テーブル図を使用して、データベース システムのテーブルおよびフィールドを記述できます。次の図にテーブルおよびフィールドのグラフィックを示します。
このテーブルに割り当てられている個々のフィールドは、テーブルごとに表示できます。詳細に記述する場合は、並べ替えのためのインデックスやドメインを各フィールドに割り当てることができます。次の図に例を示します。
テーブルとリレーションまたはエンティティ タイプとの間に、複数方向の関係が生じる場合があります。これらの関係は、関連する接続線を選択することによって、テーブル図に表すことができます。
企業内で使用されるデータベース テーブルとフィールドを変換または記録するために、リレーショナル スキーマの定義は必ずしも必要ではないため、リレーション (または属性) とテーブル (またはフィールド) の間、およびエンティティ タイプ (または ERM 属性) とテーブル (またはフィールド) の間にも実現関係を表すことができます。
表現方法としては、テーブルおよびフィールドによって実現されたリレーションおよび属性に焦点を置く方法と、リレーションの定義を省略し、テーブルおよびフィールドによって示されるエンティティ タイプ、関係タイプ、ERM 属性に焦点を置く方法があります。両方のタイプの方法を次の図に示します。
特定のテーブルおよびフィールドの社内での正確な場所を決定するには、テーブルのすべての具体例を定義できなければなりません。これは、組織ユニットに関してテーブルおよびフィールドへのアクセス権を指定する場合にも同様です。先に導入された [テーブル] オブジェクト タイプによって、物理的なテーブルおよびフィールドの [タイプ レベル] での論理構造が決定します。ただし、このようにして定義された各テーブルの複数の具体例は、異なるメディアに格納されているか、企業のさまざまな場所にあります。このような事実を表す手段として、[テーブル (実例)] および [フィールド (実例)] オブジェクト タイプを使用できます。
これらのオブジェクトを使用すると、テーブルまたはフィールドの実例数を正確にカウントできます。次の図にこれについて示します。
テーブル図で使用可能なオブジェクトと関係の一覧は、インストール媒体に含まれている『ARIS メソッド リファレンス』マニュアルを参照してください。