知識カテゴリ

[知識カテゴリ] オブジェクト タイプは、特定の知識を参照する内容を持つオブジェクトを表します (図「知識構造図」を参照) 。これは、思考を表す楕円形の吹き出しで表現します。 知識カテゴリには、プロジェクト管理に関する知識、特定の業種に関する知識、特定の技術に関する知識、顧客および競合他社に関する知識などが含まれます。これらのカテゴリは、企業の既存の知識、または必要な知識の分類に役立ちます。

特定の知識カテゴリに割り当てられる知識には、暗黙の知識、つまり、従業員やグループのスキルという形で使用できるため、完全には文書化できない知識と、説明または技術図面という形で文書化できる明示的な知識があります。 知識カテゴリには通常これらすべてが含まれます。 たとえば、プロジェクト管理に関する知識には、プロジェクト管理者の経験とプロジェクト管理マニュアルて提供される情報を含めることができます。

知識カテゴリをより詳細に説明するには、[説明]、[注釈]、[ソース] などの一般的な属性に加えて、次の特殊な属性が役立ちます。

属性名

値の範囲

説明/例

更新頻度

列挙タイプ: 時間ごと、毎日、毎週、毎月、毎年、ほとんどない、決してしない

更新頻度は、関連するカテゴリの知識を、最新の状態に更新する頻度を説明します。 たとえば、三角法に関する基本知識は、更新する必要はほとんどないか、まったくありませんが、特定の株価に関する知識は毎日または場合によっては時間ごとに更新する必要があります。

意味

パーセンテージ: 0 ~ 100

企業の知識カテゴリの重要性は、0% (まったく重要でない) から 100% (非常に重要である) の範囲で表します。

知識のカバー率

パーセンテージ: 0 ~ 100

企業における関連知識の現在のカバー率は、0% (まったくカバーしていない) から 100% (最大限にカバーしている) の範囲で表します。

知識カテゴリのカバー率を特定の組織ユニットまたは要員別に表すには、[自由に使える] 接続線タイプの該当する属性を使用して知識マップに指定できます。

知識の優位性

パーセンテージ: 0 ~ 100

競合他社に対する知識面での自社の相対的な優位性は、0% (競合他社が自社よりも圧倒的に優位である) から 100% (自社が競合他社よりも圧倒的に優位である) の範囲で表します。

知識の活用度

パーセンテージ: 0 ~ 100

特定の知識カテゴリの活用度は、0% (関連知識がまったく活用されていない) から 100% (関連知識が最大限に活用されている) の範囲で表します。

目標カバー率

パーセンテージ: 0 ~ 100

関連知識の目標カバー率は、0% (まったくカバーしていない) から 100% (最大限にカバーしている) の範囲で表します。

将来の重要性

列挙タイプ: 大きく減少、減少、一定、増加、大きく増加

[将来の重要性] は、企業における重要性の変化に対する知識カテゴリの今後の傾向を表します。

構造

変更速度

パーセンテージ: 0 ~ 100

構造変更速度は、関連する知識を獲得するための手法を、どの程度迅速に変更する必要があるかを表す値です (0%: まったく変更する必要がない 100%: 最大の変更速度)。

これらの属性を使用して、企業における関連する [知識カテゴリ] の重要度を評価します。 つまり、これらを、企業の知識管理を改善するための重要な、または緊急に行う必要がある処置を識別するための基礎として利用できます。 これらの値をグラフィックとして表示すると役に立ちます。 最も簡単な方法で値を図示するには、属性ウィンドウの数値をコピーし、表計算プログラムに貼り付けて、希望の図を作成します。 たとえば、対象中の [知識カテゴリ] について、棒グラフで [カバー率] の現在値と希望値を比較できます。