バリアント管理に対応するデータベース構造の作成

バリアント管理に対応するデータベース構造は、当然ですが、企業の ARIS データに関連する表記規則によって変わります。このため以下の構造は、ユーザーの表記規則に適合させる必要がある一例に過ぎません。

マスター モデル用のグループと個別の地域用のグループをデータベースに作成します。

さらに、バリアントの作成から除外するオブジェクト ([アプリケーション システム] と [組織] など) 用のグループを作成します。マスター所有者が、バリアントの作成中にバリアントではなくオカレンス コピーが作成されるオブジェクトを除外グループに挿入します。このようなオブジェクトは、企業内で一度しか発生しないアプリケーション システムや組織要素などを表します。すべてのバリアント所有者は、[バリアント所有者] ユーザー グループを介して除外グループの「読取」権限を取得します。これで、バリアント所有者は自分のモデル バリアントで除外グループにあるオブジェクトを再利用できます。

データベース構造

データベースのアクセス権

ユーザー グループ/ロール

データベース グループ

アクセス権

ユーザー グループ [マスター所有者]

[プロセス (マスター)] と下位グループ、[アプリケーション システム]、[組織]

読取 + 書込 + 削除 + バージョン

 

ユーザー グループ [マスター所有者]

すべてのバリアント地域グループと下位グループ

「読取」以上

ユーザー グループ [バリアント所有者]

[アプリケーション システム]、[組織]

読取

ユーザー [バリアント所有者]

担当のバリアント地域グループと下位グループ

読取 + 書込 + 削除 + バージョン

ロールアウト プロセスを評価するために、「ARIS Aware」ライセンス権限がマスター所有者とバリアント所有者に割り当てられています。これにより、[バリアント管理] ダッシュボードにアクセスできます。