知識マップ

知識マップは、知識カテゴリの組織内での分布を表します。組織ビューの各種オブジェクト タイプ (たとえば、[組織ユニット]、[役職]、[要員]、[場所]、[グループ] など) を、[自由に使える] 接続線を使用して知識カテゴリに接続できます。さらに、特定の要員や組織ユニットが特定のカテゴリの知識を所有しているという事実のほかに、カバー率も表すことができます。[自由に使える] 接続線には、[カバー率] 属性が含まれます。これは、関連する組織ユニットに関して、選択されたカテゴリの知識のカバー率をパーセンテージで表したものです。100% は最大のカバー率を表し、0% は対象のカテゴリの知識がまったくないことを表します。これは、前述の接続線が存在しないのと同じです。この定量的な評価のほかに、定性的な評価をグラフ形式で表すこともできます。これが、知識の [カバー率の質] 接続線属性の目的です。これは、[低い]、[普通]、[高い]、および [最高] の値をとります。この情報は、次の図に示すような接続線のシンボルを使って表します。[知識のカバー率] 属性と [カバー率の質] の値には直接の関係はありません。両方の属性を使用する場合、カバー率 25% までに対しては [低い]、カバー率が 26 ~ 50% に対しては [平均]、カバー率が 51 ~ 75% に対しては [高い]、カバー率が 76 ~ 100% に対しては [最高] を使用することをお勧めします。

知識マップ - 組織ユニットに関連させた場合

次の図の知識マップは、組織ユニットに注目しています。つまり、すべての知識カテゴリは各組織ユニットに指定されています。中心オブジェクトとして知識カテゴリを使用して、関連するすべての組織ユニットをそれに追加することもできます。ARIS のナビゲーション オプション ([プロパティ - オブジェクト] ダイアログ ボックスの [関係] タブ) を使用すると、このいずれの場合にも、1 つの組織ユニットまたは知識カテゴリのほかの既存の関係を簡単に見つけることができます。知識マップは、マトリクス形式で表されることがよくあります。次の図に示すように、同じ知識カテゴリの複数のオカレンスを列形式に配置することによりマトリクス表現が可能になります。この例では、知識カテゴリの名前だけが、表のヘッダーのように一番上に表示されています。その他のオカレンスについては、属性表示設定ファンクションによって名前が削除されています。この図では、カバー率の違いが別の方法で表現されています。つまり、知識カテゴリが異なるサイズで表現されています。

知識マップ - マトリクス表現