マクロ

マクロは、呼び出されると自動的に行われる指示のシーケンスです。

マクロは ARIS Architect で手動で開始することも、ARIS Architect と ARIS で自動的に開始することもできます。マクロを自動的に開始するために、特定のイベントが発生するとマクロが開始されるように定義できます。

ARIS では、多くの標準スクリプトが提供されます。権限を持つ ARIS ユーザーは、提供されたスクリプトを使用して、データを分析および処理できます。 購入されたパッケージとライセンスによって、使用できるマクロの範囲が変わります。

「ARIS Enterprise 管理」ライセンス権限と「スクリプト管理者」利用権限があれば、ARIS 管理で基本的なレポート管理を実行できます。 JavaScript と ARIS Script プログラム言語の知識がある場合は、ARIS Architect で独自のスクリプトを編集または書くことができます。

ARIS 管理でマクロを管理するには、アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

すべてのスクリプトが、カテゴリを使用した明確な構造に整理されます。

カテゴリ

カテゴリを選択していない場合は、テンプレートの追加 カテゴリを作成できます。

カテゴリを使用して、スクリプトをわかりやすい構造に整理します。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. テンプレートの追加 [カテゴリの作成] をクリックします。

  3. 新しいカテゴリの名前を入力して、[適用] をクリックします。

カテゴリは、現在の言語のみで表示されます。

複数のインターフェイス言語でカテゴリを表示するには、各言語でカテゴリの名前を変更する必要があります。特定の言語でカテゴリを指定しない場合、そのカテゴリは英語で表示されます。

カテゴリを選択すると、以下の操作を実行できます。

名前の変更 カテゴリ名の変更

カテゴリの名前を変更することも、別の言語で名前を指定することもできます。[標準] カテゴリの名前は変更できません。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. カテゴリを選択し、名前の変更 [名前の変更] をクリックします。

  3. 目的の言語を選択します。

  4. 選択した言語で名前を入力して、[適用] をクリックします。

カテゴリの現在の言語での名前が変更されます。

削除 カテゴリの削除

カテゴリと、そのカテゴリに含まれるすべてのスクリプトを削除できます。Software AG は、バックアップ ファイルを作るために、最初にスクリプトをエクスポートすることをお勧めします。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. 削除するカテゴリを選択します。[標準] カテゴリは削除できません。

  3. 削除 [削除] をクリックします。

  4. [削除] をクリックして確定します。

カテゴリと、そのカテゴリに含まれるすべてのスクリプトが削除されます。

インポート スクリプトをインポートする

エクスポート ファイルからスクリプトをインポートしたり、スクリプトが使用する共通ファイルを実行中にインポートしたりできます。これで、他のテナントのスクリプトを提供したり、以前のバージョンからスクリプトをインポートしたりできます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. スクリプトのインポート先となるカテゴリをクリックします。

  3. インポート インポートします。

  4. 目的のインポート ファイルを選択して、[開く] をクリックします。

  5. カテゴリにスクリプトが既に存在している場合は、選択したカテゴリにコピーをインポートするために確認する必要があります。

  6. スクリプトが実行中にインポートされた共通ファイルを実行する場合は、必要なファイルを有効化し、そのファイルのインポートを確認できます。そうしない場合は、テナントの現在の共通ファイルが使用されます。

スクリプトがインポートされました。

テンプレートの追加 マクロの作成

レポートまたは意味論分析を自動的に開始する、独自のイベントによってトリガーされるマクロを作成します。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. マクロを追加するカテゴリをクリックするか、新しいカテゴリを作成します。

  3. テンプレートの追加 [マクロの作成] をクリックします。

  4. テキスト フィールドを編集する言語を選択します。

  5. すべての必要な言語でエントリを入力します。[名前] と [説明] は特に重要です。 必要に応じて、名前、件名、作成者、企業、説明を上書きします。

  6. 必要な場合は次の言語を選択して、順番にテキスト フィールドを編集します。

  7. マクロを作成したけれどもまだ未確認である場合、必要であれば [ユーザーが使用できるようにする] チェック ボックスをオフにします。スクリプトはスクリプト エディターを使用して編集することもできます (ARIS Architect)。

