ARIS と Alfabet の間の接続は、Alfabet データベース属性によって確立されます。インターフェイスは、2 つの設定ファイルを使用して設定されます。スクリプト管理者は、ARIS-ALFABET-integration.xml 設定ファイルを調整できます。
このファイルで、Alfabet オブジェクトにマッピングされるすべてのオブジェクトが定義されます。また、インポートおよび同期されるオブジェクトと、データの交換用のログオンも定義します。
ユーザー設定
データを交換するための Alfabet RESTful API へのログオンを定義します。
<user
name=""
token="T66JADHPYTWW3A7U2ACUFYUZZU7BPCFL"
accessmode="httpclient"/>
accessmode
ユーザーのアクセス モードです。デフォルト設定は httpclient です。
token
ユーザーのトークンです。 この値は、ユーザー名によって変わります。 関連するデータベースの [Alfabet 統合] プロパティ ダイアログ ボックスでも、[ログオン資格情報]、[Web サービス URL]、[ユーザー インターフェイス URL] を指定できます。
ユーザー名が入力されておらず (デフォルト設定)、Alfabet Web アプリケーションの Web 設定ファイルで定義されている Alfabet サーバーのキーがトークンとして入力されている場合、すべてのユーザーがすべての Alfabet オブジェクトの読取および書込権限を持ちます。
ユーザー名が入力されている場合、提供された権限に従い、そのユーザーのみが Alfabet オブジェクトにアクセスできます。
トークンと認証の詳細については、Empower でダウンロードできる『Alfabet Interface for RESTful Web Services』マニュアルを参照してください。
名
Alfabet RESTful API に対応するユーザー名です。 デフォルトでは、ユーザー名は入力されていません。この匿名アクセスによって、すべてのユーザーにすべての Alfabet オブジェクトの読取および書込権限が付与されます。ユーザー名を入力すると、提供された権限に従い、そのユーザーのみが Alfabet オブジェクトにアクセスできます。 関連するデータベースの [Alfabet 統合] プロパティ ダイアログ ボックスでも、[ログオン資格情報]、[Web サービス URL]、[ユーザー インターフェイス URL] を指定できます。
user
データを交換するための Alfabet RESTful API へのログオンを制御します。ユーザー名、トークン、アクセス モードを指定する必要があります。 関連するデータベースの [Alfabet 統合] プロパティ ダイアログ ボックスでも、[ログオン資格情報]、[Web サービス URL]、[ユーザー インターフェイス URL] を指定できます。
デフォルトでは、サンプル トークンが設定されています。ユーザー名は入力されていません。デフォルトでは、この匿名アクセスによって、すべてのユーザーにすべての Alfabet オブジェクトの読取および書込権限が付与されます。
Alfabet サーバー用のキーは、token タグの値として入力します。この値は、ユーザー名によって変わります。ユーザー名は、name タグの値として入力します。これは、このユーザーが権限を持つ Alfabet オブジェクトのみにアクセスできることを意味します。
トークンと認証の詳細については、Empower でダウンロードできる『Alfabet Interface for RESTful Web Services』マニュアルを参照してください。
Alfabet RESTful API にアクセスすると、ログオン データが HTTP ヘッダーとともに転送されます。そのため、転送の暗号化が必要です。
個別のマッピング
<!-- Single object mapping --> セクションで、ARIS アイテムと Alfabet アイテムを個別にリンクできます。
<!-- Single object mapping -->
<object
aristype="OT_APPL_SYS_TYPE"
table="APPLICATION" >
table
マッピングされるアイテムを含む Alfabet データベース テーブルの名前 (「APPLICATION」など) です。
table の値は、ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルでの値と正確に同一である必要があります。
aristype
オブジェクト タイプ、モデル タイプ、またはシンボル タイプの ARIS API 名です。
これは、Alfabet 統合中に個々のアイテムのマッピングに提供される ARIS アイテム タイプを定義します。オブジェクト タイプを指定するためにシンボル タイプを使用できます。同じ Alfabet テーブルに対して複数の ARIS アイテム タイプを定義できます。別々の <object> エントリに各 ARIS アイテム タイプを定義することをお勧めします。
aristype の値は、ARIS - ALFABET-mapping.xml ファイルでの値と正確に同一である必要があります。
デフォルトの [アプリケーション システム タイプ] オブジェクト タイプ (OT_APPL_SYS_TYPE) を変更する場合は、Alfabet 統合に必要なすべての属性タイプが、代わりに使用するオブジェクト タイプにあることを確認してください。
デフォルトでは、[名前] (AT_NAME)、[説明] (AT_DESC)、[リリース] (AT_REL_3)、[ALFABET リンク 1] (AT_ALFA_LINK_1) のタイプがあります。この場合、すべての Alfabet 属性の追加も行う必要があります。
