属性タイプの作成

付属の ARIS メソッド アイテムでは扱われない特別なモデリング要件がある場合、独自の属性タイプを作成できます。

必要条件

手順

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理] の順にクリックします。

  2. 設定 [設定] をクリックします。

  3. [表記規則] をクリックします。

  4. [属性タイプ] をクリックします。

  5. モデル タイプの作成 [属性タイプの作成] をクリックします。

    警告

    属性タイプを作成した後は設定を変更できないため、このダイアログ ボックスで必要な設定を選択していることを確認します。

  6. 属性値を指定するために使用するデータ型を選択します。

    属性タイプを作成する際に、以下のデータ型を選択できます。データ型により、ユーザーが指定できる値が決まります。

    属性タイプを作成した後に選択したデータ型を変更できないため、必要なデータ型を選択していることを確認してください。

    テキスト (複数行)

    テキスト (複数行) 属性には、複数行にわたる文字列が含まれます。段落の書式を各行に、あるいは文字の書式を個別の単語または文字に設定できます。

    論理値

    論理値属性を使用して、ユーザーは状態を切り替えることができます。属性がアクティブ (チェック ボックスがオン 有効 で、値が「真」) なのか、非アクティブ (チェック ボックスがオフ チェック ボックスをオフにする で、値が「偽」) なのかを指定できます。属性が指定されない チェック ボックス - 選択されていない 場合は、その属性は分析手順の対象になりません。

    値属性は、属性タイプの作成時に定義する複数の値のセットを保持できます。ユーザーは、定義されたセットから 1 つの値のみ選択できます。

    整数

    整数属性は、15、3、0、-1543 などの整数値のみ含むことができます (整数のセットは Z で表します)。

    浮動小数点数

    浮動小数点属性には、小数点で区切られた数値が含まれます (3.1428 など)。このデータ型には、小数位がある任意の値 (正または負) を入力できます。ARIS では、値は小数点第 2 位で丸められます。

    日付

    このデータ型には、mm/dd/yy 形式でデータを入力できます。カレンダーを使用して日付を指定することもできます。

    時間

    時間属性には、属性値が指定された正確な時点のタイム スタンプ (08:15:23 など。 hh:mm:ss) が含まれます。

    時点

    時点属性には、日付と正確な時刻が含まれます (12/11/2021、8:57:11 PM など。dd/mm/yyyy、hh:mm:ss)。このデータ型を使用する際には、ユーザーが必要な日付と時刻を選択するためのカレンダーが開きます。

    期間

    期間属性には、タイム スパンを dddd.hh.mm.ss 形式で表す値が含まれます。許容範囲を超える時間、分、または秒の値を指定すると、この値は自動的に再計算されます。例: 「100:26:00:00」と入力すると、値は「101:02:00:00」に変わります。

    リンク/ファイル

    リンク/ファイル属性には、URL またはファイルにリンクする文字列が含まれます。ユーザーは、ファイルへのパスか Web サイトを示す URL を入力できます。

    複合属性は作成できず、バイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) 属性はサポートされないことに注意してください。

    メソッド アイテムの詳細情報は、ARIS メソッド ヘルプに記載されています。

  7. [編集可能である] チェック ボックスと [言語依存] チェック ボックスのオンまたはオフを選択します。

    新しい属性タイプの値の入力と変更をユーザーに許可するかどうかを指定します。このチェック ボックスをオフにすると、値はシステムのみが変更できます。

    ユーザーが各言語で異なる属性値を設定できるかどうかを定義します。Iこのチェック ボックスをオフにすると、属性値はすべての言語で自動的に同じ値で指定されます。この設定は、[SAP ID] 属性タイプなどで使用されます。

  8. [作成] をクリックします。

    すべての属性が、ログオンした言語で表示されます。

  9. そのテナントで使用するすべての設定言語を選択します。

    設定言語を使用して、このテナントの [設定] セクションで管理されるすべてのアイテム (メソッド アイテムフィルターテンプレートフォント内容タイプ セット評価スクリプトなど) の名前と説明を指定します。

    設定管理者は、テナントで使用できる設定言語のセットを作成します。

  10. [名前] や [説明] などの属性値を入力します。[元の名前]、[API 名]、[GUID] など、システムによって設定される特定の属性は編集できません。

    警告

    各言語にすべての値を入力する必要があります。ある言語の名前と説明を入力しない場合、その言語を使用してログオンするユーザーは、フィルター名が [(名称未設定)] と表示されるため、そのフィルターを見つけることができません。

  11. 属性タイプを適切な属性タイプ グループに保存します

    1. [グループ] をクリックして、属性タイプをコピーする属性タイプ グループを選択します。[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済み属性タイプ グループが表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

    2. [すべて表示] ビューを選択します。

    3. 属性タイプをグループに移動するには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。グループを選択しないと、ユーザーが属性を編集する際に、その属性タイプはトップ レベルに表示されます。属性タイプ グループを素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。

      移動した属性タイプは、依然として元のグループの一部です。属性タイプの属性タイプ グループへの割り当ては、すべての言語に適用されます。

    4. 割り当て # s_icon_conn_assign.png [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択したグループの一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

