システム ユーザーとは、データベースにすべての利用権限とアクセス権を持ち、[ARIS 管理] で必要な権限を持つユーザーです。システム ユーザーは、システム管理者 (ユーザー「system」) またはほかのシステム ユーザーが作成できます。
「system」システム ユーザーは自動的に作成されます。このユーザーは、テナントのすべてのデータベースへの完全なアクセス権を持ちます。名前「system」は変更できません。不正なアクセスを防止するために、システム ユーザーは「manager」というパスワードを [ARIS 管理] でただちに変更してください。データベース レベルのシステム ユーザーの利用権限およびアクセス権は変更できません。システム ユーザーの権限を取り消すためには、別のシステム ユーザーが ARIS Architect でユーザーの [利用権限] プロパティ ページにある [システム ユーザー] チェック ボックスをオフにする (データベース用システム ユーザーを作成する, ユーザーをシステム ユーザーにする方法)必要があります。これで、ユーザーの権限を変更できます。このあと、そのユーザーにはアクセス権がなくなります。
システム ユーザー「system」は、システム管理者の管理者ロールを担い、テナントのすべてのデータベースで、すべての利用権限とアクセス権を持ちます。認証に LDAP システムなどの外部システムを使用している場合でも、認証されたユーザーは、この非常時用のユーザー名でデータベースにログオンできます。
名前「system」は変更できません。このユーザーの [システム ユーザー] チェック ボックス (ARIS Design Server の [利用権限] プロパティ ページ) をオフにすることもできません。不正なアクセスを防ぐために、「manager」というパスワードはただちに変更してください。
問題を回避するためには、追加のシステム ユーザーを作成 (データベース用システム ユーザーを作成する, ユーザーをシステム ユーザーにする方法)してください。 複数のシステム ユーザーがいれば、ひとりしかいないシステム ユーザーがパスワードを忘れた場合などの問題を回避できます。すべてのシステム ユーザーのパスワードを忘れた場合は、すべての機能が利用できず、データへのアクセスが完全に不可能になります。