もちろん、使用するオブジェクト タイプ属性を変更したり、ほかの属性に転送したりすることもできます。たとえば、リリース (バージョン) に [リリース] (AT_REL_3) 属性タイプを使わない場合は、両方の設定ファイルを調整します。
object XML プロパティ
各 object 要素で、Alfabet 統合中に提供される 1 つの特定の ARIS アイテムを定義します。各 ARIS アイテム タイプは、別々の object 要素で定義してください。
<condition property="ObjectState"
value="Active" />
値
フィルターを適用するテーブル アイテムに使用される、指定された alfabet クラス プロパティ値です。
この例では、ObjectState プロパティ値は Active です。 この Alfabet クラス プロパティの指定された値がフィルターとして使用されます。マッピングできるのは、指定された値の Alfabet データベース テーブル アイテムのみです。
条件プロパティ
ObjectState などの Alfabet クラス プロパティ名です。
この Alfabet クラス プロパティの指定された値がフィルターとして使用されます。マッピングできるのは、指定された値の Alfabet データベース テーブル アイテムのみです。
フィルター用に入力できる条件プロパティは 1 つのみです。
デフォルトでは、データの交換時に [名前] 属性は上書きされます。
ARIS オブジェクトを Alfabet オブジェクトにマッピングすると、それからは Alfabet オブジェクトの名前が使用されます。ARIS のオブジェクト名は上書きされます。
attr XML プロパティ
属性の処理を定義します。
1 つ以上の attr 下位要素が指定されていると、ARIS にインポートされる属性の一覧が、ここに記載される attr 要素の一覧に合わせて制限されます。
デフォルトでは、データの交換時に [説明/定義] 属性は上書きされます。
ARIS オブジェクトを Alfabet オブジェクトにマッピングすると、それからは Alfabet オブジェクトの説明が使用されます。ARIS にある [説明/定義] 属性は上書きされます。
aris
ARIS 属性タイプの API 名です。この名前は、ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルからの属性の識別子として使用されます。
デフォルトでは、[名前] (AT_NAME)、[説明] (AT_DESC)、[リリース] (AT_REL_3)、[Alfabet リンク 1] (AT_ALFA_LINK_1) のタイプが使用されます。もちろん、使用するオブジェクト タイプ属性を変更したり、ほかの属性に転送したりすることもできます。たとえば、リリース (バージョン) に [リリース] (AT_REL_3) 属性タイプを使わない場合は、両方の設定ファイルを調整します。
デフォルトでインポートされる ARIS オブジェクト タイプ (OT_APPL_SYS_TYPE) を変更する場合は、Alfabet 統合に必要なすべての属性タイプが、代わりに使用するオブジェクト タイプにあることを確認してください。
<attr aris="AT_REL_3" />
デフォルトでは、データの交換時に [リリース] 属性は上書きされます。
ARIS オブジェクトを Alfabet オブジェクトにマッピングすると、Alfabet の [バージョン] プロパティが更新されます。
<link
attribute="AT_ALFA_LINK_1"
title="AT_ALFA_NAVI1"
defaultvalue="Navigate to Application in Alfabet" >
defaultvalue
リンクのタイトル テキスト用のローカライズされていないデフォルト テキストです。
このテキストは、title locale XML プロパティで明確に指定されていないすべての言語で表示されます。タイトルは ARIS では書き込みから保護されます。Alfabet へのマッピング中に、または「ARIS-Alfabet 同期」レポートで入力されます。
title
使用される ARIS [リンク タイトル] 属性の属性タイプの API 名です。デフォルトでは、[ALFABET ナビゲーション 1] 属性タイプが、リンクのタイトル テキストの保存に使用されます。
このテキストは、defaultvalue XML プロパティに入力されます。これは、title locale XML プロパティで明確に指定されていないすべての言語で表示されます。タイトルは ARIS では書き込みから保護されます。Alfabet へのマッピング中に、または「ARIS -Alfabet 同期」レポートで入力されます。
attribute
Alfabet オブジェクトへの移動に使用される ARIS リンク属性の属性タイプの API 名です。デフォルトでは、[Alfabet リンク 1] (AT_ALFA_LINK_1) 属性タイプが、Alfabet オブジェクトへの URL を保存するために使用されます。
link
ARIS と Alfabet の間の参照として ARIS リンク属性を作成します。
<title locale="1033"
value="Navigate to Application in Alfabet" />
value
ローカライズされたタイトル テキストです。
Locale
リンク タイトルが転送される言語のロケール ID (LCID) です。
