ARIS には、情報システムの次のビューが含まれます。
データ ビュー
ファンクション ビュー
組織ビュー
製品/サービス ビュー
プロセス ビュー
これらのビューは、それぞれ [要件定義]、[仕様設計]、および [実装] という 3 つの説明レベルに分かれます。 説明レベルは、情報システムのライフ サイクル、および情報技術との関連性に基づきます。
仕様設計と実装のレベルでは、基本的にソフトウェア システムを記述します。 これらのレベルの概念と用語には密接な相互関係があり、その「変換」に問題はありません。
しかし、要件定義レベルと仕様設計レベルの間の変換は違います。 仕様設計を作成するときは、ビジネス管理ビューを標準ソフトウェアに適合する必要があります。 そのためには、ビジネス管理のノウハウとデータ処理の知識が必要です (A. W. シェアー著 :『ARIS - ビジネスプロセスフレームワーク』1998 年、第 3 版、p. 7 参照)。
このとき、IT 都市計画の情報システム ビュー (IS ビュー) をレベル間の媒介として使用できます。 ARIS では、IS ビュー内のオブジェクト タイプをファンクションとアプリケーション システムの間のレベルに配置することで、ファンクション ビューが拡張されます。 ファンクションと同様に、IS 要素は、ARIS ハウスのビューのさまざまな構造に関連しています。 これらの拡張は、主にプロセス ビューとデータ ビューに関連します。 以下では、IS ビューという用語は、IS 要素間の関係、またはほかの ARIS ビューのコンテキストに示される IS 要素を詳細に記述する、ARIS ハウスのファンクション ビューとプロセス ビューのモデル タイプを指します。
アプリケーション システム タイプ、IT ファンクション タイプ、およびソケットは、IT (情報関連技術) ビューの要素として考えます。 IS ビューと同様に、IT ビューには、アプリケーション システム タイプ、IT ファンクション タイプ、および新しい [ソケット] オブジェクト タイプの間の関係を記述する、またはこれらの要素の詳細を記述するために使用されるモデル タイプがすべて含まれます。