要素変分と最適化で実験を実行

要素変分を使用した実験では、シミュレーションに含まれるオブジェクトの属性値を変化させることができます。 設定に応じて、さまざまなシナリオが作成されます。 最適なプロセスとリソースを見つけるために、可能なシナリオをすべてシミュレーションする必要なく、ファンクションの最適化を指定できます。

最適化は、設定が 101 個以上の場合にのみアクティブになります。

手順

  1. [評価] タブ バーをアクティブにします。

  2. シミュレーション実験の開始 [シミュレーション実験の開始] をクリックします。[実験ウィザード] が開きます。

  3. [要素変分を使用した実験] 実験タイプを選択します。

  4. [実験の新規作成] オプションまたは [既存の実験] オプションを選択します。 既存の実験のシミュレーションを行う場合は、[ファイル] ボックスの横のボタンをクリックして、該当するシミュレーション実験を選択します。

  5. [次へ] をクリックします。

  6. 実験に使用するデータベースを選択します。 参照するには、フィールドの横にある [参照] ボタンをクリックします。 [データベースの選択] ダイアログ ボックスが開きます。 該当するデータベースを選択し、必要に応じてユーザー データを入力し、データベース設定を選択します。

    前の手順で [既存の実験] を選択した場合は、適切なデータベースが自動的に表示されます。

    シミュレーション実験には、同じデータベースのモデルだけを含めることができます。

  7. [次へ] をクリックします。

  8. [モデルの追加] をクリックし、シミュレーション関連モデルを 1 つ以上選択して、[次へ] をクリックします。

  9. [要素の選択] ステップで、要素変分のオブジェクトを追加します。 オブジェクトの異なる属性を変化させるには、[要素の追加] をクリックしてオブジェクトを必要な数だけ追加し、[属性] ボックスで必要な属性を選択します。

  10. 各要素の下限と上限 ([低]/[高])、およびその間の増分を指定します。そのためには、対応するボックス内をクリックし、必要な数値または時間を入力します。

  11. 複製の数を選択します。デフォルトは 1 です。

  12. [次へ] をクリックします。

  13. [応答の選択] ステップで、応答を保存するオブジェクトやモデルを追加します。 モデルまたはオブジェクトのさまざまな実験結果を保存するには、[モデルの追加] または [オブジェクトの追加] をクリックしてモデルまたはオブジェクトを必要な数だけ一覧に追加し、[結果] ボックスで、それぞれに必要な結果を選択します。 オブジェクトと属性の特定の組み合わせは、1 回のみ使用できます。 つまり、オブジェクトは異なる属性を持つ場合にのみ複数回使用できます。 オブジェクトにすべての属性が加えられた場合は、オブジェクトは要素の一覧で利用できません。

  14. [次へ] をクリックします。

  15. 最適化を行うかどうかを選択し、必要な場合はターゲット ファンクションを最大化または最小化するかを選択します。

  16. ターゲット ファンクションで各結果の重要度を指定します。 対応する正または負の浮動小数点数を入力します。 結果がターゲット ファンクションに影響しない場合は 0 を入力するか、値を入力しないでください。

  17. 必要な設定を指定して、[完了] をクリックします。

モデルがロードされ、シミュレーション実験が開始します。 出力オプションの設定によっては、出力ファイルが作成されて自動的に表示されます。 実行、設定、複製数は、シミュレーションを実行するたびに個別の行に表示されます。 使用される要素および結果の値、ターゲット ファンクション (最適化) の値もまた表示されます。 目標値を比較することで、最適化目標に一番適した設定を識別して、このデータを使用してプロセスを最適化できます。

ARIS ビデオ チュートリアル

最適化を行うシミュレーション実験 (約 7 分)