成果物 (Artifact)は、プロセスに関する情報を提供します。この情報は、シーケンス フローやメッセージ フローに属しません。成果物は、[データ オブジェクト]、[グループ]、[注釈] の 3 つのタイプに分類されます (タイプ リストは必要に応じて拡張できます)。
データ オブジェクトは、ARIS の情報媒体またはデータ要素に相当します。ただし広義では、データ オブジェクトにはあらゆる割り当てが含まれます。データ オブジェクトは、シーケンス フローにもメッセージ フローにも影響しません。データ オブジェクトはプロセスの間に発生する事象に関する情報を提供します。プロセスの間にドキュメントやデータ、その他のオブジェクトがどのように変化するかを表します。
グループは、関連付けられているプロセス要素をグラフィック形式で表したものです。ARIS では、これには、四角形や多角形などのグラフィック オブジェクトが適しています。
また、この目的にグループも使用できます。ただし、この方法はグループ化にグラフィックが含まれている場合のみ有効です。
注釈は、「Time out [1week]」の例のように、オブジェクトや接続線の注釈に相当します。ARIS では、通常、[注釈/例] 属性によって実装されます。この属性は、次の例に示されるように、[はい] と [いいえ] を使用して、モデルに配置することが重要です。
この図は、ARIS で BPMN 2.0 に準拠して業務コラボレーション図を実装する方法の例を示したものです。図には 2 つのプールが含まれており、上のプールの境界線は非表示になっています。下位のプールに関する個別の要素は表示されません。