「タイムライン」マクロのためのモデリング規則
「タイムライン」マクロは、[バリュー ストリーム マップ] タイプのモデルに対して実行できます。
全般
「タイムライン」マクロをエラーが発生することなく実行するためには、[バリュー ストリーム マップ] モデルに関して次のモデリング規則が順守されている必要があります。
- バリュー ストリームに 2 つの組織ユニットが含まれていること (1 つは供給業者、もう 1 つは顧客を表す)。
- 供給業者が [ファンクション] タイプの最初の製造ステップに [発送する] タイプの接続線 1 本で接続されていること。
- 顧客が [ファンクション] タイプの最後の製造ステップに [発送する] タイプの接続線 1 本で接続されていること。
- バリュー ストリームは、常に [ファンクション] タイプの製造ステップで開始および終了すること。
- バリュー ストリームの [スーパーマーケット] オブジェクト シンボル ([場所] オブジェクト タイプ) に、外部リソースとの直接の接続線がないこと。
- バリュー ストリームは線形マテリアル フローでのみ構成されていること。「タイムライン」マクロは分割または並列マテリアル フローを処理しません。
- [スーパーマーケット] オブジェクト シンボル ([場所] オブジェクト タイプ) は、その前後に位置する [情報媒体] タイプの製造と引取りカンバンに接続されていること。
情報フローは「タイムライン」マクロにより無視されます。
属性
「タイムライン」マクロには次の属性を設定する必要があります。
- モデルの [稼働日数] 属性が 0 より大きいこと。
- モデルの [シフト期間] 属性が 0 より大きいこと。
- ファンクションの [平均処理時間] 属性が 0 より大きいこと。
- [場所] タイプのオブジェクト ([スーパーマーケット] オブジェクト シンボル) の [量] 属性が 0 より大きいこと。
- [FIFO レーンのターゲット]、[引っ張られる]、[押し出す] タイプの接続線の [量] 属性が 0 より大きいこと。
- [FIFO レーンのターゲット]、[引っ張られる]、[押し出す] タイプの接続線の [同一部品数] 属性が 0 より大きいこと。
- [発送する] タイプの入力接続線を持つ [組織ユニット] タイプのオブジェクト ([外部ソース] オブジェクト シンボル) の [シフト勤務] 属性が 0 より大きいこと。
- [発送する] タイプの入力接続線を持つ [組織ユニット] タイプのオブジェクト ([外部ソース] オブジェクト シンボル) の [量] 属性が 0 より大きいこと。
オプション
- 次の属性が設定されると、それらからファンクションの [サイクル時間] 属性が算出されます。
- ファンクションの [平均処理時間] 属性が 0 より大きいこと。
- ファンクションの [リソース数] 属性が 0 より大きいこと。
- ファンクションの [ロット サイズ] 属性が 0 より大きいこと。また、この属性は [サイクル時間] の算出にも含まれます。
- 次の属性が設定されると、それらからファンクションの [顧客需要率] 属性が算出されます。
- モデルの [シフト期間] 属性が 0 より大きいこと。
- モデルの [稼働日数] 属性が 0 より大きいこと。
- [発送する] タイプの入力接続線を持つ [外部ソース] タイプのオブジェクトの [シフト勤務] 属性が 0 より大きいこと。
- [発送する] タイプの入力接続線を持つ [組織ユニット] タイプのオブジェクト ([外部ソース] オブジェクト シンボル) の [量] 属性が 0 より大きいこと。
- 次の属性が設定されている場合は、[プロセス全体の有効性] 属性が算出されます。
- ファンクションの [可用率] 属性が 0 より大きいこと。
- ファンクションの [パフォーマンス率] 属性が 0 より大きいこと。
- ファンクションの [品質率] 属性が 0 より大きいこと。