詳細バリアント管理に対応するデータベース構造

詳細バリアント管理に対応するデータベース構造は、当然ですが企業の ARIS データに関連する表記規則によって変わります。このため以下の構造は、ユーザーの表記規則に適合させる必要がある一例に過ぎません。

マスター モデル用のグループと個別の地域用のグループをデータベースに作成します。

さらに、バリアントの作成から除外するオブジェクト ([アプリケーション システム] と [組織] など) 用のグループを作成します。マスター所有者が、バリアントの作成中にバリアントではなくオカレンス コピーが作成されるオブジェクトを除外グループに挿入します。このようなオブジェクトは、企業内で一度しか発生しないアプリケーション システムや組織要素などを表します。すべてのバリアント所有者は、[バリアント所有者] ユーザー グループを介して除外グループの「読取」権限を取得します。これで、バリアント所有者は自分のモデル バリアントで除外グループにあるオブジェクトを再利用できます。

データベース構造

データベースのユーザー グループ

データベースのアクセス権

ユーザー グループ/ロール

データベース グループ

アクセス権

ユーザー グループ [マスター所有者]

[アプリケーション システム]、[組織]、[プロセス (マスター)]

読取 + 書込 + 削除 + バージョン (rwdv)

ユーザー グループ [マスター所有者]

すべてのバリアント地域グループと下位グループ

「読取 (r---)」以上

ユーザー グループ [バリアント所有者]

[アプリケーション システム]、[組織]、[プロセス (マスター)]

読取 (r---)

ユーザー [バリアント所有者]

担当のバリアント地域グループと下位グループ

読取 + 書込 + 削除 + バージョン (rwdv)

ロールアウト プロセスを評価するには、マスター所有者とバリアント所有者に「ARIS Aware」ライセンス権限が割り当てられている必要があります。これにより、[バリアント管理] ダッシュボードにアクセスできます。

  1. [<ユーザー名>] の [管理] をクリックします。

  2. ユーザー管理 [ユーザー管理] をクリックします。ユーザーの一覧が表示されます。

  3. ライセンス権限を割り当てるユーザーまたはユーザー グループをクリックします。ユーザーまたはユーザー グループの詳細が表示されます。

  4. [権限] をクリックします。 利用権限の一覧が表示されます。

  5. [ライセンス権限] をクリックします。

  6. オン [ARIS Designer] と オン [ARIS Aware] のチェック ボックスをオンにします。

これでユーザーまたはユーザー グループのメンバーは、データベースでモデルを作成して、ダッシュボードにアクセスできます。