データベースに含まれるモデルとオブジェクトのすべての情報モデルはグループで分類されています。権限のあるユーザーのみが、作業に必要なデータベース内容にアクセスできます。彼らに表示される内容とできるアクションは、[ユーザー管理] で付与された権限と、利用権限の保有者が各データベースに定義できる権限によって変わります。
「ARIS Enterprise 管理」ライセンス権限と「データベース管理者」利用権限があれば、テナントで使用できるすべてデータベースを管理できます。 各データベースのすべてのデフォルト設定の概要と、 [アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
表示されたデータベースに、ユーザーは複数のモデル バージョンを作成できます。バージョン管理可能なデータベースは、必要なメモリー量が増加するので注意してください。大き過ぎるデータベースは、パフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。
次の操作を行うことができます。
概要テーブルで ユーザーがログオンすると、自動的に [デフォルト] がデータベースに使用されます。
データベースごとに、権限のあるユーザーがログオンすると自動的に使用されるメソッド フィルターを選択できます。 フィルターは、ユーザーに関連する情報とメソッドだけを提供します。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
メソッド フィルターを変更するには、[デフォルト フィルター] 列でデータベースで現在使用されているフィルターをクリックします。
[<無効なフィルター>] が表示される場合は、データベースがテナントに復元済みであるが、関係するデフォルトのメソッド フィルターがその時点で使用できないことを意味します。その場合は、メソッド フィルターをまずインポートしてから、それをデフォルト フィルターとして割り当てます。
フィルターを選択し、[保存] をクリックします。
メソッド フィルターは、権限のあるユーザーとユーザー グループに自動的に割り当てられます。
ユーザーがどの言語が選択してもテキストを読むことができるように、デフォルト データベース言語を選びます。 データベースのデフォルト言語は、現在の言語で入力されなかったテキストを表示するのに使用されます。 たとえば、名前が現在の言語で入力されていないと、[<名称未設定>] と表示されてしまい、作業が困難になります。ユーザーがデフォルト言語ですべての言語依存テキスト属性を入力すれば、1 つの言語に統一されていなくても、すべての書き込まれたテキストが、読むことが可能な状態で表示されます。
デフォルト言語を変更するには、以下のように作業を進めます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
言語を変更するために [デフォルト言語] 列で、データベースで現在使用されている言語をクリックします。
すべての属性値が指定されている言語を選択して、[保存] をクリックします。
選択した言語が代替データベース言語として使用されます。アイテムが [<名称未設定>] と表示されないようにするには、選択した言語ですべての言語依存属性値を入力する必要があります。T
データベース用に作成するフォントが、モデル内のデータベース内容の表示を定義します。フォントは、そのフォントを作成したデータベースでのみで使用できます。これにより、会社用に個別にモデルをデザインし、定義済みの表記規則以外のものを使用できます。 フォントはテンプレートと密接に関連します。
各データベースに関して、ユーザーがモデルにテンプレートを割り当てていない場合に自動的に使用されるフォントを選択できます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
フォントを変更するには、[標準フォント] 列でデータベースで現在使用されているフォントをクリックします。
使用するフォントを選択して、[保存] をクリックします。
テンプレートが割り当てられていない場合、モデルの内容の表示にはこのフォントが自動的に使用されます。
各データベースに関して、デフォルト パレットを適用できます。データベースのすべてのモデル オブジェクトを異なるスタイルで表示するデフォルト パレットを変更できます。 [ARIS デフォルト パレット] には、最新のシンボルが含まれます。 [ARIS デフォルト パレット (クラシック)] には、ARIS 7.2 メソッドで使用されたすべてのオブジェクト シンボルが含まれています。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
パレットを変更するには、[デフォルト パレット] 列でデータベースで現在使用されているパレットをクリックします。
パレットを選択し、[保存] をクリックします。
パレットがデフォルト パレットとして割り当てられます。すべてのオブジェクトが、選択したパレットのシンボルでデータベースに表示されます。
