実装 - テーブル図

テーブル図を使用して、データベース システムのテーブルおよびフィールドを記述できます。次の図にテーブルおよびフィールドのグラフィックを示します。

テーブル図 (1)

このテーブルに割り当てられている個々のフィールドは、テーブルごとに表示できます。詳細に記述する場合は、並べ替えのためのインデックスやドメインを各フィールドに割り当てることができます。次の図に例を示します。

テーブル図 (2)

リレーション図のリレーションが、(たとえば、データベースのパフォーマンスの理由などから) 必ずしも 1 対 1 にテーブルおよびフィールドに変換されるとは限らないので、テーブルとリレーションまたはエンティティ タイプとの間に、複数方向の関係が生じる場合もあります。これらの関係は、関連する接続線を選択することによって、テーブル図に表すことができます。要件定義で定義されたクラスター/データ モデル、またはリレーション図で定義されたビューは、テーブル図では、[ビュー (物理的)] オブジェクトとして表されます。

企業内で使用されるデータベース テーブルとフィールドを変換または記録するために、リレーショナル スキーマの定義は必ずしも必要ではないため、リレーション (または属性) とテーブル (またはフィールド) の間、およびエンティティ タイプ (または ERM 属性) とテーブル (またはフィールド) の間にも実現関係を表すことができます。

表現方法としては、テーブルおよびフィールドによって実現されたリレーションおよび属性に焦点を置く方法と、リレーションの定義を省略し、テーブルおよびフィールドによって示されるエンティティ タイプ、関係タイプ、ERM 属性に焦点を置く方法があります。両方のタイプの方法を次の図に示します。

テーブル図 (3)

特定のテーブルおよびフィールドの社内での正確な場所を決定するには、テーブルのすべての具体例を定義できなければなりません。これは、組織ユニットに関してテーブルおよびフィールドへのアクセス権を指定する場合にも同様です。先に導入された [テーブル] オブジェクト タイプによって、物理的なテーブルおよびフィールドの [タイプ レベル] での論理構造が決定します。ただし、このようにして定義された各テーブルの複数の具体例は、異なるメディアに格納されているか、企業のさまざまな場所にあります。このような事実を表す手段として、[テーブル (実例)] および [フィールド (実例)] オブジェクト タイプを使用できます。

これらのオブジェクトを使用すると、テーブルまたはフィールドの実例数を正確にカウントできます。次の図にこれについて示します。

テーブル図 (4)

テーブル図で使用可能なオブジェクトと関係の一覧は、インストール媒体に含まれている『ARIS メソッド マニュアル - テーブル』マニュアル (ARIS Method tables.pdf) を参照してください。