意味論分析のエラー、警告、メモ

ARIS Architect で意味論分析ルールを定義する際には、ルールが守られない場合にエラー、警告、メモのどれを出すのかを指定します。確認の目的に応じて、ルール違反の重要性は異なります。ルールでモデル構造を確認する場合は、属性の欠如は警告として出してもいいでしょう。ただし、その属性が別のシステムでさらに処理される予定があれば、エラーとして設定する必要があります。ルール違反の重要性は目的に左右されるため、以下の説明は例として考えてください。

エラー

モデル作成の原則が守られない場合は、意味論分析を定義する際にルール違反はエラーに分類されます。[BPMN Collaboration Diagram] タイプのモデルについては、開始イベントまたは終了イベントのいずれかがない場合に、このルール違反に該当するでしょう。

警告

モデルは適切に作成されたが、特定のオブジェクトの属性が設定されていない場合は、警告を出してもいいでしょう。

メモ

モデルの [名前] 属性をモデル上に必ず配置しなければならないと定義した場合などは、メモが適切です。しかし、属性が配置されない場合でも、そのモデルは適切です。そのため、モデル作成者にルール違反について通知されるだけにとどまります。