ファンクションとデータの接続

アプリケーション システム間でどのデータが交換されるかを示すために、情報フロー オブジェクトをファンクション ビューのアプリケーション システム オブジェクト間で作成することができます。仕様設計レベルのアプリケーション システム オブジェクトとは対照的に、これらのアプリケーション システム オブジェクトはアプリケーション システム タイプではなく、具体例 (個別のライセンス) です。これは、アプリケーション システム、モジュール、およびプログラム モジュール タイプを、データ フローの接続線によって連結できることを意味します。[販売システム SD バージョン 2.1] モジュール タイプが [材料管理システム MM バージョン 1.2] モジュール タイプとデータを交換できると仕様設計レベルで定義されている場合、実装レベルでは、インストールされている特定の [SD ライセンス 1234] が [MM ライセンス 2352] モジュールおよび [MM ライセンス 34234] モジュールとデータを交換することが表されます。両方の MM モジュールは、[材料管理システム MM バージョン 1.2] モジュール タイプです。次の図に、これを示します。

データ フロー

システム間で詳細に変換されるデータ オブジェクトを指定するために、データ ビューの対応するモデル タイプは情報フロー オブジェクトにアサインされます。

アプリケーション システム間のデータ フローだけでなく、各アプリケーション システムの入出力データも指定できます。アクセス図 (物理的) に関係を表現する場合は 2 つあります。1 つ目の場合は、データ オブジェクトが、実装レベルのデータ ビューに配置される、テーブル図 (テーブル、フィールド、ビュー (物理的)) のオブジェクトである場合です。これらのデータ オブジェクトは、入出力の関係を使用して仕様設計レベルまたは実装レベルのアプリケーション システム オブジェクトに接続できます。2 つ目の場合は、アプリケーション システム オブジェクトが、データ ビューのオブジェクトに接続される実装レベルの、具体的なアプリケーション システムまたはモジュールである場合です。

つまり、次の一般的なルールを定義できます。

入出力の関係に関係するオブジェクト タイプのいずれかが、関連するビューの実装レベルから派生している場合、プロセス ビューの関係も実装レベル (アクセス図 (物理的)) で表現されます。

次の図に例を示します。

入出力の関係