レポート サポートは、[データ] タブでアクティブにできます。アクティブにすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによって ARIS からデータが読み取られ、編集のためにタスクが開いた際にダイアログ ボックスに表示されます。レポートを使用して、すべての要素の表示名 (ラベル) を動的に変更できます。タスクが読取専用表示の場合、レポートは実行されません。
すべてのダイアログ ボックス要素に 1 つのレポートを使用する場合は、要素の識別子を使用して、個別のダイアログ ボックスの要素に値を渡す必要があります。この場合、1 つの要素にのみレポート サポートをアクティブにする必要があります (下の例を参照)。
レポート サポートは、次の要素に対して有効にできます。要素が複数値を処理できる場合は、レポートでカンマ区切りの一覧を使用します。
カンマ以外の区切り文字を使用する場合は、レポート スクリプト コード内で区切り文字を指定します。指定した区切り文字が、一覧の値で使用されていないことを確認します。
例
「#~#」を区切り文字として使用する場合は、レポート スクリプトに以下のコードを追加します。
var separator = "#~#";
Context.setProperty("separator", separator);
詳細を表示するには目的の要素をクリックしてください。
[チェック ボックス] 要素は、名前とチェック ボックスから構成されます。チェック ボックスは論理値を表します。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value", "true");
[チェック ボックス リスト] 要素には、ラベルと、複数のチェック ボックスがあります。チェック ボックスの数を定義できます。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
[エントリ リスト] タブで、チェック ボックスを追加できます。
レポート サポートのコード例
3 つのチェック ボックスの例。2 番目のチェック ボックスのデフォルト値は「true」です。
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","false,true,false");
[静的コンボ ボックス] 要素にはラベルがあります。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
[リスト エントリ] タブで、リスト エントリを追加できます。この一覧内の個々のエントリに名前と値を割り当てることができます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","2");
デザイン時に、静的コンボ ボックスに一覧のエントリを入力し、上記のコードを使用すると、ラベルが「b」の値「2」が実行時のダイアログ ボックスに設定されます。
[動的コンボ ボックス] 要素にはラベルがあります。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
[リスト エントリ] タブで、リスト エントリを追加できます。この一覧内の個々のエントリに名前と値を割り当てることができます。
動的コンボ ボックスの値はローカライズされません。値とラベルは、常に各コンボ ボックスのエントリと同じになります。使用できる値は、実行時に定義できます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("availableValues","1,2,3,4");
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","2");
[ハイパーリンク] 要素には名前が付いており、ハイパーリンク (http://www.softwareag.com など)、または ARIS Publisher や ARIS Architect のモデルへのショートカットを表します。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value", "http://www.myServer/myPage.htm");
[入力テーブル] アイテムには名前が付いており、テーブルを表します。 行数を定義できます。 [表示] タブで、名前を変更したり、複数の言語で設定したりできます。ハイパーリンクがアイコンのみと表示されるか、アイコンとテキストとともに表示されるかを指定できます。
レポート サポートは、[データ] タブでアクティブにできます。アクティブにすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによって ARIS からデータが読み取られ、編集のためにタスクが開いた際にダイアログ ボックスに表示されます。レポートを使用して、すべての要素の表示名 (ラベル) を動的に変更できます。タスクが読取専用表示の場合、レポートは実行されません。
[列] タブを使用して、列の数と位置を編集できます。行数は、データ フローの一覧内で該当する列に接続されたエントリ数で決まります。[列] タブの [アイテム タイプ] 列を使用して、ダイアログ ボックスでタスクを編集する際に表示されるアイテム タイプを定義します。次の要素タイプがあります:
チェック ボックス
ハイパーリンク
テキスト ボックス
オプション ボタン
[列の依存関係] タブの列間の依存関係を定義できます。たとえば、オンまたはオフにできるチェック ボックスがソース列にある場合、これはターゲット列の動作に影響します。ターゲット列には、異なるテキストが含まれる場合があります。依存関係は、2 列間のみで定義できます。
すべての動作を定義する必要があります。たとえば、最初の列のチェック ボックスがオンの場合、そのチェック ボックスがオフの場合の動作も指定する必要があります。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-5023875e3a.column1", "value1, value2");
レポート サポートによってほかのすべての列タイプと同じ方法で、オプション ボタン列に値を設定できます。最後の 1 つがオンになっている 4 つのオプション ボタンのコードは、次のようになります。
Context.setProperty("columnName","false,false,false,true");
[一覧] 要素には、ラベルとリスト エントリがあります。複数の選択が可能です。 行数を定義できます。
ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。
