エラーが発生しないように ARIS と SAP® ソリューション マネージャ間でさらにデータを転送するには、次の条件と規則に遵守する必要があります。
ARIS には、ブランチ用またはプロジェクト用の SAP ファンクション、実行可能ファイル、インターフェイス、文書を作成するためのサポート オプションがあります。[ソリューション マネージャ] オプション ページの [サポート ダイアログを開く] チェック ボックスと [SAP® ソリューション マネージャを使用して実行可能ファイルを実行する] チェック ボックスをオンすると、新しい SAP ファンクションの実行可能なコードと割り当て構造が、SAP® ソリューション マネージャ 7.2 または SAP® ソリューション マネージャ 7.1 の整合性ルールに従って自動的に指定されます。文書は、SAP® ソリューション マネージャに転送できます。
規則が遵守されていることを確実にするために、マクロがアクティブにされたあと関連するアイテムを保存する際に「整合性の確認」マクロによって自動的に確認されます。このマクロにより、指定した SAP モデル タイプまたは SAP ファンクション タイプを持つすべての SAP 関連モデルおよびファンクションに対して「整合性の確認」レポートが呼び出されます。同期前に、データを転送しないで同期のシミュレーションを実行することができます。発生したエラーを解決するには、ログ ファイルを使用します。
すべての SAP 関連アイテムに整合性の確認が開始されます:
データを転送する前に次の注意をお読みください。
推奨手順
同期
割り当てられていない場合は、すべての移送が無視されます。移送割り当てが必要なファンクションが必要な場合は、SAP システムで「Z_SOLAR_TPROJ_TADIR_CREATION」レポートを実行します。これで、不足している関係は復元されます。
文書を転送する
バージョン 7.2.0.551017 までのプログラムを使用してテスト文書およびトレーニング文書がデータベースに転送されている場合は、プロジェクト文書シンボルがさまざまなタイプの文書に使用されています。転送後に SAP ソリューション マネージャの [プロジェクト文書] タブにテストおよびトレーニング文書が入力されることを回避するには、情報媒体に関連するシンボル タイプを使用する必要があります。
この場合、すべてのプロジェクトに対して同期を開始し、[データを ARIS に転送する] プロジェクト オプションを選択します。これにより、文書特定のシンボルが自動的に割り当てられます。このあと、ARIS に追加された文書を SAP ソリューション マネージャに転送できます。
次のテーブルでは、異なるタイプの文書にどのシンボルを使用されているか、および SAP ソリューション マネージャに転送後どのタブで文書を管理できるかを示します。
シンボル |
シンボル タイプ |
SAP ソリューション マネージャ |
一般文書 (テンプレート プロジェクトのみ) |
[一般文書] タブ |
|
プロジェクト文書 |
[プロジェクト文書] タブ |
|
テスト文書 |
[テスト ケース] タブ |
|
トレーニング文書 |
[トレーニング文書] タブ |
不完全なメソッド フィルターまたは異なるメソッド設定で同期すると、予期せぬエラーやデータの損失が生じる可能性があります。
たとえば、シナリオに使用されているシンボルを現在のメソッド フィルターから誤って削除した状態で、削除オプションをオンにした SAP ソリューション マネージャにデータを転送すると、シナリオがフィルターによって無視されるので、プロジェクト全体が削除されることになります。
同期中に、SAP® 同期の現在のメソッド設定が確認されます。メソッド設定が変更されている場合は、元のメソッド設定の全アイテムが現在のメソッド フィルターにも含まれていることを確認してください。
ユーザー定義のメソッド設定を使用せず、ユーザー定義のモデル タイプを使用する場合は、これらのモデル タイプが現在のクライアントで定義されていることを確認してください。定義されていない場合は、既存のモデル タイプを選択します。
エンド ユーザー ロールのオブジェクト タイプとシンボルを変更すると、メソッド フィルターによってはエラーが発生する可能性があります。 エンド ユーザー ロールはロール プールから再利用されているため、シンボル、オブジェクト、または接続線タイプが一致しなくなる可能性があります。 この場合は、デフォルトのシンボルが使用されます。 ただし、これはメソッド フィルターに含まれている必要があります。
