計算などのためにワークシートに関数を追加できます。ワークシート タイプのモデル、クエリの結果テーブル、またはアドホック分析のどれを編集しているかによって、使用できる数式が異なります。
属性を示します。
ARIS_ATTRIBUTE では、入力として属性の API 名が 1 つ必要であり、セル内の属性の名前を表示します。
例
次の式は、ARIS 属性 [名前] の名前を出力します。API 名を入力する必要があります。
=ARIS_ATTRIBUTE("AT_NAME")
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
属性値を出力します。
ARIS_ATTRIBUTE_VALUE には、ARIS アイテムと属性を入力する必要があります。 単一引数またはスコープ引数、あるいはその両方を使用できます。
例
ワークシート タイプのモデルでは、以下の式が、セル A2 に表示された ARIS アイテムの属性値と、セル B2 で指定されたその [名前] 属性を出力します。
=ARIS_ATTRIBUTE_VALUE(A2;B2)
=ARIS_ATTRIBUTE_VALUE(ARIS_ITEM("GUID");ARIS_ATTRIBUTE("属性の API 名"))
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムを示します。
アイテムは、次のいずれかです。
ARIS モデル
ARIS オブジェクト
ARIS 接続線
ARIS_ITEM では、引数として 1 つの GUID を引用符で囲んで指定する必要があります。入力は次の形式で行います。
=ARIS_ITEM("GUID")
例
ワークシート タイプのモデルでは、以下の式が ARIS アイテムの名前と関連付けられているシンボルを出力します。
接続線のセルが選択されているとします。この場合、式は、名前と接続線シンボルを出力します。
=ARIS_ITEM("ff14b3a1-438e-11e2-2aa2-e33baa0a29cc")
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムの API 名を返します。
アイテムは、次のいずれかです。
ARIS モデル
ARIS オブジェクト
ARIS 接続線
ARIS_ITEM_API_NAME は、引数として ARIS アイテムが必要です。
例
この例では、セル A1 にあるアイテムの API 名がセル B1 に出力されます。
=ARIS_ITEM_API_NAME(A1)
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS オブジェクトのデフォルト シンボルの名前を返します。
ARIS_ITEM_DEF_SYMBOL は、引数として ARIS アイテムが必要です。
例
この例では、セル A1 と A2 のアイテムのデフォルト シンボル名がセル B1 と B2 に表示されます。
=ARIS_ITEM_DEF_SYMBOL(A1)
=ARIS_ITEM_DEF_SYMBOL(A2)
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムの GUID を返します。
ARIS_ITEM_GUID は、入力として ARIS が必要です。これは、ARIS アイテムを含むセルになる場合と、ARIS アイテムを返す計算結果になる場合があります。
例
ワークシート タイプのモデルでは、以下の式がセル A1 に表示されている ARIS アイテムの GUID を返します。
=ARIS_ITEM_GUID(A1)
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムへのパスを返します。
ARIS_ITEM_PATH は、入力として ARIS アイテムが必要です。
例
ワークシート タイプのモデルでは、以下の式がセル A1 の ARIS アイテムへのパスを返します。
=ARIS_ITEM_PATH(A1)
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムのタイプを返します。
ARIS_ITEM_TYPE は、入力として ARIS アイテムが必要です。
例
ワークシート タイプのモデルでは、以下の式がセル A1 の ARIS アイテムのタイプを返します。
=ARIS_ITEM_TYPE(A1)
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムのタイプ番号を返します。
ARIS_ITEM_TYPE_NUM は、入力として ARIS アイテムが必要です。
例
ワークシート タイプのモデルでは、以下の式がセル A1 の ARIS アイテムのタイプ番号を返します。
ARIS_ITEM_TYPE_NUM=(A1)
クエリまたはアドホック分析の結果テーブル用に、式で ARIS を QUERY または ANALYSIS に置き換えます。
ARIS アイテムがユーザーによってロックされているかどうかを示します。ユーザーは [ワークシート] モデルに表示されます。
アイテムは、次のいずれかです。
ARIS モデル
ARIS オブジェクト
ARIS_LOCKED_BY_USER は、引数としてモデルまたはオブジェクトのセル参照が必要です。入力は次の形式で行います。
=ARIS_LOCKED_BY_USER(セル参照)
例
[ワークシート] タイプのモデルでは、以下の式が、モデルまたはオブジェクトをロックしたユーザーの名前を出力します。オブジェクトのセルが選択されています。
=ARIS_LOCKED_BY_USER(A2)
インデックスに基づいて値を返します。
インデックスは、一覧内でのアイテムの位置を示します。たとえば、1,3,5,7,13 という値のリストがある場合、位置 3 にあるアイテムは値が 5 です。