    5. 割り当てをクリックします。選択したグループから属性タイプを削除するには、割り当ての削除 # s_icon_conn_remove_assignment.png [削除] クリックします。

    6. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

  12. [値] データ型の属性タイプを作成した場合は、ユーザーが選択するデフォルト値のセットを定義します

    1. [値とシンボル] をクリックします。すべての値の一覧が、現在の言語で表示されます。

    2. モデル タイプの作成 [値の追加] をクリックします。[新しい値] 行が追加されます。

  13. 指定された属性値と指定されていない属性値にシンボルを使用する場合は、必要に応じてシンボルを割り当てます

    1. [値とシンボル] をクリックします。以下の手順は、選択されている属性のデータ型によって異なります。

      [値] データ型を使用しない属性を選択した場合は、ユーザーがモデルに配置できる 2 つのシンボルを指定できます。そのシンボルが配置された場合、属性が設定されているかどうかを示します。

      1. シンボルを選択するには、[変更] をクリックします。

      2. 選択したアイテム 一覧から属性シンボルを選択し、[シンボルを使用] をクリックします。

        一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。 設定した属性シンボルを探す場合は、「ユーザー定義」キーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

      3. 選択したアイテム 一覧から属性シンボルを選択し、[シンボルを使用] をクリックします。

      4. 必要な場合は、2 つめのシンボルを選択します。選択されている値からシンボルを削除するには、[変更] の [シンボル不使用] をクリックします。

        [値] データ型の属性値を選択した場合は、すべての値の一覧が現在の言語で表示されます。必要な場合は、[<未設定>] 値を使用して、この属性が設定されていないことを示すシンボルを配置します。

      5. 選択したアイテム 値を選択して、シンボルの割り当て [シンボルの割り当て] をクリックします。

      6. 選択したアイテム 一覧から属性シンボルを選択し、[シンボルを使用] をクリックします。

        一覧のエントリを検索するには、フィルター フィルターを使用します。 設定した属性シンボルを探す場合は、「ユーザー定義」キーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

      7. 一覧に表示された値をクリックします。選択されている値からシンボルを削除するには、シンボルの割り当て [シンボルの割り当て] の [シンボル不使用] をクリックします。

    2. 値に問題がなければ、[適用] をクリックします。

  14. 新しい属性タイプをモデル タイプで使用できるようにします

    1. [モデル タイプで使用] をクリックして、属性タイプをモデル属性として提供するモデル タイプを選択します。[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済みモデル タイプが表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

    2. [すべて表示] ビューを選択します。

    3. 必要なモデルを割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

      モデル タイプを素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。設定したモデル タイプを探す場合は、「ユーザー定義」キーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

    4. 割り当て # s_icon_conn_assign.png [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択したモデルの一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

    5. 割り当てをクリックします。選択した属性をモデル タイプから削除するには、割り当ての削除 # s_icon_conn_remove_assignment.png [削除] をクリックします。

    6. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

  15. 新しい属性タイプをオブジェクト タイプで使用できるようにします

    1. [オブジェクト タイプで使用] をクリックして、属性タイプをオブジェクト属性として提供するオブジェクト タイプを選択します。[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済みモデル タイプが表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

    2. [すべて表示] ビューを選択します。

    3. 必要なオブジェクト タイプを割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

      オブジェクト タイプを素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。設定したオブジェクト タイプを探す場合は、「ユーザー定義」キーワードを使用するフィルターで一覧を絞り込みます。 ヘッダーをクリックすると、列のエントリが並び替えられます。

    4. 割り当て # s_icon_conn_assign.png [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択したオブジェクト タイプの一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

    5. 割り当てをクリックします。選択した属性を属性タイプから削除するには、割り当ての削除 # s_icon_conn_remove_assignment.png [削除] をクリックします。

    6. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

  16. 新しい属性タイプを接続線タイプで使用できるようにします

    1. [接続線タイプで使用] をクリックして、属性タイプを接続線属性として提供する接続線タイプを選択します。[割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべてのロック済み接続線タイプが表示されます。 ロックされたアイテム # ロックされているアイテムは、必須アイテムです。つまり、削除も変更もできないアイテムです。

    2. [すべて表示] ビューを選択します。

    3. 必要な接続線タイプを割り当てるには、選択したアイテム [割り当て済み] 列のコントロールを有効にします。

      接続線タイプを素早く見つけたり、列を並べ替えたりするために、フィルター フィルターを使用します。

    4. 割り当て # s_icon_conn_assign.png [割り当て] をクリックします。 [割り当てられているタイプのみを表示] ビューに、すべての選択した接続線タイプの一覧が、割り当てられたアイテム 割り当て済みとして表示されます。

    5. 割り当てをクリックします。選択した接続線を属性タイプから削除するには、割り当ての削除 # s_icon_conn_remove_assignment.png [削除] をクリックします。

    6. その割り当てで問題がなければ、[適用] をクリックします。

  17. [適用] をクリックします。

  18. 属性タイプを、ユーザーがログオンで使用するメソッド フィルターに追加します。モデル属性オブジェクト属性、または接続線属性として追加できます。

属性タイプが作成され、フィルターで使用できます。

新しい属性タイプは、その新しいタイプを含むメソッド フィルターでログオンした、このテナントのすべてのユーザーが使用できます。