ARIS 10.0.13.0 以降、ARIS Publisher および IT Inventory は提供されません。つまり、ARIS Publisher Serverはインストールすることも更新することもできなくなりました。現在ご使用の ARIS Publisher インストールは継続して使用できますが、このコンポーネントのサポートは終了したため、新しい機能は開発されません。そのため、今後は ARIS Publisher の代わりに公開内容のご使用を推奨します。2023 年 10 月の時点では、ARIS Publisher、IT Inventory、HTML エクスポート機能はいずれも使用できません。
IT Inventory は、システム担当者、システム管理者、IT 構築者に役立つツールです。分散コンセプトにより、ユーザーは、中央の ARIS データベースで使用されているアプリケーションと技術に関する情報を提供および更新することができます。これにより、IT スタッフの業務が軽減され、最新情報が IT 計画に使用されることが確実にされます。
時間が経過するにつれて、IT 環境の複雑性が増加していますか?使用する業務アプリケーションの数が増加するほど、業務プロセスに合わせてこれらのアプリケーションをカスタマイズすることが困難になります。そのため、IT Inventory を使用して重要な IT システムを識別するために必要な構造と透過性を作り出し、業務プロセスに適合させることができます。
IT Inventory は、アプリケーションと技術に関する情報を構造化された形式で管理するために使用できる、ブラウザーベースの直感的に操作できるツールです。 簡単な入力画面を使用して、ユーザーはシステムと技術に関する情報を中央の ARIS データベースで常に最新の状態に保つことができます。 ロール基準のアクセスによって、すべての事業領域が、公開されている情報にアクセスできます。
IT システムを選択すると、[IT Inventory] モジュール に IT システム ファクト シートが表示されます。権限を持っているユーザーは、IT 情報を参照できます。 システム マネージャーとその代理は、たとえば情報の編集、新しいシステムの要求、および既存のシステムの削除が可能です。 IT 構築者のみが IT プロジェクトを要求して、管理できます。 すべての操作は [IT Inventory] モジュールの [要求の管理] にまとめられ、担当のシステム マネージャーまたはその代理が承認または拒否できます。
IT Inventory は、ARIS および ARIS サーバー と確立された ARIS Publisher Server 技術に基づいています。そのため、デフォルト設定にはほかのインストールは必要ありません。ARIS Publisher Servers のライセンスを更新するだけで、IT Inventory を使用できるようになります。
IT Inventory は、ARIS からデータベースの Publisher エクスポートとして作成されます。デモの目的で、デフォルト レイアウトには Enterprise Architecture Management および IT Inventory モデル作成の規則に基づいたデモ データベース内容が含まれます。規則は、ARIS ヘルプに説明されています。IT Inventory の規則は、システム ファクト シートのデフォルト設定とモデル作成の規則ページにあります。内容や機能は会社の要件に合わせて調整できます。 Software AG または担当の販売代理店が導入のお手伝いをいたします。
IT Inventory の機能
分散化した方法で、システム担当者とシステム管理者は、責任、機能仕様、リスク、内容合意書 (SLA)、プログラミング言語、データベース、オペレーティング システムなどのアプリケーションとシステムに関する情報を入力および更新します。
直感的に操作できるユーザー インターフェイスとわかりやすいダイアログ ボックスのため、学習のために使用する時間が短縮されます。 データ シートとその他のアプリケーション情報は、ブラウザーベースのインターフェイスに統合できます。 ブラウザーベースの入力画面は、システム情報の分散管理を簡易化します。
ロールベースの認証概念により、アプリケーションとシステムへのアクセスをコントロールできます。 セキュリティ設定を使用して、完全なアプリケーション説明にさまざまなアクセス権を定義できます。 または、説明の一部またはアプリケーションの利用可能状況などの特定のプロパティのみにアクセスを許可できます。
すべての情報は、中央の ARIS データベースに保存されます。 この情報は、ガバナンス目的および標準を導入するために再使用できます。 標準は、たとえば ARIS を使用して定義される技術およびアーキテクチャ標準などがあります。 これらの定義された標準に直接アクセスできることによって、IT 計画に使用される情報ソースが改善されます。
IT Inventory は、多数のユーザーを含む大規模なグループにも適しています。 複数の分散化されたユーザーは、システム情報を同時に編集できます。 これにより、世界中の異なる場所にいるグループが共同作業を行うことができます。これは、非常に複雑な IT 環境においても可能です。