クラシックから現在のシンボル パレットに切り替えた場合は、すべてのモデル オブジェクトが拡大されます。そのため、ARIS Architect ではモデルのレイアウトの調整が必要になる場合があります (詳細は、ARIS Architect オンライン ヘルプをご覧ください)。
データベースをテナントを追加して、権限のあるユーザーが使用できるようにできます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
[データベースの作成] をクリックします。
データベース名を入力します。 数字、スペース、文字、- _ .( ) の特殊文字を入力できます。特殊文字を使用すると、コマンドライン ツールでデータベースを呼び出す場合に特殊文字が正しくエスケープされないなど、問題を引き起こす可能性があるので注意してください。
ユーザーが複数のモデル バージョンを作成できるようにするには、[バージョン管理可能] を有効にします。バージョン管理可能なデータベースは、必要なメモリー量が増加するので注意してください。
[作成] をクリックします。
データベースが一覧に追加されます。必要に応じて、すべてのデータベースの プロパティを指定します。
データベースの
ARIS バージョン 7.2 以降の ARIS、ARIS Architect、またはテナント管理で作成した ADB バックアップ ファイルを使用して、データベースを復元できます。また、[データベースの復元] 機能で、データベースを複数のテナントにコピーしたり、既存のデータベースをバージョン管理可能なデータベースに変換したりできます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
データベースを選択し、
[復元] をクリックします。大きなデータベースを復元するために十分なディスク スペースがあることを確認してください。これは、『ARIS System Requirements』マニュアルに記載されているメモリ要件を超過する可能性があります。
[ファイルの選択] をクリックして、ADB バックアップ ファイルに移動してから、[開く] をクリックします。
このテナントに同名のデータベースが既に存在する場合は、違うデータベース名を入力します。そうしない場合は、データベース内容が上書きされないようにアクションが中止されます。 数字、スペース、文字、- _ .( ) の特殊文字を入力できます。特殊文字を使用すると、コマンドライン ツールでデータベースを呼び出す場合に特殊文字が正しくエスケープされないなど、問題を引き起こす可能性があるので注意してください。
バックアップ ファイルがパスワードで保護されている場合は、データベースがバックアップされた際に入力されたパスワードを指定します。
ARIS 7.2 からバックアップされたデータベースを復元する場合は、ARIS 7.2 システムの system ユーザーのパスワードを入力する必要があります。
復元したデータベースに複数のデータ バージョンを保存するかどうかを選択します。バージョン管理可能なデータベースは、必要なメモリ量が増加します。バージョン管理可能なデータベースのサイズを削減するには、[現在のデータのみを持つバージョン管理可能なデータベース、以前のバージョンなし] を選択します。これは、バックアップ ファイルから現在のデータのみをインポートしますが、バージョンはインポートしません。
[復元] をクリックします。
データベースは、このテナントで使用できます。
データベース選択すると、以下の操作を実行できます。
データベースの
データベースをコピーして、類似のプロジェクトのために使用できます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
データベースを選択し、
[コピー] をクリックします。
コピーに使用するデータベース名を入力します。 数字、スペース、文字、- _ .( ) の特殊文字を入力できます。特殊文字を使用すると、コマンドライン ツールでデータベースを呼び出す場合に特殊文字が正しくエスケープされないなど、問題を引き起こす可能性があるので注意してください。
[コピー] をクリックします。
データベースは、ソース データベースにアクセスできるテナントのすべてのユーザーが使用できます。
必要に応じて、データベース設定を変更します。
データベースの
これ以上使用しないデータベースを削除できます。削除するデータベースが ARIS で公開されていないことを確認してください。
警告
すべての含まれるデータが失われます。削除する前に、必ずデータベースのバックアップを作成します。バックアップ ファイルから、いつでもデータベースを復元できます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
データベースを選択し、
[削除] をクリックします。
アクションを確認するために、[削除] をクリックします。
データベースは、もう使用できません。
現在の言語でデータベースの
現在の言語でのデータベースの名前を変更できます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
