レポート

ARIS レポートを使用すると、任意の数の類似したデータベース アイテムを評価できます。さまざまな側面を考慮に入れながらプロセスを分析して、結果を記録することができます。レポートを開始するには、エクスプローラー ツリー、モデル、検索結果などで内容を選択し、[評価] タブ バーでレポートをクリックするか、レポートの開始 [レポートの開始] をクリックします。[レポート ウィザード] は、妥当と思われる評価が可能なレポートを常に提供します。選択した出力形式にしたがって、データは自動的にローカルにインストールされたプログラム (Microsoft® Word、Microsoft® Excel、Microsoft® Internet Explorer、Adobe® Acrobat® など) に転送されます。

[レポート ウィザード] は、レポートを出力するために使用できます。このウィザードは、パッケージに含まれているレポート スクリプトにアクセスします。レポートに含まれている情報は、ウィザードの [説明] ボックスで参照できます。たとえば、翻訳用にデータベース内容を自動的に出力して、翻訳後のテキストをデータベースに戻すことができます。

レポートには、現在の評価フィルターで許容されているモデル、オブジェクト、関係、および属性のみが含まれます。

レポートは、結果のフォーマットに関連付けられたプログラムで開かれます。たとえば、出力形式 DOC を選択した場合は、ARIS クライアント が実行中のコンピューターの Microsoft® Word に結果が表示されます。Microsoft® Word がインストールされていない場合、レポートは使用しているインターネット ブラウザーで表示されます。

独自のスクリプトを作成するか、既存のスクリプトのコピーを調整します。これを実行するためには、JavaScript と ARIS Script プログラミング言語に関する知識が必要です。スクリプトの作成経験がない場合は、簡単なレポート スクリプトをテンプレートに基づいたレポートとして作成できます。

ARIS では、多くの標準スクリプトが提供されます。スクリプトに対する変更は外部に記録し、更新プロセス中にその記録を使用して正しく組み込めるようにすることを推奨します。

レポート/マクロ/レポート テンプレートおよびファイル

提供される標準スクリプトは変更しないでください。 レポート、マクロ、JS ファイル、その他のファイルはコピーを常に変更してください。 atsall<言語コード>.js ファイルなどの例外はあります。

ARIS の更新中に、すべての ARIS 標準スクリプトとファイルが上書きされ、これらのファイルに対する顧客固有の変更は破棄されます。コピーされたスクリプトとファイル、そしてユーザーが自身で作成したファイルは上書きされません。

提供されたファイルをコピーせずに変更した場合は、更新 (updatesystemdb) する前にエクスポートし、更新後にインポートしてください。これで、以前のバージョンから変更した標準スクリプトを保持できます。ただし、この場合は、ファイルの修正や更新が提供されていても受け取らないことになります。

意味論分析

ARIS の標準ルール タイプとルールが参照される意味論分析には独自のルール タイプとプロファイルを作成することを推奨します。

これは、設定可能なルール タイプ (関係属性ルール、モデル属性ルール、オブジェクト属性ルール、存在ルール、および割り当てのルール) では不可能です。これらのルール タイプにルールを追加した場合は、更新前にルール タイプをエクスポートしてから、更新後にそれらをインポートする必要があります。

このテナントのスクリプト管理者は、[ARIS 管理] タブを使用して、レポート スクリプトの分類に使用されるカテゴリを管理します。購入したパッケージによって、さまざまなカテゴリおよびスクリプトを使用できます。

以下で説明される管理者ロールは、サーバーおよびデータベースのレベルでさまざまな権限によって定義されます。管理者に割り当てられたロールに応じて、特定のファンクションを実行できます。

superuser

ユーザー「superuser」は自動的に作成されます。デフォルトでは、このユーザーには、「ユーザー管理」、「ライセンス管理」、および「設定管理者」利用権限が割り当てられます。このユーザーは、ほかのユーザーに対して、この利用権限を有効にすることもできます。「superuser」タイプのユーザーは、ライセンスで許可されているユーザー数にはカウントされません。「superuser」はシステム管理を担当しますが、ライセンスの制限のため ARIS を使用することはできません。デフォルト パスワードは「superuser」です。 不正なアクセスを防止するために、デフォルト パスワードを変更する必要があります。 「superuser」は削除できない唯一のユーザーなので、そのパスワードはとても重要です。 ユーザー名以外のすべてのユーザー データを変更できます。 superuser は、その他のデフォルト ユーザー (system、arisservice、guest) が削除された場合、それらを再作成できます。

system

システム ユーザー「system」は、システム管理者の管理者ロールを担い、テナントのすべてのデータベースで、すべての利用権限とアクセス権を持ちます。認証に LDAP システムなどの外部システムを使用している場合でも、認証されたユーザーは、この非常時用のユーザー名でデータベースにログオンできます。

名前「system」は変更できません。このユーザーの [システム ユーザー] チェック ボックス (ARIS Design Server の [利用権限] プロパティ ページ) をオフにすることもできません。不正なアクセスを防ぐために、「manager」というパスワードはただちに変更してください。

問題を回避するためには、追加のシステム ユーザーを作成してください。 複数のシステム ユーザーがいれば、ひとりしかいないシステム ユーザーがパスワードを忘れた場合などの問題を回避できます。すべてのシステム ユーザーのパスワードを忘れた場合は、すべての機能が利用できず、データへのアクセスが完全に不可能になります。

次の管理者ロールが定義されます。

データベース管理者

[ARIS 管理] では、データベース管理者には「データベース管理者」利用権限が必要です。このロールを持つユーザーは、すべての利用権限とアクセス権限を持ち、クライアントのすべてのデータベースのデータを編集できます。

データベース管理者は、サーバー レベルで以下の作業を行います。

定義されている利用権限を持つユーザーは、データベース レベルでその他のアクションを実行できます。

設定管理者

[ARIS 管理] では、設定管理者には「設定管理者」利用権限が必要です。

以下のタスクを実行します。

スクリプト管理者

[ARIS 管理] では、スクリプト管理者には「スクリプト管理者」利用権限が必要です。

スクリプト管理者は、以下の作業を行います。

Publisher 管理者

[ARIS 管理] では、Publisher 管理者には「Publisher 管理者」利用権限が必要です。

Publisher 管理者は、以下の作業を行います。

  • Publisher エクスポートの作成

  • Publisher エクスポートの更新

  • Publisher エクスポートの削除

分析公開者

分析公開者には、[ARIS 管理] で分析公開者の利用権限が必要です。

分析公開者は、以下のアクションを行います。

分析管理者

分析管理者には、[ARIS 管理] で分析管理者の利用権限が必要です。

分析管理者は、以下のアクションを行います。

一覧をフィルター一覧をフィルター

表示されるエントリの数を減らすことができます。

文字列を入力します。 この文字列を含むアイテムのみが表示されます。 デフォルト フィルター条件を使用する場合、文字列がある場所 (名前の先頭、途中、末尾) は関係ありません。

一覧をフィルター [フィルター条件] をクリックすると、たとえば [大文字と小文字を区別する] やワイルドカード (* や ?) を使用できます。

フィルターを削除する場合は、行末にある 閉じる [閉じる] をクリックします。 文字列が削除され、すべての要素がふたたび表示されて、別の文字列を入力できるようになります。

名前

データベース アイテムの名前です。 列タイトルをクリックして、内容をふたたび並べ替えます。

関連項目

ARIS レポート