Web サービスを有効にする

SAP システムから ARIS データベースにリポジトリとシナリオを適切に転送するには、Web サービスを有効にする必要があります。

Web サービスとは、通常、インターネット プロトコル「http」を介して機能を提供するサービスです。Web サービスは URL を使用して呼び出します。URL は、ホスト、ポート、パス (URI) から構成されます。次に例を示します。

http://solutionmanager:8000/sap/bc/solman/bpr?sap-client=100

構文

<プロトコル タイプ>://<ホスト名>:<ポート番号>/<URI>?sap-client=<CLIENT>

ホスト名には、solutionmanager などを使用できます。ポート番号は 8000 で、パス (URI) は /sap/bc/solman/bpr です。クライアントは SAP システム クライアントです。

SAP® ソリューション マネージャ 3.2 の場合は、サポート パッケージ 06 が必要です。詳細については、SAP Service Marketplace を参照してください。

手順

  1. SAP® ソリューション マネージャを起動して、SICF 実行可能ファイル を呼び出します。

  2. たとえば [default_host/sap/bc/solman] を右クリックして、[サービスの有効化] を選択します。サービスが有効になると、さらに下位グループが表示されます。

    サービスを有効にした結果、Web サービスの URI が表示されます。この場合は、「/sap/bc/solman/bpr」です。プロトコル タイプは「http」です。[bpr] を右クリックして [サービス照会] を選択すると、[ICF パス] ボックスに URI が表示され、プロトコル タイプが [サービス] の [セキュリティ要件] タブに表示されます。

    [デフォルト] オプションはプロトコル タイプ「http」に対応し、[SSL] オプションはプロトコル タイプ「https」に対応します。SSL を使用するには、有効な証明書が必要です。

外部エイリアス機能を使用して、URL を調整することもできます。

手順

  1. SAP® ソリューション マネージャを起動して、SICF 実行可能ファイルを呼び出します。

  2. [外部エイリアス] ボタンをクリックします。

  3. ホストを選択して、新しい外部エイリアス (F5) を作成します。[外部エイリアス] ボックスのパスを調整できます。

  4. [サービス] タブをアクティブにします。[セキュリティ要件] ボックスのプロトコル タイプを調整できます。

    [デフォルト] オプションはプロトコル タイプ「http」に対応し、[SSL] オプションはプロトコル タイプ「https」に対応します。SSL を使用するには、有効な証明書が必要です。

  5. [ターゲット アイテム] タブをアクティブにします。業務プロセス リポジトリの [bpr] ノードを選択します。これまでの手順で、プロトコル タイプと Web サービス URL のパスが表示されます。

  6. SMICM 実行可能ファイルを呼び出して、ポートとホスト名を指定します。使用可能なポートの一覧を表示するには、メイン メニューから [移動] の [サービス] をクリックします。

    プロトコル タイプ別のすべてのポートが表示されます。プロトコルが見つからないか、アクティブでない ([アクティブ] 列) 場合は、システム管理者にお問い合わせください。

この情報を使用して、URL を生成できます。