バージョン 10.1 から ARIS PPM でプロセス バリアント機能を使用できます。プロセス バリアント機能を使用して、異常なプロセスを特定および分析するために最も代表的なプロセス バリアントの概要を得ることができます (重要な異常値の検出など)。
ARIS PPM のバリアント機能の使用方法の詳細については、『ARIS PPM Process Analysis Quick Start Guide』(ARIS PPM プロセス分析クイック スタート ガイド) を参照してください。
[プロセス バリアント] ウィジェットは、ダッシュボード エディターの必要条件とユース ケースに合わせて ARIS PPM プロセス バリアント機能を調整します。
[プロセス バリアント] ウィジェットには、バリアントの設定済み指標を示す横棒グラフがあります。グラフィック表示に加えて、横棒に指標値が表示されます。
横棒グラフの左側に、[バリアント次元] フィールドに割り当てられている列の値が表示されます。ほとんどの場合、それらはバリアントの名前です。
右側には、オプションの指標値が表示されます。値のある列の表示は、必要に応じて指定できます。詳細は、「データ ソースの割り当て」を参照してください。
横棒の上にマウス ポインターを移動すると、そのバリアントに関するすべての情報がツールヒントに表示されます。
軸目盛
ウィジェットのプロパティ ダイアログ ボックスで軸目盛を選択できます。
[Linear axis scaling] (線形軸目盛) - X 軸値の目盛は、0 から最高値 (横棒が完全に塗りつぶされる) まで線形で刻まれます。
[Logarithmic axis scaling] (対数軸目盛) - X 軸値の目盛は対数で刻まれます。
バリアント名
バリアントの名前は、選択されているバリアント次元レベルに依存します。バリアントには 2 つの次元レベル (混合バリアント (おおまかな項目単位) と詳細バリアント (詳細な項目単位)) があります。
v0(n/a) バリアントには、バリアントに割り当てられていないすべてのプロセス インスタンスが含まれます。
例
おおまかな項目単位を持つ混合バリアント: v1、v2、v3、...
詳細な項目単位を持つ詳細バリアント: v1-1、v1-2、v1-3、....、v2-1、v2-2、v2-3...、v3-1、v3-2、v3-3、....
改ページとナビゲーション
バリアント数とグラフ ウィジェットで使用できるスペースによっては、バリアントが複数のページにわたって表示されます。現在のページと合計ページ数がページの中央に表示されます (例: 1 / 5 ページ)。ページを参照するのに、[<<]、[<]、[>]、[>>] のリンクを使用できます。[<<] と [>>] のリンクを使用すると、それぞれ最初のページと最後のページに移動できます。[<] と [>] のリンクを使用すると、それぞれ 1 ページ前と 1 ページ後に移動できます。リンクをクリックすると、新しいページのバリアントがただちにロードされます。前のページの選択内容はリセットされずそのままです。
ウィジェットのデータが更新されると、ページも自動的に更新されます。
[プロセス バリアント] ウィジェットの例