あとで変更したメソッド設定では、以前に同期したアイテムは更新されません。 データベース内でアイテムが既に同期されており、あとでメソッド設定内でシンボル、オブジェクト、または接続線タイプを変更した場合、それ以降に同期が実行されても、これらは存在し続けることになります。 これでは、データベース内に古いタイプと新しいタイプが混在するという結果になります。
ユーザー定義のメソッド設定を使用しない場合、ここに示したシンボルが使用されます。 BPMN を使用するためにメソッド設定をカスタマイズした場合は、デフォルトから逸脱している SAP シャドウ ファンクションの動作を参照してください。
SAP® アイテムは、[SAP ID] 属性で識別します。SAP ID は、SAP® ソリューション マネージャ内では一意です。ARIS では、データの同期時にこの ID が自動的に設定されます。同期されたオブジェクトの定義コピーを作成した場合、その定義コピーは同じ SAP ID を持ちます。すると、SAP ID が一意ではなくなり、同期するオブジェクトが見つからなくなるため、そのオブジェクトの同期は実行できなくなります。以前に同期したアイテムの定義コピーは使用しないでください。
したがって、SAP ID が設定される SAP® プロセス モデルの場合、特定の SAP ID を持つ SAP ファンクションは 1 つである必要があります。メソッド設定を変更していない場合、これらの SAP ファンクションはこのシンボルで認識できます。
SAP ファンクションのオカレンス コピーを使用している場合、これらはデフォルトでは [SAP シャドウ ファンクション] シンボルで表示されます。
[SAP シャドウ ファンクション] シンボルのオブジェクトは、同期プロセスから除外されます。また、これは、プロセス モデルで使用され、関連する [プロセス インターフェイス] にも影響を及ぼします。
ショートカットは、プロジェクト内で何度でも使用することができます。テスト シナリオでは、ショートカットは無視されます。ショートカットは SAP® ソリューション マネージャ内に作成される (その場合は、新しい SAP ID が割り当てられる) 場合と、ARIS から削除される場合があり、これは同期の方向によって決まります。
ショートカットは、イベント駆動プロセス連鎖と付加価値連鎖でこれらのシンボルを使用して表現されます:
リンクされたオブジェクト定義が管理されている同じプロジェクト内でのみ、ショートカットを使用することができます。
オブジェクト定義とショートカットの両方を同期設定に含める必要があります。
SAP® ソリューション マネージャのそのバージョンでショートカットがサポートされることを確認してください。
BPMN を使用するためにメソッド設定をカスタマイズした場合は、デフォルトから逸脱しているショートカットの動作を参照してください。
ARIS と SAP® システムの間のデータ転送中に、プロジェクトまたはブランチの設定のデフォルト メソッド設定の定義に従って必須の階層構造が作成されます。メソッド設定は、SAP® プロジェクトとブランチからのダウンロード、または SAP® 同期が実行されたあと ARIS でのデータベース アイテムをどのように表示するかを決定します。ARIS 管理者は、プロジェクトおよびブランチのデフォルト メソッド設定をカスタマイズできます。こうすると、BPMN™ 図などでさまざまな要素タイプの使用が可能になります。
階層
ARIS では、SAP® ソリューション マネージャ要素の階層構造は、定義されたアサインメント構造を使用して構成されます。構造要素は、ファンクションによって表されます。階層要素は、独特の [SAP ファンクション タイプ] 属性があるファンクション、データベースの下位グループ、関連する [SAP モデル タイプ] 属性があるモデル別に処理されます。 ファンクションに使用されるデフォルト シンボルは、アサインメントに対して選択されたモデル タイプによって異なります。ファンクションの [SAP ファンクション タイプ] 属性は、アサインされたモデルの [SAP モデル タイプ] 属性と一致する必要があります。このモデルには、1 階層下の SAP ファンクション タイプのファンクション オカレンスのみを含める必要があります。EPC やファンクション割当図などは、同じタイプの複数のモデルを 1 つのファンクションにアサインできます。BPMN モデルを使用する場合、アサインできる BPMN モデルは 1 つのみです。[SAP モデル タイプ] 属性は同期に関連する 1 つのモデルのみに設定され、アサインメント構造が一貫している必要があります。