データベースを選択し、
[名前の変更] をクリックします。
データベース名を入力します。 数字、スペース、文字、- _ .( ) の特殊文字を入力できます。特殊文字を使用すると、コマンドライン ツールでデータベースを呼び出す場合に特殊文字が正しくエスケープされないなど、問題を引き起こす可能性があるので注意してください。
[名前の変更] をクリックします。
データベースの名前が変更されます。
データベースの
データベース内のどのモデルにもオカレンスが存在しないオブジェクト定義および接続線定義を自動的に削除できます。 これは、データベースのサイズを小さくします。
安全のために、整理の前にデータベースのバックアップを作成します。その後、データはいつでも復元できます。
警告
オブジェクト ライブラリを使用している場合は、各オブジェクト定義のオカレンスが少なくとも 1 つの概要モデルにある状態でのみデータベースを整理してください。 あとで使用する目的で作成されたがまだモデルに存在していない要素があると、その要素はコンソリデーション中に削除されてしまいます。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
データベースを選択し、
[整理] をクリックします。
以下の必要な設定を有効にします。
モデルで使用されていないすべてのオブジェクトと接続線の定義を削除する
有効な場合、このオプションは使用されていないすべての定義を削除します。ユーザー定義メソッド タイプに基づいて作成された定義があり、その後、それらのメソッド タイプがテナント設定から削除されると、整理に必要な関連付けが使用できなくなります。この場合、整理はキャンセルされます。これを回避するために、不足しているアイテム タイプを自動的に置換します。 タイプの割り当てが不足しているアイテムに、ARIS メソッドで指定されているタイプが自動的に割り当てられます。
マトリクス モデルのみで使用されている接続線定義を削除する
有効な場合、このオプションはマトリクス モデルのみで使用されている接続線定義を削除します。
不足しているシンボル、モデル、または属性タイプを置換する
ユーザー定義メソッド タイプが削除されたために整理がキャンセルされた場合に、必要なオプションを有効にします。 タイプの割り当てが不足しているアイテムに、ARIS メソッドで指定されているタイプが自動的に割り当てられます。
[整理] をクリックします。
デフォルト設定を変更していない場合は、結果の概要が自動的に表示されます。整理ジョブのすべての結果が、結果の一覧に累積的に表示されます。[常に表示] を無効にすると、[整理ジョブの表示] をクリックした場合のみ結果が表示されます。
各整理の詳しい結果を確認したり、詳細をテキスト ファイルとしてダウンロードしたり、不要になった結果を概要から削除したりできます。
データベースの
重大な変更を行う前に、データベースの内容を保存します。
[アプリケーション起動ツール]、
[管理]、
[設定]、[データベース] の順にクリックします。
データベースを選択し、
[バックアップ] をクリックします。データベースの名前が、バックアップ ファイルの名前として使用されます。
複数のバージョンがある場合は、バックアップを作成するデータベース内容を選択します。
ワークスペース: データベース内容がバージョン管理されていないことを示します。これは編集可能です。
現在のバージョン: 最後にバージョン管理されたデータベース内容に対応します。このバージョンには、バージョン管理されているデータベースのすべての内容が含まれます。
変更リスト番号: データベース内容のバージョンの番号と説明です。特定の変更リストを選択できます。これにより、選択した変更リストの内容のみが含まれるため、バックアップ ファイルのサイズが小さくなります。
権限のないユーザーがデータベースを復元して、内容に完全にアクセスできないように、[バックアップ ファイルの暗号化] オプションを有効にします。
パスワードと確認のパスワードを入力します。具体的なパスワードを必ず記憶してください。そうでない場合、このバックアップ ファイルを使用してデータベース内容を復元することはできません。
[バックアップ] をクリックして、必要な場合はファイル パスとファイル名を指定し、[保存] をクリックします。
ファイルは、ブラウザーで指定されている設定に従って保存されます。 大きなデータベースのバックアップでエラーが発生した場合は、お使いのデータベース管理システム (DBMS) のバックアップ機能を使用してください。十分なディスク スペースがあることを確認してください。これは、『ARIS System Requirements』マニュアルに記載されているメモリ要件を超過する可能性があります。
このファイルに保存された内容に基づく内容のデータベースを復元して、そのデータベースを複数のテナントで使用可能にできます。
データベースの設定を管理するには、 [プロパティ] をクリックします。データベースのデフォルト設定を変更するには、
[デフォルト] をクリックします。