[Data object] 要素

タスクやイベントなどの [Data object] タイプのオブジェクトからフロー要素のオカレンスへの接続線は、フロー要素へアクセスできる場合のみ推奨します。

ARIS では、プールの境界の外部にこのような接続線を描画できます (BPMN 2.0 仕様では許可されません)。 そのため、このようなデータ オブジェクトはアクセス不可能なフロー要素にアクセスできます。

この場合、BPMN 図を BPMN ファイルにエクスポートする前に実行される意味論分析により、エラーが出力されます。 エクスポートする BPMN 図の妥当性確認を個別に行ってからエクスポートできます。

[dataObject] 要素は、BPMN ファイルで [Data object] タイプの各オブジェクトに生成されます。

データ オブジェクト

データ構造の説明が、[itemDefinition] 要素に追加されます。 同じ ARIS データ オブジェクトに生成される [dataObject] タイプのすべての要素の構造は同じです。 これらはすべて同じ [itemDefinition] 要素を参照します。 この要素の ID は、「ITEM_」という文字列と ARIS データ オブジェクトの GUID で構成されます。

[dataObject] 要素のコンテナーおよび関連する [dataObjectReference] 要素は、異なるコンテナーに含めることができます。 プロセス コンテキストでは、[dataObject] 要素は最上位コンテナーに生成されます。 [dataobject] 要素の ID は、「dataobject」という文字列、オブジェクトのコンテナーの GUID、データ オブジェクトの GUID で構成されます。

[dataObjectReference] 要素は具体的なオブジェクト オカレンスを表し、BPMN 図のコンテナーに対応する要素に生成されます。 ID は、「FLOWNODE_」という文字列とデータ オブジェクトのオカレンスの GUID で構成されます。 各 [dataobjectReference] 要素は、同じプロセスまたはサブプロセス コンテキストの関連する [dataObject] 要素を参照します。