CHOOSE には 2 つ以上の引数が必要です。最初の引数は、対応するアイテムを選択する値のインデックスを表します。
入力 : CHOOSE(アイテムの位置, アイテム1..アイテム2)
例
CHOOSE(1;2;4;6;8;19) は 2 を返します。
CHOOSE(3;2;4;6;8;19) は 6 を返します。
セミコロンで分割されている文字列を連結します。
3 つの数値引数を日付に変換します。
引数は、「=DATE(年;月;日)」、つまり「=DATE(YYYY;MM;DD)」の書式で入力します。
例
=DATE(2012;12;5) は日付 2012.12.5 を返します。
2 つの日付の間の日数を返します。
日付は引数として直接入力できません。ただし、セルに入力されているか、「日付」型の値を返す式で計算される必要があります。引数は 2 つ必要です。
引数は、「=DAYS(日付;日付)」の書式で入力します。
例
=DAYS(A1;A2) は 22 日を返します。
条件を確認し、その結果に応じて値を返します。
IF には 3 つの引数が必要です。入力は次の形式で行います。
IF(条件;条件が満たされた;条件が満たされなかった)
例
「=IF(A1>A2;1;0)」と入力すると、TRUE が返されます。
「=IF(A1>A2;TRUE;FALSE)」と入力すると、次のように返されます。
「=IF(A1>10;"赤";IF(A1>5;"黄";IF(A1>2;"緑";"黒")))」と入力すると、次のように返されます。
ソース オブジェクトとターゲット オブジェクトが対応する接続線タイプを介して接続されている場合、指定した文字列を返します。
IS_CONNECTED_BY は、最低 1 つの ARIS ソース オブジェクト、ARIS ターゲット オブジェクト、接続線タイプの API 名、この関係が定義レベルで存在する場合に表示する文字列の入力を必要とします。 単一引数またはスコープ引数、あるいはその両方を使用できます。
例
次の式は、API 名「CT_ACTIV_1」を持つ接続線 [アクティブにする] でソース オブジェクトがターゲット オブジェクトに接続されている場合に、文字列「OK」を出力します。
=IS_CONNECTED_BY(A1;B1;"CT_ACTIV_1";"OK")
2 つの日付の間の作業日数を返します。
NETWORKDAYS は 2 つの引数を必要とし、土曜日と日曜日は休日とみなした作業日を返します。
例
論理反転です。
NOT は、真または偽の引数を必要とします。
NOT(TRUE) と NOT(1) は FALSE を返し、NOT(FALSE) と NOT(0) は TRUE を返します。
例
NOT(TRUE)
NOT(FALSE)
現在の時刻を返します。
NOW には引数は不要です。
入力は次の形式で行います。
=NOW()
NOW() 関数は、テーブルで計算が実行されるたびに時刻を更新します。
論理 OR 演算子です。
OR には 1 つ以上の引数が必要です。
例
値 1 |
値 2 |
OR |
---|---|---|
FALSE |
FALSE |
FALSE |
FALSE |
TRUE |
TRUE |
TRUE |
FALSE |
TRUE |
TRUE |
TRUE |
TRUE |
数値の平方根を返します。
SQRT には 1 つの引数が必要です。
例
=SQRT(4) は 2 を返します。
100 % に正規化します。
STANDARDIZE は、3 つの引数を必要とし、最小値と最大値の間の値を正規化します。計算は、次のように行われます。
最初の引数は、次に続く 2 つの値の差異の値を表し、100 % に対して正規化されます。
(値 - 最小値) / (最大値 - 最小値)
STANDARDIZE は、条件付き書式を持つセルが最大値に達したときにセルを色で強調表示する場合に主に使用します。セルにまったく色を付けない場合、部分的に色を付ける場合、完全に色を付ける場合を指定できます。
例
STANDARDIZE(2;0;10) は (2-0)/(10-0) となり、結果は 0.2 になります。
STANDARDIZE(7;3;10) は (7-3)/(10-3) となり、結果は 0.571 になります。
引数の値の合計値を返します。
SUM には 1 つ以上の引数が必要です。
例
=SUM(2;3) は 5 を返します。
条件を確認し、定義されている条件に応じた処理が実行されます。
SWITCH には、条件と、条件を満たしている場合に表示する値と、満たしている条件がなかった場合に表示するデフォルト値の 3 つ以上の引数が必要です。
IF 式で条件をリンクすることも可能です。ただし、この場合、式が長くなります。
例
=SWITCH(A1>10;"赤";A1>5;"黄";A1>2;"緑";"黒")
IF を使用した場合の式は次のようになります。
=IF(A1>10;"赤";IF(A1>5;"黄";IF(A1>2;"緑";"黒")))
時間を返します。
TIME には 3 つの引数が必要です。
入力は次の形式で行います。
=TIME(時間;分;秒)
例
=TIME(2;23;59) は 2:23:59 を返します。
「=TIME(25;23;59)」と入力すると「1:23:59」が返されます。
「=TIME(2;23;61)」と入力すると「02:24:01」が返されます。
当日の日付を返します。
TODAY には引数は不要です。
入力は次の形式で行います。
=TODAY()
TODAY() 関数は、ワークシートで計算が実行されるたびに日付を更新します。
論理 XOR 演算子です。
XOR には 1 つ以上の引数が必要です。
例
A1 |
A2 |
XOR |
---|---|---|
FALSE |
FALSE |
FALSE |
FALSE |
TRUE |
TRUE |
TRUE |
FALSE |
TRUE |
TRUE |
TRUE |
FALSE |