エンタープライズ アーキテクチャおよび IT 都市計画

IT 都市計画は、1980 年代にフランス人 Jacques Sassoon により開発されたアーキテクチャ アプローチです。IT 都市計画の目的は、システム内のアプリケーション間における情報の交換などのインタラクションを徹底的に分析することにより、多相システム ランドスケープに調和をもたらすことにあります。

都市計画に使用されるアプローチに基づく IT 都市計画設計のプロシージャは、現在だけではなく、過去 (レガシー システム) および将来の側面を考慮する、長期的で戦略的な IT 管理を有効化する考えにより推進されます。

ただし、システムをすべて再設計する必要はありません。かわりに、プロジェクトごとの段階的なアプローチを使用します。

ARIS 製品がサポートするモデル駆動アーキテクチャ (MDA) と同様に、IT 都市計画のテーマには、技術関連情報への参照を必要とすることなく、情報システムを記述するモデルを使用して取り組むことができます。IT 都市計画は UML を必要としないので、技術的な知識を豊富に持たないユーザーもこのテーマに容易に精通でき、受容範囲が広がります。