SAP® ソリューション マネージャ 7.1 では、プロジェクト ノードの下のプロセス構造は、[シナリオ]、[業務プロセス]、[プロセス ステップ] の 3 層階層に固定されています。
SAP ファンクション |
モデルがアサインされる |
これらのモデルに含まれている |
---|---|---|
プロジェクト |
プロジェクト |
シナリオ |
シナリオ |
シナリオ |
プロセス |
プロセス |
プロセス |
プロセス ステップ |
この構造は SAP® 同期に必須であるため、ARIS では 新しい SAP ファンクションはウィザードを使用して作成できます。 これにより、すべての割り当てを自動的に作成できます (手順については「SAP ソリューション マネージャ 7.1」と「SAP ソリューション マネージャー 7.2」を参照してください。両者の手順は異なります)。
SAP® ソリューション マネージャ 7.2 では、ブランチ ノードの下でこの構造が依然として必要です。 任意の入れ子フォルダー構造に要素を配置して、必要な数のレベルにすることができます。ARIS SAP フォルダーは、下位グループ、[SAP ファンクション タイプ] 属性の値が [フォルダー] のファンクション、[SAP モデル タイプ] 属性の値が [フォルダー] のモデル別に処理されます。 フォルダーは、シナリオとプロセス ステップ ライブラリ (PSL) を構成するのに使用できます。業務プロセス構造下のフォルダーは、下位要素としてシナリオまたはフォルダーのみを持つことができます。上位要素は、フォルダーかルート ノードのいずれかになります。同じルールが PSL にも適用されます。しかし、シナリオやプロセスは PSL では使用できないため、プロセス ステップ フォルダーの下位要素として持てるのはプロセス ステップのオリジナルのみです。
ARIS では、フォルダーが、すべてのほかの SAP 構造要素のブランチ、シナリオ、プロセス、プロセス ステップのように処理されます。 フォルダー アイテムには、新しい [フォルダー]、[プロセス ステップ フォルダー]、[実行可能ファイル フォルダー]、[インターフェイス フォルダー] の SAP ファンクション タイプと SAP モデル タイプを使用できます。
階層 |
SAP モデル タイプ/ |
下位 |
上位 |
---|---|---|---|
ブランチ |
プロジェクト |
フォルダー プロセス ステップ フォルダー (PSL) 実行可能ファイル フォルダー インターフェイス フォルダー |
- |
フォルダー |
フォルダー |
フォルダー シナリオ |
ブランチ |
シナリオ |
シナリオ |
プロセス |
フォルダー |
プロセス |
プロセス |
プロセス ステップ PSL オカレンス* |
シナリオ |
プロセス ステップ |
プロセス ステップ |
- |
プロセス |
プロセス ステップ フォルダー (PSL) |
プロセス ステップのフォルダー |
プロセス ステップのオリジナル (PSL)
|
プロセス ステップ フォルダー (PSL)
|
プロセス ステップのオリジナル (PSL) |
プロセス ステップのフォルダー |
- |
プロセス ステップ フォルダー (PSL) |
実行可能ファイル フォルダー |
実行可能ファイル フォルダー |
実行可能ファイル フォルダー |
実行可能ファイル フォルダー |
インターフェイス フォルダー |
インターフェイス フォルダー |
インターフェイス フォルダー なし** |
インターフェイス フォルダー |
*SAP とは異なり、ARIS ではプロセス ステップのオリジナルのオカレンスを、プロセスの下位要素として使用できます。
**SAP とは異なり、ARIS のインターフェイスは構造要素としてはマッピングされず、アサインメントとしてマッピングされます。 この例では、ARIS でこの SAP ソリューションがどのようにマッピングされるかについて説明します。
[DEMO_ARIS Branch] ソリューションの [開発] ブランチが、SAP データベースの下位グループにダウンロードされました。最上位の構造は、必ず [プロジェクト] SAP ファンクション タイプのルート ファンクションで始まります。このルート ファンクションと下位グループはブランチの内容を含み、SAP プロジェクトまたはブランチと常に同じ名前を持ちます。
