戦略目標および成功要因を BSC 因果関係図で定義したあと、BSC KPI 割当図を個々のオブジェクトにアサインします。図で目標および成功要因には KPI が割り当てられ、関連する目標または成功要因に対するベンチマークとなります。このような KPI は、あとで識別され、チャネル化されます。複数の KPI がオブジェクトに対して割り当てられている場合、[測定方法である/測定する] タイプの接続線を使用して KPI の分担率を指定できます。これにより、目標または成功要因の目標達成度に関して、KPI がどの程度重要であるかが示されます。ARIS BSC の分析スクリプトを正常に実行するため、[分担率] 属性が [測定方法である/測定する] タイプのすべての接続線に指定されている必要があります。
KPI のほかにも、BSC KPI 割当図で目標および成功要因にオブジェクトを割り当て、エンティティ タイプ、ファイル、文書、データベース、データ媒体などのデータ ソースを定義できます。この割り当てによって、ARIS のデータ ウェアハウス メソッドとの関係を確立できます。これにより、バランス スコアカードの各 KPI が、データ ウェアハウス メソッドのどのデータ要素と接続されているかを、正確に定義できます。
[影響する/影響を受ける] 接続線タイプを使用して KPI 間の相互作用を表すことができるので、事前的指標が事後的指標に与える影響を BSC KPI 割当図で説明できます。この場合、BSC KPI 割当図を新たに設計し、そこでは目標または成功要因への各 KPI の割り当てに重点を置くのではなく、ほかの BSC KPI 割当図で使用している KPI のコンソリデーションおよび定義、およびその効果の説明を強調することをお勧めします。
BSC KPI 割当図は、プロセス ビューの要件定義レベルで表示できます。
BSC KPI 割当図では、次のシンボルを使用します。
シンボル |
オブジェクト タイプ |
---|---|
|
目標 |
|
成功要因 |
|
KPI インスタンス |
|
タスク |
|
組織ユニット |
|
組織ユニット タイプ |
|
役職 |
|
要員 |
|
ロール |
|
グループ |
|
アプリケーション システム タイプ |
|
用語 |
|
エンティティ タイプ |
|
関係タイプ |
|
ERM 属性 |
|
クラスター/データ モデル |
|
知識カテゴリ |
|
有形知識 |
|
クラス |
|
情報媒体 |