[リスト エントリ] タブで、リスト エントリを追加できます。
プロセスが実行されると、データ フローでモデル化された値がリスト エントリに適用されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","3");
[数値フィールド] 要素は、ラベルがあり、数値の入力に使用します。これは、数値を増減させるための矢印が付いたスピン ボックスです。値は直接入力することもできます。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
レポート サポートは、[データ] タブでアクティブにできます。アクティブにすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによって ARIS からデータが読み取られ、編集のためにタスクが開いた際にダイアログ ボックスに表示されます。レポートを使用して、すべての要素の表示名 (ラベル) を動的に変更できます。タスクが読取専用表示の場合、レポートは実行されません。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","1");
[オプション ボタン グループ] 要素にはラベルがあります。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
オプション ボタンのオンオフに使用できる値は、設計時に渡すことも、データフローまたはレポートによるプロセス実行時に動的に渡すこともできます。グループなどでオンにできるオプション ボタンは、常に 1 つのみです。
[リスト エントリ] タブで、オプション ボタンをさらに追加できます。この一覧内の個々のオプション ボタンに名前と値を割り当てることができます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("availableValues","Yes,No,Maybe");
Context.setProperty("value","No");
[テキスト領域] 要素は、ラベルがあり、複数行のテキストを入力できます。実行時に表示される行数を指定できます。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","This is my first line.,This is my second line.");
[テキスト ボックス] 要素は、ラベルがあり、1 行のテキストの入力に使用します。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
妥当性確認を指定できます。つまり、ダイアログ ボックスへの入力が、タスクが編集される際に確認されます。次の妥当性確認を使用できます。
妥当性を確認しない (テキスト ボックス入力は確認されません)
設定不可 (ボックスには入力の必要はありません)
設定必須 (ボックスには入力する必要があります)
電子メール アドレス (有効な電子メール アドレスを入力する必要があります)
浮動小数点 (有効な浮動小数点を入力する必要があります)
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","This is my text.");
[ユーザー] 要素は、ラベルと [参照] から構成されます。手動タスクの編集中にこのボタンをクリックすると、すべてのアクティブなユーザーを表示するダイアログ ボックスが開きます。アクティブ ユーザーとは、組織図でアクティブ ユーザーとしてモデル化されたユーザーか、LDAP で定義されたユーザーです。
ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ユーザー、ユーザー グループのみ (およびその数)、または両方が許可されるかどうかを指定できます。ダイアログ ボックスの実行時に、提示されるユーザーまたはユーザー グループは変化します。
ここに表示されるダイアログ ボックスは、ダイアログ ボックスのテスト中ではなく、プロセスの実行時にのみ表示されます。
[検索] ウィンドウで、ユーザー、ユーザー グループ、またはログイン ID を検索できます。[検索結果] 領域に検索結果 (システム内のすべてのアクティブ ユーザーとユーザー
グループ) が表示されます。検索結果は、ダブルクリックで選択できます。選択を解除するには、 [削除] ボタンを使用します。ユーザー グループに属するすべてのユーザーを表示するには、ユーザー グループをクリックします。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("usergroupFilter","MyGroup");
選択したユーザーとユーザー グループの一覧を設定するには、次のようにカンマ区切り一覧として名前を設定します。
Context.setProperty("selection","jsmith,jdoe,jadoe");
例
グラフィックには、[ユーザー] 要素、[日付と時刻] 要素、[入力テーブル] を持つダイアログ ボックスが表示されます。[ユーザー] 要素の識別子とレポート ID が強調表示されています。
単一レポートを使用してデータを上記のフィールドに渡す場合は、レポートに次の行が含まれる必要があります (デフォルトでは、値はカンマで区切られます)。
Context.setProperty("8e1cc1c0-6ea5-11e6-1af0-5048494f4e43.selection","johndoe");
Context.setProperty("5e1c1cc=-4ea6-16e6-1af6-6068464f4e46.value", "2018-06-03");
Context.setProperty("5e1c1cc=-4ea6-16e6-1af6-6068464f4e46.column1", "value1, value2");
「#~#」を区切り文字として使用する場合は、以下のコードを追加します。
var separator = "#~#";
Context.setProperty("separator", separator);
Context.setProperty("8e1cc1c0-6ea5-11e6-1af0-5048494f4e43.selection"#~#"johndoe");
Context.setProperty("5e1c1cc=-4ea6-16e6-1af6-6068464f4e46.value"#~# "2018-06-03");
Context.setProperty("5e1c1cc=-4ea6-16e6-1af6-6068464f4e46.column1"#~# "value1#~# value2");