のデータを含む)
必要条件
「Process Governance 管理者」利用権限を持っていること。
インスタンスのステータスが [完了] であること。
手順
プロセス管理を 。
[アプリケーション起動ツール] の
[管理] をクリックします。[ARIS 管理] を開きます。
[プロセス管理] をクリックします。
[インスタンス] をクリックします。プロセス インスタンスの一覧が表示されます。
[フィルターの表示/非表示] をクリックします。フィルター条件が表示されます。
[完了] ステータスを有効にします ()。
[フィルターの適用] をクリックします。 完了したプロセス インスタンスの一覧が表示されます。
保管するインスタンスを有効にします ()。1 つの手順で最大 100 インスタンスを保管できます。
[選択したインスタンスの保管] をクリックします。(この機能は、1 つ以上のインスタンスが有効な場合のみ使用できます。)
インスタンスが [インスタンス] 一覧から削除され、[保管されたインスタンス] 一覧に表示されます。
インスタンスを保管から [インスタンス] 一覧に戻すには、[保管されたインスタンス] 一覧を開き、目的のテーブル行の上にマウス ポインターを移動し、 [保管済みのインスタンスの解凍] をクリックします。
保管済みインスタンスを永久的に削除するには、[保管されたインスタンス] 一覧を開き、目的のテーブル行の上にマウス ポインターを移動し、 [削除] をクリックします。
保管、解凍、削除を中止するには、進捗ダイアログ ボックスの [中止] をクリックします。あるいは、[アーカイブの履歴] の中止機能を使用してもかまいません。完了済みの操作は元に戻りませんの注意してください。例: 10 個のインスタンスを保管する操作が実行中です。3 個のインスタンスが保管されたあとに操作を中止します。保管されずに残るのは 7 つのインスタンスのみです。
操作を再開するには、[アーカイブの履歴] を開き、それまでに中止した保管実行の行で [再開] をクリックします。これは、バックアップ中などに操作が自動的に中止された場合に役立ちます。
操作は完了しました。
また、プロセス バージョンのすべての完了したインスタンスを保管することもできます。そのためには、[プロセス] の下にある目的のプロセス バージョンをクリックしてから、 [すべての完了したインスタンスのアーカイブ] をクリックします。
アーカイブ機能は、合計実行時間とバックアップのサイズに影響を与える場合があります。