  8. [コンテキスト] の テンプレートの追加 [イベントを追加] をクリックして、レポートまたは意味論分析を自動的に開始するイベントを追加します。

    追加したイベントが、マクロの開始対象になるコンテキストを定義します。モデル タイプなどのタイプは追加できませんが、[派生タイプを含める] をアクティブ化できます。これは、たとえば、追加したモデル タイプの一覧にない派生モデル タイプのモデルを開始するマクロを希望する場合に意味があります。

  9. [内容] をクリックして、[内容] フィールドで必要に応じて [マクロが実行するレポート] または [マクロが実行する意味論分析] を選択します。

    [ユーザー定義のマクロ] (ARIS Architect のみで使用できます) を選択した場合は、基本プロパティを指定できますが、ARIS Architect でのみスクリプトを書き込むことができます。

  10. 必要なレポートまたは意味論分析プロファイルを選択します。

  11. [出力] をクリックして、[出力ファイルの生成] を有効にしてから、必要な場合はファイル タイプを選択します。

  12. [適用] をクリックします。

マクロが使用できます。

実行するためのアクセス権を特定ユーザーに制限する場合は、その制限がそのマクロによって開始されるレポートまたは意味論分析プロファイルの制限と完全に一致していることを確認します。

マクロ

マクロを選択すると、以下の操作を実行できます。

編集 マクロ プロパティの編集

複製 マクロ スクリプトの複製

標準スクリプトとファイルは、複製して、変更内容が失われないようにできます。 システムの更新中に、すべての標準スクリプトとファイルは、最新の機能を提供するために自動的に上書きされます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. スクリプトを保持するカテゴリをクリックします。

  3. 目的のスクリプトを選択して、複製 [複製] をクリックします。

スクリプトが複製されます。

複製されたスクリプトを変更できます。複製されたスクリプトは GUID が新しくなるため、ARIS の更新中に上書きされることはありません。

削除 マクロ スクリプトの削除

asa レポート スクリプトなど、不要になったスクリプトは削除できます。最初にスクリプトをエクスポートすれば、いつでも再び使うことができます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. スクリプトを保持するカテゴリをクリックします。

  3. スクリプトを選択して、削除 [削除] をクリックします。

  4. [削除] をクリックして確定します。

スクリプトは、そのテナントで使用できなくなります。

エクスポート マクロ スクリプトのエクスポート

複数のバージョンを保存する場合や、複数のテナントでスクリプトを使用できるようにする場合は、スクリプトをエクスポート ファイルとして保存できます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. スクリプトを保持するカテゴリをクリックします。

  3. スクリプトを選択して、エクスポート [エクスポート] をクリックします。

  4. スクリプトが実行中にインポートされた共通ファイルを実行する場合は、必要なファイルを有効化し、そのファイルがエクスポート ファイルに含まれていることを確認できます。そうしない場合は、スクリプトのみがエクスポートされます。

  5. ファイルの保存先となるフォルダーに移動して、[保存] をクリックします。

スクリプトが保存されました。

ロックされたアイテム # マクロ スクリプトのロック解除

編集できないスクリプトとファイルは、ロックを解除できます。

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. スクリプトまたはファイルを保持するカテゴリをクリックします。

  3. スクリプトを選択して、ロックされたアイテム # [ロックの解除] をクリックします。

スクリプトまたはファイルのロックが解除されます。

アクセス権 実行のアクセスの制限

デフォルトでは、テナントのすべてのユーザーがすべてのスクリプトにアクセスできます。スクリプトを、定義したユーザー グループのメンバーのみが使用できるようにできます

  1. アプリケーション起動ツール [アプリケーション起動ツール]、管理 [管理]、設定 [設定]、[評価] の順にクリックして、[マクロ] を選択します。

  2. スクリプトを保持するカテゴリをクリックします。

  3. スクリプトを選択して アクセス権 [アクセスの制限] をクリックしてから、[ユーザー グループのアクセスを制限する] を有効にします。そのテナントで使用できるユーザー グループが表示されます。目的のユーザー グループがARIS 管理で作成されたことを確認します。

  4. 目的のユーザー グループを有効にして、[適用] をクリックします。

スクリプトは、選択したユーザー グループのメンバーのみが実行できるようになります。