下位グループに、階層レベルの内容が保存されます。
[業務プロセス]、[プロセス ステップ ライブラリ]、[ロール]、[システム ランドスケープ] 下位グループが含まれます。
デフォルトでは、階層構造は、次のようにメソッド構造を使用せずにマッピングされます。たとえば BPMN™ を使用する場合は、メソッド設定をカスタマイズする必要があります。
SAP ソリューション マネージャ 7.1 |
SAP ソリューション マネージャ 7.2 |
---|---|
SAP® ソリューション マネージャのプロジェクトとブランチは、ARIS では開始オブジェクトで表現されます。[ファンクション] タイプのオブジェクトが自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。開始オブジェクトの [SAP ソリューション タイプ] 属性値に [プロジェクト] が自動的に選択されます。[プロジェクト] SAP モデル タイプのモデルは、開始オブジェクトにアサインする必要があります。 デフォルトでは、[付加価値連鎖図 (VACD)] タイプのモデルと [ファンクション割当図 (FAD)] タイプのモデルは、開始オブジェクトに自動的にアサインされます。割り当てられたアプリケーション システムは、FAD に一覧表示されます。ビジネス シナリオは、VACD に表示されます。モデル タイプにしたがって、ビジネス シナリオのオカレンスを表すシンボルは変わります。[プロジェクト] SAP モデル タイプのこれらのプロジェクト モデルは、ビジネス シナリオのみを含むことができます。デフォルトでは、ビジネス シナリオは [SAP 付加価値連鎖] シンボルを持つ [シナリオ] SAP ファンクション タイプのオブジェクトとして表されます。 VACD の代わりにほかのモデル タイプを選択して、ユーザー定義のファンクション割当図を使用することもできます。 |
SAP® ソリューション マネージャのブランチは、ARIS では開始オブジェクトで表現されます。[ファンクション] タイプのオブジェクトが自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。開始オブジェクトの [SAP ソリューション タイプ] 属性値に [ブランチ] が自動的に選択されます。[ブランチ] SAP モデル タイプのモデルは、開始オブジェクトにアサインされます。 デフォルトでは、[付加価値連鎖図 (VACD)] タイプのモデルと [ファンクション割当図 (FAD)] タイプのモデルは、開始オブジェクトに自動的にアサインされます。割り当てられたアプリケーション システムは、FAD に一覧表示されます。ビジネス シナリオは、VACD に表示されます。モデル タイプにしたがって、ビジネス シナリオのオカレンスを表すシンボルは変わります。[プロジェクト] SAP モデル タイプのこれらのプロジェクト モデルは、ビジネス シナリオのみを含むことができます。デフォルトでは、ビジネス シナリオは [SAP 付加価値連鎖] シンボルを持つ [シナリオ] SAP ファンクション タイプのオブジェクトとして表されます。 VACD の代わりにほかのモデル タイプを選択して、ユーザー定義のファンクション割当図を使用することもできます。 |
[ファンクション] タイプのオブジェクトは、SAP® ソリューション マネージャ ビジネス シナリオとして ARIS に自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。ビジネス シナリオの [SAP ファンクション タイプ] 属性に対して、値 [シナリオ] が自動的に選択されます。[シナリオ] SAP モデル タイプのモデルは、ビジネス シナリオにアサインされます。 デフォルトでは、[イベント駆動プロセス連鎖図 (EPC)] タイプのモデルと [ファンクション割当図 (FAD)] タイプのモデルは、ビジネス シナリオに自動的にアサインされます。実行可能ファイル、文書、エンド ユーザー ロール、組織ユニット、またはマスター データは、FAD に現れる SAP ファンクションに接続されます。業務プロセスは、EPC に表示されます。モデル タイプにしたがって、業務プロセスのオカレンスを表すシンボルは変わります。[シナリオ] SAP モデル タイプのこれらのシナリオ モデルは、業務プロセスのみを含むことができます。デフォルトでは、業務プロセスは、[SAP ファンクション] シンボルを持つ SAP ファンクション タイプ [プロセス] のファンクションによって表されます。EPC の代わりにほかのモデル タイプを選択したり、ユーザー定義のファンクション割当図を使用したりできます。 |
