フォントは、モデルやテーブル、出力ファイル、印刷出力、PDF の生成での名前や説明などのテキスト属性値の表示方法を定義します。フォントは、ARIS で使用される言語に関連します。オペレーティング システム (OS)、使用されている JRE、テナントのシステム データベースなど、さまざまなソースから使用されるフォントは取得されます。
ARIS サーバー が Windows® オペレーティング システム上にインストールされている場合、オペレーティング システムの [Fonts] フォルダーに保存されているすべてのフォントを、レポートとモデル グラフィックの生成に使用できます。Linux オペレーティング システムで提供されるフォントのセットは、通常、少なくなります。
レポート スクリプトやモデルでさらにフォントを使用する場合は、不足しているフォントをテナントのシステム データベースに追加する必要があります。使用されているフォントがないと、レポート出力ファイルの内容が読めない、あるいはモデル グラフィックに正しくない改行が表示されます。 これは、日本語の場合、デフォルト属性フォントの MS UI Gothic がない場合に発生します。この場合、少なくとも msgothic.ttc フォント ファイルを追加してください。
警告
ARIS サーバー が Linux オペレーティング システム上にインストールされている場合、通常、Windows® の標準フォントは使用できません。内容が読めなくならないように、または改行が正しくなるようにするには、Windows® オペレーティング システムのすべての使用されているフォントをテナントのシステム データベースに必ず追加してください。
必要条件
このテナントの
であること。以下で説明される管理者ロールは、サーバーおよびデータベースのレベルでさまざまな権限によって定義されます。管理者に割り当てられたロールに応じて、特定のファンクションを実行できます。
superuser
ユーザー「superuser」は自動的に作成されます。デフォルトでは、このユーザーには、「ユーザー管理」、「ライセンス管理」、および「設定管理者」利用権限が割り当てられます。このユーザーは、ほかのユーザーに対して、この利用権限を有効にすることもできます。「superuser」タイプのユーザーは、ライセンスで許可されているユーザー数にはカウントされません。「superuser」はシステム管理を担当しますが、ライセンスの制限のため ARIS を使用することはできません。デフォルト パスワードは「superuser」です。 不正なアクセスを防止するために、デフォルト パスワードを変更する必要があります。 「superuser」は削除できない唯一のユーザーなので、そのパスワードはとても重要です。 ユーザー名以外のすべてのユーザー データを変更できます。 superuser は、その他のデフォルト ユーザー (system、arisservice、guest) が削除された場合、それらを再作成できます。
system
システム ユーザー「system」は、システム管理者のLDAP システムなどの外部システムを使用している場合でも、認証されたユーザーは、この非常時用のユーザー名でデータベースにログオンできます。
を担い、テナントのすべてのデータベースで、すべての利用権限とアクセス権を持ちます。認証に名前「system」は変更できません。このユーザーの [システム ユーザー] チェック ボックス (ARIS Design Server の [利用権限] プロパティ ページ) をオフにすることもできません。不正なアクセスを防ぐために、「manager」というパスワードはただちに変更してください。
問題を回避するためには、追加のシステム ユーザーを作成してください。 複数のシステム ユーザーがいれば、ひとりしかいないシステム ユーザーがパスワードを忘れた場合などの問題を回避できます。すべてのシステム ユーザーのパスワードを忘れた場合は、すべての機能が利用できず、データへのアクセスが完全に不可能になります。
次の管理者ロールが定義されます。
データベース管理者
[ARIS 管理] では、データベース管理者には「データベース管理者」利用権限が必要です。このロールを持つユーザーは、すべての利用権限とアクセス権限を持ち、クライアントのすべてのデータベースのデータを編集できます。
データベース管理者は、サーバー レベルで以下の作業を行います。
定義されている利用権限を持つユーザーは、データベース レベルでその他のアクションを実行できます。
設定管理者
[ARIS 管理] では、設定管理者には「設定管理者」利用権限が必要です。
以下のタスクを実行します。
モデル作成の規則を定義し、自社の企業設計に合わせてモデルの表示設定を調整する
データベースで使用できる ARIS メソッドの内容を定義する
スクリプト管理者
[ARIS 管理] では、スクリプト管理者には「スクリプト管理者」利用権限が必要です。
スクリプト管理者は、以下の作業を行います。
レポート スクリプトの記述
スクリプトの削除
ARIS の以前のバージョンのカスタムまたは変更されたスクリプトの転送
Publisher 管理者
[ARIS 管理] では、Publisher 管理者には「Publisher 管理者」利用権限が必要です。
Publisher 管理者は、以下の作業を行います。
Publisher エクスポートの作成
Publisher エクスポートの更新
Publisher エクスポートの削除
分析公開者
分析公開者には、[ARIS 管理] で分析公開者の利用権限が必要です。
分析公開者は、以下のアクションを行います。
分析管理者
分析管理者には、[ARIS 管理] で分析管理者の利用権限が必要です。
分析管理者は、以下のアクションを行います。
必要なフォント ファイル (*.ttf または *.ttc) へのアクセス権があること。
手順
ARIS Architect で、[ARIS] から [管理] をクリックします。
[ナビゲーション] バーがまだアクティブでない場合は、バー パネルで [ナビゲーション] をクリックします。
ナビゲーション ツリーで、 [評価] フォルダー、
[フォント] フォルダーの順にクリックします。 このテナントのシステム データベースで使用できるすべての追加フォントの一覧が表示されます。フォントが表示されない場合は、Windows® オペレーティング システムのフォントのみが使用されています。それらのフォントはここには表示されません。
[フォントの追加] をクリックします。ファイルを選択するダイアログ ボックスが開きます。
必要な ttf ファイルまたは ttc ファイルに移動します。
[Windows/Fonts] フォルダーから msgothic.ttc フォント ファイルなどのフォントを追加する場合は、最初にそのフォントを別のフォルダーにコピーする必要があります。[Windows/Fonts] フォルダーは、Windows® オペレーティング システムが直接アクセスを許可しないためソース フォルダーとしては使用できません。
フォント ファイルを選択して、[開く] をクリックします。
フォントが、テナントのシステム データベースに追加されます。レポートとモデル グラフィックの生成に使用できます。
フォントを削除する場合は、マウス ポインターを目的のフォントに移動して右クリックしてから [削除] をクリックします。