シミュレーション中の動的リソース割り当て

シミュレーションの実行中にプロセス フォルダーがタスクに到達し、静的待機時間が経過すると、そのタスクの実行に必要なリソースが シミュレーション によって投入されます。モデル化されたすべてのリソースにタスクの実行に必要なキャパシティがある場合には、このタスクの学習期間または処理期間がすぐに開始されます。必要な人材リソース、キャパシティ リソース、 技術的リソースが、タスクを実行するために使用できない場合は、動的待機時間が開始します。不足しているリソースは、プロセスの優先度またはリソースの優先度に基づいてさまざまなタスクに投入されます。優先度が等しい場合、リソースは最初にリソースを要求したタスクに投入されます。

人材リソースの割り当て

タスクの実行中に、人材リソース (要員および役職) は排他的に 1 つのタスクに投入されます (リソースの削減)。ある時点で、1 つのタスクに対してのみ使用できます。タスクの実行に人材リソースが要求されたときに、その人材リソースがまだ別のタスクの実行中である場合、動的待機時間が発生します。複数の要員がタスクの実行に割り当てられている場合、そのタスクの実行は、モデル化されている要員がすべてそのタスクに投入された場合にのみ開始できます。人材リソースが、[グループ] または [組織ユニット] を使用してモデル化されている場合、実行中にタスクに投入される人数は、組織とタスクの間の接続線で指定されている人数とまったく同じになります。接続線で [必要な従業員数] 属性が設定されていない場合、タスクの実行に必要な従業員数は 1 人であると見なされます。

技術的リソースの割り当て

技術的リソースもタスクに排他的に投入されます。投入した結果、技術的リソースは特定の時点で 1 つのタスクを実行するためのみに利用できます。タスクによって要求された技術的リソースが別のタスクの実行に使用されているために利用できない場合、動的待機時間が発生します。

キャパシティ リソースの割り当て

シミュレーションの実行中、キャパシティ リソースのキャパシティは、タスクの処理が完全に終了した後に増加するか、指定したタスクの学習時間の開始前に減少するか、タスクの学習時間および処理時間中に一時的に減少します。シミュレーション中に必要なキャパシティ リソースがタスクに投入できない場合に、動的待機時間が発生します。このような状況は、次の場合に発生します。