複数のユーザーが同じタスクを手動で編集する場合に、異なる決定を行う可能性があります。要素を [投票対象] として定義すると、Process Governance で自動的に多数決が実行されます。
次の要素を投票対象にすることができます。
[チェック ボックス] 要素は、名前とチェック ボックスから構成されます。チェック ボックスは論理値を表します。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value", "true");
[静的コンボ ボックス] 要素にはラベルがあります。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
[リスト エントリ] タブで、リスト エントリを追加できます。この一覧内の個々のエントリに名前と値を割り当てることができます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","2");
デザイン時に、静的コンボ ボックスに一覧のエントリを入力し、上記のコードを使用すると、ラベルが「b」の値「2」が実行時のダイアログ ボックスに設定されます。
[パスワード] 要素は、ラベルがあり、プロセスの実行中にユーザーがダイアログ ボックスを編集する場合に、パスワードの入力に使用します。 文字を入力すると、画面にピリオド (.) が表示されます。
ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。
インライン編集が可能です。
[テキスト領域] 要素は、ラベルがあり、複数行のテキストを入力できます。実行時に表示される行数を指定できます。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","This is my first line.,This is my second line.");
[テキスト ボックス] 要素は、ラベルがあり、1 行のテキストの入力に使用します。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
妥当性確認を指定できます。つまり、ダイアログ ボックスへの入力が、タスクが編集される際に確認されます。次の妥当性確認を使用できます。
妥当性を確認しない (テキスト ボックス入力は確認されません)
設定不可 (ボックスには入力の必要はありません)
設定必須 (ボックスには入力する必要があります)
電子メール アドレス (有効な電子メール アドレスを入力する必要があります)
浮動小数点 (有効な浮動小数点を入力する必要があります)
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","This is my text.");
[ハイパーリンク] 要素には名前が付いており、ハイパーリンク (http://www.softwareag.com など)、または ARIS Publisher や ARIS Architect のモデルへのショートカットを表します。 インライン編集が可能です。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ここでもレポート サポートをアクティブにできます。目的のレポートの GUID を [レポートのデフォルト ID] フィールドに入力します。有効にすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによってデータが決定され、ダイアログ ボックスに表示されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value", "http://www.myServer/myPage.htm");
[ユーザー] 要素は、ラベルと [参照] から構成されます。手動タスクの編集中にこのボタンをクリックすると、すべてのアクティブなユーザーを表示するダイアログ ボックスが開きます。アクティブ ユーザーとは、組織図でアクティブ ユーザーとしてモデル化されたユーザーか、LDAP で定義されたユーザーです。
ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。 ユーザー、ユーザー グループのみ (およびその数)、または両方が許可されるかどうかを指定できます。ダイアログ ボックスの実行時に、提示されるユーザーまたはユーザー グループは変化します。
ここに表示されるダイアログ ボックスは、ダイアログ ボックスのテスト中ではなく、プロセスの実行時にのみ表示されます。
[検索] ウィンドウで、ユーザー、ユーザー グループ、またはログイン ID を検索できます。[検索結果] 領域に検索結果 (システム内のすべてのアクティブ ユーザーとユーザー
グループ) が表示されます。検索結果は、ダブルクリックで選択できます。選択を解除するには、 [削除] ボタンを使用します。ユーザー グループに属するすべてのユーザーを表示するには、ユーザー グループをクリックします。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("usergroupFilter","MyGroup");
選択したユーザーとユーザー グループの一覧を設定するには、次のようにカンマ区切り一覧として名前を設定します。
Context.setProperty("selection","jsmith,jdoe,jadoe");
[期間] 要素は、ラベルがあり、期間の入力に使用します。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
期間を選択するためのスピン ボックスと、単位 (日、時間、分、秒) を選択するための一覧の 2 つの部分で構成されます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。
[ボタン] 要素には名前があります。 この要素を使用して、既存のボタンに加えてダイアログ ボックスに表示するボタンをモデル化できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。
[日付と時刻] 要素は、ラベルがあり、日付と時刻の入力用ボックスです。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
レポート サポートは、[データ] タブでアクティブにできます。アクティブにすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによって ARIS からデータが読み取られ、編集のためにタスクが開いた際にダイアログ ボックスに表示されます。レポートを使用して、すべての要素の表示名 (ラベル) を動的に変更できます。タスクが読取専用表示の場合、レポートは実行されません。
[データ] タブで、日付と時刻を秒単位の正確さで [値] フィールドにプリセットできます。
[日付と時刻] 要素の構成は次の通りです。
月を選択する一覧
年を選択する一覧
日付を選択するカレンダー セクション
時間を選択するボックス
分を選択するボックス
秒を選択するボックス
当日を選択する [今日] ボタン
日付を定義しないか、選択されている日付を取り消すための [なし] ボタン
入力を確認する [OK] ボタン
入力を取り消す [キャンセル] ボタン
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value", "2016-10-03");
[数値フィールド] 要素は、ラベルがあり、数値の入力に使用します。これは、数値を増減させるための矢印が付いたスピン ボックスです。値は直接入力することもできます。 ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。 インライン編集が可能です。
レポート サポートは、[データ] タブでアクティブにできます。アクティブにすると、ダイアログ ボックスが表示される直前に、レポートによって ARIS からデータが読み取られ、編集のためにタスクが開いた際にダイアログ ボックスに表示されます。レポートを使用して、すべての要素の表示名 (ラベル) を動的に変更できます。タスクが読取専用表示の場合、レポートは実行されません。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","1");
[一覧] 要素には、ラベルとリスト エントリがあります。複数の選択が可能です。 行数を定義できます。
ラベルは、[表示] タブで削除するか、[ラベルを持つ] チェック ボックスをオフにすることで削除できます。
[データ] タブでは、要素を必須フィールドにするか、読取専用にするか、投票の対象にするかどうかを指定できます。
[リスト エントリ] タブで、リスト エントリを追加できます。
プロセスが実行されると、データ フローでモデル化された値がリスト エントリに適用されます。
レポート サポートのコード例
Context.setProperty("375ade20-6ea5-11e6-1af0-504e43.value","3");
例
[内部監視システムに影響] チェック ボックスが投票対象になっているとします。
5 人のユーザーが [内部監視システムに影響] チェック ボックスをオンにし、3 人のユーザーがオフにしたとします。
[内部監視システムに影響] が有効になっている場合は、大多数の決定が適用されるため、プロセス フローのプロセス パスが継続されます。[内部監視システムに影響] チェック ボックスが投票対象ではない場合、プロセス パスはキャンセルされます。
投票結果は 5 対 3 であるので、Process Governance はプロセス パスを継続します。