任意の入れ子フォルダー構造に要素を配置して、必要な数のレベルにすることができます。ARIS SAP フォルダーは、下位グループ、[SAP ファンクション タイプ] 属性の値が [フォルダー] のファンクション、[SAP モデル タイプ] 属性の値が [フォルダー] のモデル別に処理されます。 フォルダーは、シナリオとプロセス ステップ ライブラリ (PSL) を構成するのに使用できます。業務プロセス構造下のフォルダーは、下位要素としてシナリオまたはフォルダーのみを持つことができます。上位要素は、フォルダーかルート ノードのいずれかになります。同じルールが PSL にも適用されます。しかし、シナリオやプロセスは PSL では使用できないため、プロセス ステップ フォルダーの下位要素として持てるのはプロセス ステップのオリジナルのみです。 [ファンクション] タイプのオブジェクトは、SAP® ソリューション マネージャ ビジネス シナリオとして ARIS に自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。ビジネス シナリオの [SAP ファンクション タイプ] 属性に対して、値 [シナリオ] が自動的に選択されます。[シナリオ] SAP モデル タイプのモデルは、ビジネス シナリオにアサインされます。 デフォルトでは、[イベント駆動プロセス連鎖図 (EPC)] タイプのモデルと [ファンクション割当図 (FAD)] タイプのモデルは、ビジネス シナリオに自動的にアサインされます。実行可能ファイル、文書、エンド ユーザー ロール、組織ユニット、またはマスター データは、FAD に現れる SAP ファンクションに接続されます。業務プロセスは、EPC に表示されます。モデル タイプにしたがって、業務プロセスのオカレンスを表すシンボルは変わります。[シナリオ] SAP モデル タイプのこれらのシナリオ モデルは、業務プロセスのみを含むことができます。デフォルトでは、業務プロセスは、[SAP ファンクション] シンボルを持つ SAP ファンクション タイプ [プロセス] のファンクションによって表されます。EPC の代わりにほかのモデル タイプを選択したり、ユーザー定義のファンクション割当図を使用したりできます。 |
[ファンクション] タイプのオブジェクトは、SAP® ソリューション マネージャ業務プロセスとして ARIS に自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。業務プロセスの [SAP ファンクション タイプ] 属性に対して、値 [プロセス] が自動的に選択されます。[プロセス] SAP モデル タイプのモデルは、業務プロセスにアサインされます。 デフォルトでは、[イベント駆動プロセス連鎖図 (EPC)] タイプのモデルと [ファンクション割当図 (FAD)] タイプのモデルは、業務プロセスに自動的にアサインされます。実行可能ファイル、文書、エンド ユーザー ロール、組織ユニット、またはマスター データは、FAD に現れる SAP ファンクションにアサインされます。プロセス ステップは、EPC に表示されます。EPC の代わりにほかのモデル タイプを選択したり、ユーザー定義のファンクション割当図を使用したりできます。モデル タイプにしたがって、プロセス ステップのオカレンスを表すシンボルは変わります。[プロセス] SAP モデル タイプのこれらのプロセス モデルは、プロセス ステップのみを含むことができます。デフォルトでは、プロセス ステップは、[SAP ファンクション] シンボルを持つ SAP ファンクション タイプ [プロセス ステップ] のファンクションによって表されます。 |
