スクリプトを作成してカスタム Visio マッピングに使用する

カスタム スクリプトを使用して、Microsoft® Visio 内容を適切に ARIS にインポートできます。

必要条件

このテナントのスクリプト管理者であること。

以下で説明される管理者ロールは、サーバーおよびデータベースのレベルでさまざまな権限によって定義されます。管理者に割り当てられたロールに応じて、特定のファンクションを実行できます。

superuser

ユーザー「superuser」は自動的に作成されます。デフォルトでは、このユーザーには、「ユーザー管理」、「ライセンス管理」、および「設定管理者」利用権限が割り当てられます。このユーザーは、ほかのユーザーに対して、この利用権限を有効にすることもできます。「superuser」タイプのユーザーは、ライセンスで許可されているユーザー数にはカウントされません。「superuser」はシステム管理を担当しますが、ライセンスの制限のため ARIS を使用することはできません。デフォルト パスワードは「superuser」です。 不正なアクセスを防止するために、デフォルト パスワードを変更する必要があります。 「superuser」は削除できない唯一のユーザーなので、そのパスワードはとても重要です。 ユーザー名以外のすべてのユーザー データを変更できます。 superuser は、その他のデフォルト ユーザー (system、arisservice、guest) が削除された場合、それらを再作成できます。

system

システム ユーザー「system」は、システム管理者の管理者ロールを担い、テナントのすべてのデータベースで、すべての利用権限とアクセス権を持ちます。認証に LDAP システムなどの外部システムを使用している場合でも、認証されたユーザーは、この非常時用のユーザー名でデータベースにログオンできます。

名前「system」は変更できません。このユーザーの [システム ユーザー] チェック ボックス (ARIS Design Server の [利用権限] プロパティ ページ) をオフにすることもできません。不正なアクセスを防ぐために、「manager」というパスワードはただちに変更してください。

問題を回避するためには、追加のシステム ユーザーを作成してください。 複数のシステム ユーザーがいれば、ひとりしかいないシステム ユーザーがパスワードを忘れた場合などの問題を回避できます。すべてのシステム ユーザーのパスワードを忘れた場合は、すべての機能が利用できず、データへのアクセスが完全に不可能になります。

次の管理者ロールが定義されます。

データベース管理者

[ARIS 管理] では、データベース管理者には「データベース管理者」利用権限が必要です。このロールを持つユーザーは、すべての利用権限とアクセス権限を持ち、クライアントのすべてのデータベースのデータを編集できます。

データベース管理者は、サーバー レベルで以下の作業を行います。

定義されている利用権限を持つユーザーは、データベース レベルでその他のアクションを実行できます。

設定管理者

[ARIS 管理] では、設定管理者には「設定管理者」利用権限が必要です。

以下のタスクを実行します。

スクリプト管理者

[ARIS 管理] では、スクリプト管理者には「スクリプト管理者」利用権限が必要です。

スクリプト管理者は、以下の作業を行います。

Publisher 管理者

[ARIS 管理] では、Publisher 管理者には「Publisher 管理者」利用権限が必要です。

Publisher 管理者は、以下の作業を行います。

  • Publisher エクスポートの作成

  • Publisher エクスポートの更新

  • Publisher エクスポートの削除

分析公開者

分析公開者には、[ARIS 管理] で分析公開者の利用権限が必要です。

分析公開者は、以下のアクションを行います。

分析管理者

分析管理者には、[ARIS 管理] で分析管理者の利用権限が必要です。

分析管理者は、以下のアクションを行います。

手順

  1. ARIS Architect で、[ARIS] から 管理の表示 [管理] をクリックします。

  2. [ナビゲーション] バーで、[評価]、[レポート]、[Visio インポート] の順にクリックします。関連するスクリプト ファイルと XML ファイルが、右側の詳細ビューに表示されます。

  3. スクリプト「user_defined_steps_default.js」を選択して、タブ バーで エクスポート [エクスポート] をクリックします。[保存] ダイアログ ボックスが開きます。

  4. スクリプトのエクスポートに使用する名前を入力します (my_visio_import_steps.js など)。

  5. [保存] をクリックして、[OK] をクリックして完了メッセージを閉じます。

  6. [ナビゲーション] バーでエントリ [Visio インポート] をクリックします。

  7. タブ バーで インポート [スクリプトのインポート] をクリックします。[開く] ダイアログ ボックスが開きます。

  8. スクリプトをエクスポートしたディレクトリに移動します。

  9. [ファイルの種類] フィールドで、JS データ タイプを選択し、エクスポートされたスクリプトを選択して [開く] をクリックします。スクリプトがインポートされ、スクリプト一覧に追加されます。

  10. スクリプトを開いて調整します。スクリプトが完全に文書化され、どの関数がどのアクションを実行し、どの値を返すかがわかります。

  11. スクリプトを調整した後、JavaScript レポート「Visio インポート」のプロパティを開きます。

  12. [全般] ページの [拡張] ボタンをクリックします。[Visio ファイルのインポート - 詳細オプション] ダイアログ ボックスが開きます。

  13. エントリ [user_defined_steps_default.js] に移動して、チェック ボックスをオフにします。

  14. エントリ [my_visio_import_steps.js] に移動して、チェック ボックスをオンにします。

  15. [OK] をクリックします。 [Visio ファイルのインポート - 詳細オプション] ダイアログ ボックスが閉じます。

  16. [OK] をクリックします。 レポート「Visio ファイルのインポート」のプロパティが閉じます。

JavaScript ファイル「my_visio_import_steps.js」をレポート「Visio インポート」に組み込んだので、新しく作成した JavaScript ファイルに基づいて Visio 図面の種類を ARIS にインポートできるようになりました。