ダッシュボードを状況依存にする

ダッシュボードを特定の ARIS のモデルまたはオブジェクトに割り当てて、状況依存にすることができます。たとえば、ARIS Connect でモデルを選択すると、そのモデルに割り当てられたダッシュボードが表示され、一覧から任意のダッシュボードを開くことができます。

[入力フィールド] ウィジェットを使用して、ダッシュボードに変数を挿入できます。変数は、ARIS のモデルまたはオブジェクトとダッシュボードの接続に使用されます。必要なダッシュボードの変数は、開いているモデルの GUID に対応する contextguid と、選択されているオブジェクトの GUID に対応する selectionguid です。

モデルを開いた時点では、selectionguid 変数は設定されていません。しかし、開いたモデルでオブジェクトを選択すると、selectionguid 変数に選択したオブジェクトの GUID が設定されます。選択したオブジェクトからフォーカスを外すと、selectionguid 変数に開いているモデルの GUID が設定されます。

手順

  1. 必要な各変数に入力フィールドを挿入するために、Inputbox [入力フィールド] ウィジェット アイコンをクリックします。
  2. 入力フィールドをクリックして、プロパティ ダイアログ ボックスを開きます。
  3. 変数名の contextguid と selectionguid を目的の入力フィールドの [名前] 入力ボックスに入力します。
  4. [contextguid] 入力フィールドの [URL 選択] タブで、contextguid を [URL-ID] 入力フィールドに入力します。
  5. [selectionguid] 入力フィールドの [URL 選択] タブで、selectionguid を [URL-ID] 入力フィールドに入力します。

目的の変数である contextguid と selectionguid がダッシュボードに挿入されます。

ワンポイント

ARIS Aware には、必要な変数を含み、事前定義されたデータ フィード [Context GUID] が用意されています。定義された変数は、モデル GUID かオブジェクト GUID のいずれかである現在の選択を常に提供します。このデータ フィールドは、独自の状況依存ダッシュボードを作成するための例として使うことができます。