整合性の確認を自動的に開始する

ARIS と SAP® ソリューション マネージャ 7.1 間のデータ交換を正常に実行するためには、一貫したデータ保管が必要です。

「整合性の確認」マクロをアクティブにすると、関連するアイテムを保存するたびに整合性ルールが確認されます。マクロは、非アクティブにするまでサーバーすべてでアクティブになります。

すべての SAP 関連アイテムに整合性の確認が開始されます:

  • 次のタイプと SAP モデル タイプのモデル:

    • 付加価値連鎖図 (VACD)

    • EPC

    • EPC (行表示)

    • EPC (列表示)

    • BPMN process diagram (BPMN 2.0)

    • BPMN collaboration diagram (BPMN 2.0)

  • 設定値を持つ SAP ファンクション タイプの [ファンクション] タイプのオブジェクト:

必要条件

このテナントのスクリプト管理者であること。

以下で説明される管理者ロールは、サーバーおよびデータベースのレベルでさまざまな権限によって定義されます。管理者に割り当てられたロールに応じて、特定のファンクションを実行できます。

superuser

ユーザー「superuser」は自動的に作成されます。デフォルトでは、このユーザーには、「ユーザー管理」、「ライセンス管理」、および「設定管理者」利用権限が割り当てられます。このユーザーは、ほかのユーザーに対して、この利用権限を有効にすることもできます。「superuser」タイプのユーザーは、ライセンスで許可されているユーザー数にはカウントされません。「superuser」はシステム管理を担当しますが、ライセンスの制限のため ARIS を使用することはできません。デフォルト パスワードは「superuser」です。 不正なアクセスを防止するために、デフォルト パスワードを変更する必要があります。 「superuser」は削除できない唯一のユーザーなので、そのパスワードはとても重要です。 ユーザー名以外のすべてのユーザー データを変更できます。 superuser は、その他のデフォルト ユーザー (system、arisservice、guest) が削除された場合、それらを再作成できます。

system

システム ユーザー「system」は、システム管理者の管理者ロールを担い、テナントのすべてのデータベースで、すべての利用権限とアクセス権を持ちます。認証に LDAP システムなどの外部システムを使用している場合でも、認証されたユーザーは、この非常時用のユーザー名でデータベースにログオンできます。

名前「system」は変更できません。このユーザーの [システム ユーザー] チェック ボックス (ARIS Design Server の [利用権限] プロパティ ページ) をオフにすることもできません。不正なアクセスを防ぐために、「manager」というパスワードはただちに変更してください。

問題を回避するためには、追加のシステム ユーザーを作成してください。 複数のシステム ユーザーがいれば、ひとりしかいないシステム ユーザーがパスワードを忘れた場合などの問題を回避できます。すべてのシステム ユーザーのパスワードを忘れた場合は、すべての機能が利用できず、データへのアクセスが完全に不可能になります。

次の管理者ロールが定義されます。

データベース管理者

[ARIS 管理] では、データベース管理者には「データベース管理者」利用権限が必要です。このロールを持つユーザーは、すべての利用権限とアクセス権限を持ち、クライアントのすべてのデータベースのデータを編集できます。

データベース管理者は、サーバー レベルで以下の作業を行います。

定義されている利用権限を持つユーザーは、データベース レベルでその他のアクションを実行できます。

設定管理者

[ARIS 管理] では、設定管理者には「設定管理者」利用権限が必要です。

以下のタスクを実行します。

スクリプト管理者

[ARIS 管理] では、スクリプト管理者には「スクリプト管理者」利用権限が必要です。

スクリプト管理者は、以下の作業を行います。

分析公開者

分析公開者には、[ARIS 管理] で分析公開者の利用権限が必要です。

分析公開者は、以下のアクションを行います。

分析管理者

分析管理者には、[ARIS 管理] で分析管理者の利用権限が必要です。

分析管理者は、以下のアクションを行います。

手順

  1. ARIS Architect で、[ARIS] から 管理の表示 [管理] をクリックします。

  2. [ナビゲーション] バーがまだアクティブでない場合は、バー パネルで ナビゲーション [ナビゲーション] をクリックします。

  3. エクスプローラー ツリーで、評価 [評価] フォルダーをタブルクリックします。

  4. [マクロ] をダブルクリックします。マクロのカテゴリが表示されます。

  5. [SAP] カテゴリで [整合性の確認] マクロをクリックします。

  6. [開始] タブ バーの プロパティ [プロパティ] をクリックします。全般的なマクロのプロパティが表示されます。

  7. [ユーザーが使用できるようにする] チェックボックスをオンにします。

  8. [OK] をクリックします。

今後、すべての関連するアイテムに対して「整合性の確認」レポートがマクロにより開始されます。

保存するために確認が実行されることを回避するには、[ユーザーが使用できるようにする] チェックボックスをオフにします。また、同期をシミュレーションしたり、「整合性の確認」レポートを開始したりできます。