ビジネス モデルを BPMN 図に変換し、BPMN 図を改善したり、技術詳細を追加したりした場合、これらの変更を新しい変換に含める必要があります。
また、ビジネス モデルがさらに開発または改善された場合も、変更が BPMN 図で失われないようにする必要があります。このような場合の処理方法を決定する必要があります。 ユーザーは、すべての小さな変更を追跡する必要がないように、適切な決定を行うためのサポートを利用できます。
このような状況を次のグラフィックに示します。
元のソース モデルは BPMN に変換されています (グラフィック上部)。 ビジネス モデルも、BPMN 図も編集されています。
ビジネス モデルでは、F1 ファンクションから XOR ルールがモデル化され、また組織ユニット Alice が実行する別のファンクション F3 がモデル化されています。したがって、終了イベントが 1 つから 2 つ (End1 と End2) に増えています。
BPMN 図では、Alice レーンのタスク F2 と終了イベント End の間にタスク F2b が追加されています。
ビジネス モデルはもう一度変換されます。ただし、BPMN 図の変更は維持する必要があるので、この新しい変換のターゲット モデルは、最初の変換結果のモデルになります。インタラクティブ マージを実行します。
次のグラフィックは、競合モデルを示しています。
シンボル |
意味 |
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変換により追加済み |
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変換により削除済み |
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ターゲット モデルに追加済み |
上の例では、編集されたソース モデルに追加されたオブジェクト F3 と End 2 および XOR ルールに加えて、これらのオブジェクトのすべての接続線には「変換により追加済み」() の印が付けられています。
元のソース モデルには存在したが、ソース モデルの変更時に削除された、オブジェクト F1 とオブジェクト F2 の間の接続線には、「変換により削除済み」() の印が付けられています。
BPMN 図に追加されたタスク F2b およびその入力接続線と出力接続線には、競合モデル内で「ターゲット モデルに追加済み」の印が付けられています ()。
タスク F2 から終了イベント End への接続線にも「変換により追加済み」の印が付けられています。これは、実際には F2b を挿入するために BPMN 図で削除されたものですが、この 2 つは見分けがつかないので、常に「変換により追加済み」の印が付けられます。
競合ごとに、承認するか、破棄するかを決定できます。たとえば、オブジェクトが 1 つだけ追加された競合は、単純競合と見なされます。
これに対して、すべて承認するか、すべて破棄する必要がある、単純競合のグループがあります。これらを複合競合といいます。