テナントのバックアップ ファイルからの復元

バックアップの一覧からダウンロードしたバックアップ ファイルを基にテナントを復元できます。

必要条件

警告

復元プロセス中は、ユーザーはそのテナントで作業できません。実行中のテナントの現在のすべてのデータが削除され、バックアップ ファイルのデータに置き換えられます。ARIS 管理に関連するデータは削除されませんが、マージされます。テナント名と現在のユーザー データは変わりません。テナントのバックアップを作成した後にユーザーが削除された場合、そのユーザーは再び使用できるようになります。そのようなユーザーを忘れずに削除してください。

Process Governance バックアップ アーカイブが 2GB より大きい場合は、Oracle バック エンドを使用して ARIS に復元する際に、TEMP 領域が不十分になる問題が起きる可能性があります。そのような大きなバックアップの場合、復元操作を実行する前に temp 表領域のサイズを拡張してください。

データの不一致とデータ損失の可能性を回避するために、手動であれ、スケジュールされた場合であれ、以下のアクティビティを同時に実行してはいけません。

- Process Governance プロセス インスタンス、プロセス バージョンまたはプロセスの削除

- Process Governanceプロセス インスタンスの保管

- テナントのバックアップ/復元 (Process Governance または ARIS 文書格納のデータを含む)

手順

  1. [テナント] をクリックします。
  2. テナントの現在のステータスをバックアップします。最終バックアップ後の変更がすべて保存されていない場合でも、復元はできます。
  3. 復元するテナントの行の最後で、その他 [その他]、[復元] の順にクリックします。同じ名前を持つダイアログ ボックスが開きます。
  4. [警告] ダイアログ ボックスの [OK] をクリックします。[テナントの復元] ダイアログ ボックスが開きます。
  5. 復元する内容を選択します。
  6. [ファイル] をクリックします。
  7. [選択] をクリックします。
  8. バックアップ ファイルをダウンロードしたディレクトリに移動します。
  9. テナントの復元に使用するアーカイブ ファイルをダブルクリックします。拡張子 .crypt は、暗号化されたバックアップ ファイルを示します。そのようなファイルをテナントに復元するには、関連する暗号化パスワードが必要です。
  10. 暗号化されたバックアップ ファイルを選択したら、暗号化に使用されたパスワードを入力します。
  11. [OK] をクリックします。

テナントが復元されます。すべてのデータが、バックアップのデータ バージョンで上書きされます。最終バックアップ後の変更と追加データは失われます。

管理者は、テナントの復元前にデータが手動でバックアップされていれば、失われたデータを復元できます (「必要条件」を参照)。

テナントを ARIS 10 SR5 以前の ARIS 文書格納データを含むバックアップ ファイルから復元した場合、タイムスタンプを手動で調整する必要があります (y-admintool.bat コマンドライン ツールを参照)。

関連項目

バックアップの一覧からテナントを復元する ([テナント] ページから)

バックアップの一覧からテナントを復元する ([バックアップ] ページから)