[ファンクション] タイプのオブジェクトは、SAP® ソリューション マネージャ業務プロセスとして ARIS に自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。業務プロセスの [SAP ファンクション タイプ] 属性に対して、値 [プロセス] が自動的に選択されます。[プロセス] SAP モデル タイプのモデルは、業務プロセスにアサインされます。 デフォルトでは、[イベント駆動プロセス連鎖図 (EPC)] タイプのモデルと [ファンクション割当図 (FAD)] タイプのモデルは、業務プロセスに自動的にアサインされます。実行可能ファイル、文書、エンド ユーザー ロール、組織ユニット、またはマスター データは、FAD に現れる SAP ファンクションにアサインされます。プロセス ステップは、EPC に表示されます。EPC の代わりにほかのモデル タイプを選択したり、ユーザー定義のファンクション割当図を使用したりできます。モデル タイプにしたがって、プロセス ステップのオカレンスを表すシンボルは変わります。[プロセス] SAP モデル タイプのこれらのプロセス モデルは、プロセス ステップのみを含むことができます。デフォルトでは、プロセス ステップは、[SAP ファンクション] シンボルを持つ SAP ファンクション タイプ [プロセス ステップ] のファンクションによって表されます。 |
[ファンクション] タイプのオブジェクトは、SAP® ソリューション マネージャ プロセス ステップとして ARIS に自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。プロセス ステップの [SAP ファンクション タイプ] 属性に対して、値 [プロセス ステップ] が自動的に選択されます。 プロセス ステップは最下階層レベルを表し、プロセス モデルにのみオカレンスを持ちます。デフォルトでは、プロセス ステップは、[SAP ファンクション] シンボルを持つ SAP ファンクション タイプ [プロセス ステップ] のファンクションによって表されます。 |
[ファンクション] タイプのオブジェクトは、SAP® ソリューション マネージャ プロセス ステップとして ARIS に自動的に作成されます。この設定を変更することはできません。プロセス ステップの [SAP ファンクション タイプ] 属性に対して、値 [プロセス ステップ] が自動的に選択されます。 プロセス ステップは最下階層レベルを表し、プロセス モデルにのみオカレンスを持ちます。デフォルトでは、プロセス ステップは、[SAP ファンクション] シンボルを持つ SAP ファンクション タイプ [プロセス ステップ] のファンクションによって表されます。 |
|
PSL の構造は似ていますが、異なる要素タイプが使用されます。 |
SAP ID、SAP ファンクション タイプ、および SAP モデル タイプが、同期済みのオブジェクト定義とアサインメント間で適合する場合は、アサインメントが含まれます。
SAP ID がないためにオブジェクト定義がまだ同期されていない場合、および SAP ファンクション タイプと SAP モデル タイプがオブジェクト定義とアサインメント間で適合する場合もまた、アサインメントが考慮されます。SAP ファンクション タイプまたは SAP ID のないアサインメントはすべて含まれません。
BPMN™ を使用するためにメソッド設定をカスタマイズした場合は、デフォルトから逸脱しているアサインメント構造に関する情報を入手してください。
ARIS データベースまたは SAP ソリューション マネージャでアイテムを移動すると、次の場合、これらのアイテムは同期のみに含まれます。
同期した ARIS アイテムには SAP ID があります。対応するアイテムが SAP ソリューション マネージャにも存在する必要があります。ARIS に存在するアイテムが SAP ソリューション マネージャにおいて削除された場合、SAP ソリューション マネージャへのデータの転送中にエラーが発生します。SAP ソリューション マネージャからアイテムを削除した場合は、続いて、その変更を ARIS に転送する必要があります。
ビジネス設計のアイテムの順番の指定には、空の指定や重複するエントリを含めないでください。
SAP プロジェクトのシステム ランドスケープで定義する論理コンポーネントは、プロセス ステップに割り当てる必要があります。論理コンポーネントは、[SAP コンポーネント] SAP ソリューション属性で設定します。プロセス ステップとは、SAP ファンクション タイプ [プロセス ステップ] を持つファンクションです。[SAP ファンクション タイプ] 属性は、[SAP ソリューション属性] 属性タイプ グループにあります。
実行可能ファイルのタイプに適した属性が、実行可能ファイルを表す [画面] オブジェクトに設定される必要があります。SAP コンポーネントは、SAP® プロジェクト (システム ランドスケープ) で定義されている必要があります。
