イベントは、情報オブジェクトの状態が変更された事実を定義します。 つまり、すべてのイベントは、データ モデルの特定の情報オブジェクトを参照し、この情報オブジェクトのある時点におけるステータスを定義します。
まず最初に、イベントはトップダウン的な処理でおおまかに定義されます (たとえば、「注文が処理された」など)。 プロセス モデリングの次の詳細ステップで、特定の組み合わせによって大まかなレベルでイベントが発生する原因となるイベントを詳細に定義します。 たとえば、イベント「実行可能性の確認が完了した」、「注文ヘッダーの登録が完了した」、「注文項目の登録が完了した」のオカレンスがまとまって「受注処理が完了した」ステータスを定義できます。
イベント図を使用することで、おおまかなモデリング レベルおよび詳細なモデリング レベルで、これらのイベントの相関関係を表すことができます。 このために、大まかなレベルのイベントにもイベント図をアサインできます。このイベント図には、詳細レベルのイベントと該当するルールを表すことができます (結果として階層構造が形成されます)。 さらに、このモデル タイプに、データ モデルの情報オブジェクトを含めて、それらをイベントに結合できます。 このようにして、どのイベントが、どの情報オブジェクトの状態の変化を定義するかを表します。
次の図に例を示します。