因果関係の指定

組織図のオブジェクト、および企業レベルのバランス スコアカード構造を規定する構造モデルのファンクションや構成要素を、BSC 因果関係図にアサインします。

BSC 因果関係図には、成功戦略の導入に必要な戦略目標と成功要因が定義されており、これら相互の影響はさまざまなバランス スコアカードの視点で図示されます。ARIS では、企業のあらゆる因果関係連鎖で使用する個々の視点をオブジェクトとして作成します。

BSC 因果関係図はレーン型モデルで、[視点] オブジェクト タイプを [関連する視点] 列に、[戦略] オブジェクト タイプを [戦略] 行にそれぞれ保存します。[目標]、[成功要因]、[KPI] オブジェクト タイプは、因果関係列にモデリングできます。戦略目標およびその成功要因の影響の度合いは、因果関係列で説明します。影響が強いほど、矢印が太くなります。

また、バランス スコアカードで使用する詳細な成功要因は、BSC 因果関係図で定義できます。[成功要因] オブジェクト タイプを使用することにより、たとえば市場の成長など、企業が直接影響を与えることができないファクターおよびその KPI をバランス スコアカードに取り込むことができます。

BSC 因果関係図は、プロセス ビューの要件定義レベルで表示できます。

BSC: 因果関係図

BSC 因果関係図のモデリング列の [目標] および [成功要因] オブジェクト タイプは、BSC KPI 割当図に対してのみアサインすることができます。

BSC 因果関係図では、次のシンボルを使用します。:

シンボル

オブジェクト タイプ

視点

視点

戦略

方式

戦略目標

目標

成功要因

成功要因

KPI インスタンス

KPI インスタンス