[トランザクション コード] および [SAP コンポーネント] 属性は一意である必要があります。たとえば、実行可能ファイル VA02 を実行して、複数の SAP® システムを使用する場合、実行する SAP® システムを割り当てる必要があります。
スペルが同じであることを確認してください。ARIS では、システム ランドスケープは、プロジェクト ノードに割り当てられたファンクション割当図で確認できます。
非 URL 実行可能ファイルは、論理コンポーネント ([SAP コンポーネント] 属性タイプ) に割り当てる必要があります。
プロセス ステップに割り当てられている実行可能ファイル (画面) に関しては、[画面] オブジェクトの [SAP コンポーネント] 属性とプロセス ステップの [SAP コンポーネント] 属性が同一である必要があります。
ウィザードを使用して実行可能ファイルを作成する場合、すべての属性が自動的に正しく設定されます。 必要に応じて、[SAP® オプション] の [ソリューション マネージャ] オプション ページを選択して、[サポート ダイアログを開く] チェック ボックスおよび [SAP® ソリューション マネージャを使用して実行可能ファイルを実行する] チェック ボックスをオンにします。
SAP® ソリューション マネージャで開始できるように実行可能プログラムを作成できます。モデル作成の規則では、実行可能プログラムは [画面] タイプのオブジェクトを使用する [ファンクション割当図] (FAD) タイプのモデルのみでモデル化されるように定義されています。FAD を SAP ファンクションにアサインする必要があります。[トランザクション コード] 属性に設定できるコードは 1 つのみです。複数のコードは入力できません。そのため、[画面] タイプのオブジェクトを各実行可能ファイルに作成する必要があります。
[SAP® オプション] の [ソリューション マネージャ] オプション ページで、[サポート ダイアログを開く] チェック ボックスをオンにして、SAP ファンクション、実行可能ファイル、文書を新規に作成する際にサポートを利用することを指定できます。 これにより、作成時にデータが自動的に一貫して指定され、ARIS と SAP® ソリューション マネージャ間で同期することができます。
このチェック ボックスをオンにした場合は、画面を介してのみ実行可能ファイルを設定できます。[実行可能ファイル] ダイアログ ボックスでは、ファンクション割当図がアサインされている SAP ファンクションに対してコールが開始された場合にのみ実行可能ファイルを設定できます。これ以外の場合は、上記の機能は利用できません。ほかの要素に対してこの属性が設定されている場合は、実行可能ファイルは無視されます。
このチェック ボックスをオフにした場合でも、実行可能ファイルをモデルとオブジェクトの [トランザクション コード] 属性に設定できます。これらの実行可能ファイルは、SAP® ソリューション マネージャで開始できません。また、SAP® 同期の対象になりません。
[ARIS] の [オプション] をクリックします。
Test Designer を使用して、テスト プロジェクトを作成および編集します。
バージョン 7.2.0.551017 までのプログラムを使用してテスト文書およびトレーニング文書がデータベースに転送されている場合は、プロジェクト文書シンボルがさまざまなタイプの文書に使用されています。転送後に SAP ソリューション マネージャの [プロジェクト文書] タブにテストおよびトレーニング文書が入力されることを回避するには、情報媒体に関連するシンボル タイプを使用する必要があります。
この場合、すべてのプロジェクトに対して同期を開始し、[データを ARIS に転送する] プロジェクト オプションを選択します。これにより、文書特定のシンボルが自動的に割り当てられます。このあと、ARIS に追加された文書を SAP ソリューション マネージャに転送できます。
次のテーブルでは、異なるタイプの文書にどのシンボルを使用されているか、および SAP ソリューション マネージャに転送後どのタブで文書を管理できるかを示します。
シンボル |
シンボル タイプ |
SAP ソリューション マネージャ |
一般文書 (テンプレート プロジェクトのみ) |
[一般文書] タブ |
|
プロジェクト文書 |
[プロジェクト文書] タブ |
|
テスト文書 |
[テスト ケース] タブ |
|
トレーニング文書 |
[トレーニング文書] タブ |