スコープされていない SAP ソリューションのブランチ (デフォルト スコープ) がダウンロードされていて、その同期プロジェクトをスコープされたブランチに変換する場合は、以下の手順を実行します。
必要なスコープに追加ブランチ設定を作成します。
スコープされたブランチを、スコープされていない内容がある同じ ARIS データベースに転送します。業務プロセスと PSL ノードがダウンロードされた後に、ダウンロードをキャンセルします。
ルート ノード ファンクション以外のダウンロードされた内容を削除します。
[同期プロジェクト] 属性 (AT_SOLAR_ORIGIN) を調整します。この属性は [SAP ソリューション マネージャ属性] 属性タイプ グループにあります。
両方のルート ノード ファンクションを選択します。スコープされたブランチ (元) の 1 つとスコープされていないブランチ (新規) の 1 つを選択します。
<F8> キーを押します。[属性] ダイアログ ボックスが開きます。
ツリーの [SAP ソリューション属性] フォルダーを選択します。
テーブルの [同期プロジェクト] 属性値を任意のテキスト エディターのファイルにコピーします。
例:
スコープされていないファンクションの値 (例: SM72_PROJECT_SYNC:051MZ7Q57jQfur5CU3eUcG) は
スコープされたファンクションの値の一部です (例: SM72_PROJECT_SYNC:051MZ7Q57jQfur5CU3eUcG:051MZ7Q57kUPry4lqEr0AG)。
最初の部分でブランチ自体を認識します。次の部分 (例: :051MZ7Q57kUPry4lqEr0AG) でブランチのスコープをマークします。
スコープされていないブランチのルート ノード (元) をスコープされたブランチの新規ノードに置き換えます。
元のルート ノードに割り当てられたモデルを、スコープされたブランチの新しいノードに割り当てます。
割り当てられたモデルに新しいルート ノードの非表示オカレンスが含まれているかどうか確認します。これは、割り当てのプロセス中に自動的に追加されている場合があります。その場合、ルート ノード ファンクションのオカレンスを削除します。
新規ルート ノードを選択し、<F8> キーを押します。[属性] ダイアログ ボックスが開きます。
ツリーの [SAP ソリューション属性] フォルダーを選択します。
[SAP ID] 属性値をコピーします。
新しく割り当てられたモデルを選択し、<F8> キーを押します。[属性] ダイアログ ボックスが開きます。
ツリーの [SAP ソリューション属性] フォルダーを選択します。
新規ルート ノードからコピーされた SAP ID 値を、各割り当てモデルの SAP ID に貼り付けます。
元のルート ノードを削除します。これは、スコープされていないブランチのルート ノードです。
ARIS データベースのスコープされたブランチをクリーンアップします。そうしないと、SAP® 同期がエラーになります。これは、[フォルダー] SAP ファンクション タイプの剰余 SAP ファンクションによって起こります。これらのファンクションはスコープに関連しなくなっています。
この作業は、データベースからスコープ対象外のグループを手作業で削除すればできます。削除されたグループには、実行可能プログラムや文書、ロールなどの参照される割り当て定義は含まれていないはずです。
データベースを自動的にクリーンアップするには、[データを ARIS へ転送する] ブランチ オプションを使用して、スコープされたブランチに対して SAP® 同期を開始します。そして、[要素の削除] ダイアログ ボックスの [構造要素の削除] チェック ボックスをオンにします。これで、オブジェクト定義やグループはデータベースから削除されませんが、ARIS 同期プロジェクトから [フォルダー] SAP ファンクション タイプのスコープ対象外のファンクションのオカレンスは削除されます。
ARIS の同期プロジェクトは、SAP ソリューション マネージャで選択されているスコープに関連します。
スコープされた設定を追加のスコープされた設定に変換する場合は、同じ方法で進めます。スコープによっては、新規アイテムを ARIS データベースに転送する必要がある場合があります。