シミュレーションを適切に実行し、実際の状況に即した結果を得ることができるようにするため、シミュレーションに関連するオブジェクト タイプを相互に接続する接続線タイプの中には、制御属性が用意されているものがあります。 これらの属性はシミュレーション中に評価され、シミュレーションの実行を制御します。 シミュレーションの開始前に、一覧されている接続線タイプのシミュレーション関連属性が設定されているかどうか確認することを推奨します。
必要な従業員数 ([実行する]、[寄与する] 接続線タイプ)
ファンクションの実行に必要となる従業員の数を指定します。 ファンクションを実行するためには、指定した数の従業員がシミュレーションの実行中に同時に利用可能でなければなりません。 正の整数を入力します。 この属性は、[組織ユニット] または [グループ] からファンクションへの接続線において使用することをお勧めします。 [要員]、[役職] および [ロール] オブジェクト タイプの場合、[実行する] 接続線の [必要な従業員数] 属性 ([シミュレーション] 属性タイプ グループ) に入力した数に関係なく、従業員数は常に 1 人と見なされます。
演算子 (ファンクションと ERM 属性間の [出力として持つ] 接続線タイプ)
この属性は、[割り当て] (: =) 、[加算] (+) 、[減算] (-) 、[乗算] (*) の各演算子の指定に使用します。
演算数 (ファンクションと ERM 属性間の [出力として持つ] 接続線タイプ)
この属性を使用して、必要な文字列で値を入力します。
オペランド (数値) (ファンクションと ERM 属性間の [出力として持つ] 接続線タイプ)
この属性を使用して、整数または浮動小数点数の値を指定します。
オペランド (論理値) (ファンクションと ERM 属性間の [出力として持つ] 接続線タイプ)
この属性を使用して、2 つの論理的なステータスのいずれかを指定します。 この属性をアクティブにして、アクティブな状態を表現します。 この属性をアクティブにして、非アクティブな状態を表現します。
必要なキャパシティ (技術的リソースとファンクション間の [運用リソースである]、[必要とする]、[アクセスする] 接続線タイプ)、BPMN のみに該当
ファンクションを実行するのに、技術的リソースがどの程度頻繁に同時に必要になるかを示します。 ファンクションを処理するためには、このリソースがシミュレーションの実行中に同時に利用可能でなければなりません。 正の整数を入力します。 技術的リソースが割り当てられたファンクションは、利用可能なキャパシティが必要なキャパシティ以上でない限り実行されません。 キャパシティが不足している場合、到着したプロセス フォルダーは、ファンクションで動的待機状態になります。 リソースが必要なキャパシティ倍のキャパシティを提供できる場合、対応する数だけ並行してファンクションを実行できます。
確率 (ルールとイベント間の [引き起こす] 接続線タイプ)、BPMN のみに該当
ルールのあとのイベントの発生確率を定義します。 0 から 1 の間の浮動小数点数を入力します。