[Definitions] 要素は、最上位 XML 要素を表します。この要素には、BPMN 2.0 に必要な名前空間が含まれます。
Semantic
[Semantic] 要素では、意味論要素の名前空間を定義します。
bpmndi
[bpmndi] 要素では、グラフィック要素の名前空間を定義します。
dc
[dc] 要素では、グラフィック スタイルの要素を定義します。
di
[di] 要素では、テキスト スタイルの要素を定義します。
[Semantic] 要素では、意味論要素の名前空間を定義します。
ID は、「ARISBPMN_」という文字列と BPMN 図の GUID で構成されます。また、ターゲット名前空間 http://www.softwareag.com/bpmn2Serialisation/ が指定され、モデルの名前が付加されます。
この定義要素は、ほかのすべての要素とそれらの下位要素のコンテナー要素です。
[Collaboration] 要素は、コラボレーションをモデル化するためのコンテナー要素として使用されます。 コラボレーションは、[Participant] タイプのオブジェクトと、[Message flow] タイプのオブジェクトを使用するそれらのインタラクションの集合です。
[Collaboration] タイプの要素は、各 BPMN 図の個々のコラボレーションの上位要素として生成されます。 ID は、「COLLABORATION_」という文字列とモデルの GUID で構成されます。
プールは組織要素を表します。[BPMN collaboration diagram (BPMN 2.0)] タイプのモデルにプールが含まれない場合や、フロー要素がプールに埋め込まれていない場合、[BPMN collaboration diagram (BPMN 2.0)] タイプのモデルはこの組織要素を表します。
組織要素を表すプールがある場合は、「FLOWNODE_」という文字列とプールの GUID で構成される要素が生成されます。これで構成されない場合は、[BPMN collaboration diagram (BPMN 2.0)] タイプのモデルの GUID が使用されます。
プールに少なくとも 1 つのフロー要素またはレーンが含まれる場合は、プールによってプロセスが定義されます。[processRef] 属性が [Participant] 要素に追加され、プールによって定義されたプロセスを参照します。[processRef] 属性は、「PROCESS_」という文字列とプールの外部 GUID で構成されます。プロセスがプールを使用せずに BPMN 図によって、またはフロー要素のみによって定義される場合は、BPMN 図の GUID が使用されます。
レーンはプロセスの一部であり、プロセスを構成するために使用されますが、定義された意味論はありません。通常はプールに埋め込まれますが、BPMN 図で直接使用することもできます。
レーンは水平または垂直に配置できます。意味論上の違いはありません。レーンの向きは、BPMN ファイルの bpmndi 部分で定義されます。
[laneset] タイプの要素を含む [process] タイプの要素は、各プールに生成されます。[laneset] タイプの要素の ID は、「LANESET_」という文字列とプールの外部 GUID で構成されます。レーンが BPMN 図に直接存在する場合は、モデルの GUID が使用されます。[laneset] タイプの要素には、ID が「FLOWNODE_」という文字列とレーンの外部 GUID で構成される [lane] 要素が含まれます。[name] 属性にはレーンの名前が含まれます。
[Business rule task] タイプのオブジェクトなどのフロー要素がレーンに埋め込まれている場合は、フロー要素を参照する [flowNodeRef] タイプの要素が [lane] タイプの要素で生成されます。
レーンにはレーンを含めることもできます。階層構造の深度には制限がありません。下位レーンが使用される場合、[lane] タイプのすべての下位要素を含む [childLaneSet] 要素が下位レーンを持つ各レーンに生成されます。
次の例に、メッセージ フローの考えられるすべてのバリエーションを示します。
フロー要素とプール間のメッセージ フロー
2 つのプール間のメッセージ フロー
2 つのフロー要素のメッセージ フロー
ID が「FLOW」という文字列と接続線の GUID で構成される [messageflow] 要素が各メッセージ フローに生成されます。[sourceRef] および [targetRef] タイプの要素には、フロー要素またはプールの対応する ID が含まれます。
ARIS では、メッセージ フローを、メッセージ フローを含む部分と交換されるメッセージを含む部分に分割することができます。これは BPMN 2.0 仕様に厳密に対応しているわけではないため、このようなメッセージ フローはエクスポート時に BPMN ファイルに含められません。
BPMN 図に少なくとも 1 つのフロー要素を含むプールがある場合や BPMN 図にプールがまったくない場合は、[process] 要素が生成されます。 この要素には、プロセス詳細を定義するほかのすべてのフロー要素が含まれます。 その ID は、「PROCESS_」という文字列と BPMN 図の GUID で構成されます。
グループには複数のプールの一部となり得る要素を含めることができるので、[process] 要素はこのようなグループに生成されます。
[FlowElementContainer] タイプの要素は、[Process]、[SubProcess]、[Choreography]、[Sub-Choreography] タイプの要素です。 [Process] と [Subprocess] タイプの要素のみ関連があります。
[FlowElementContainer] タイプの要素は、プロセスまたはサブプロセスのすべてのフロー要素の上位要素として使用します。 [FlowElementContainer] タイプの要素は、[Activity]、[Event]、[Gateway]、[Sequence flow]、[Data store]、[Data object] タイプのオブジェクトです。
サブプロセスにこれらの要素のいずれかが含まれる場合や、これらの要素のいずれかがモデル化されているモデルへアサインメントを持つ場合は、これらの要素が [FlowElementContainer] タイプの要素に追加されます。 これらの要素がサブプロセスの一部でない場合は、プールまたは BPMN 図によって定義される [process] 要素に追加されます。
[Task] タイプのオブジェクトがアサインされたファンクション割当図の組織要素に接続されている場合は、[resource] 要素が生成されます。 タスクのタイプが [Manual task] または [User task] の場合、[potentialOwner] タイプの要素が追加されます。 下位要素には、リソースを参照する [resourceRef] タイプの要素が含まれます。