デフォルトでは、英語 (1033) でデータが転送されます。別の言語 (たとえばドイツ語) で ARIS データベースにログオンすると、英語がその言語 (この場合はドイツ語) の属性に値として書き込まれます。
</link>
</object>
<dialog-columns alfatype="APPLICATION">
dialog-columns alfatype
[Alfabet オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスで使用できる Alfabet テーブルを定義します。
この例では、APPLICATION Alfabet テーブルがソースです。このテーブルのすべての Alfabet オブジェクトが表示されます。
<column alfabet="Version"/>
column alfabet
[Alfabet オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスに表示される列と内容を定義します。
この例では、Version が列タイトルとして使用されるプロパティの名前です。このプロパティのすべての値が、この列に表示されます。Version は、ARIS -ALFABET-mapping.xml ファイルの一覧にある APPLICATION テーブルの attr 下位要素を参照します。Status など、その他のすべてのプロパティを使用できます。
<newlink url="ExternalAccess.aspx?AccessType=ExternalAccess&UserType=Named&View=GraphicView:APP_CaptureApplications_Ex"/>-->
newlink url
新しい Alfabet オブジェクトを作成するための Alfabet へのリンクを定義します。この [Alfabet オブジェクトの作成] リンクは、[Alfabet オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスで使用できます。
この値は、変更しないでください。
"ExternalAccess.aspx?AccessType=ExternalAccess&UserType=Named&View=GraphicView:APP_CaptureApplications_Ex"
この値は、リンクの静的部分を表します。リンクは、これと、データベースに入力された [Alfabet - ユーザー インターフェイス URL] 属性を使用して作られます。
</dialog-columns>
Alfabet からの一括インポート
<!-- Bulk mapping --> セクションで、Alfabet 同期と一括インポート機能を設定できます。
<sync
table="APPLICATION"
cxnhandling="ignore" > <!-- values for cxnhandling = ignore, create, createAllowForce-->
cxnhandling
このテーブルにマッピングされる接続線を処理するデフォルトの接続線を指定します。この設定は、cxn 下位要素を指定して上書きすることができます。
使用できる値は 3 つあります。
一覧にない接続線はインポートされません。[cxnhandling] 属性が指定されていない場合は、これがデフォルトです。
アイテム自体がインポート/同期される前から接続線のソースまたはターゲットのいずれかのオブジェクトが存在する場合は、接続線が作成されます。
ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルの指定に基づいて接続線が作成されます。マッピングで対応するターゲットまたはソースのオブジェクトの存在が強制されている場合は、その接続線が ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルの指定に基づいてインポートされます。
table
マッピングされるアイテムを含む Alfabet データベース テーブルの名前 (「APPLICATION」など) です。
table の値は、ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルでの値と正確に同一である必要があります。
sync
各 sync 要素で、同期される 1 つの特定の Alfabet テーブルを定義します。そのため、各テーブルは別々の sync 要素で定義される必要があります。Alfabet 同期は、手動でも、スケジュールされたレポートでも開始できます。ARIS でまだ使用できないすべてのオブジェクトと関係がインポートされ、対応する Alfabet 要素にリンクされます。このセクションを設定していない場合、この機能は ARIS で使用できません。
<condition property="ObjectState"
value="Active" />
値
フィルターを適用するテーブル アイテムに使用される、指定された alfabet クラス プロパティ値です。
この例では、ObjectState プロパティ値は Active です。 この Alfabet クラス プロパティの指定された値がフィルターとして使用されます。マッピングできるのは、指定された値の Alfabet データベース テーブル アイテムのみです。
条件プロパティ
ObjectState などの Alfabet クラス プロパティ名です。
この Alfabet クラス プロパティの指定された値がフィルターとして使用されます。マッピングできるのは、指定された値の Alfabet データベース テーブル アイテムのみです。
フィルター用に入力できる条件プロパティは 1 つのみです。
デフォルトでは、データの交換時に [名前] 属性は上書きされます。
ARIS オブジェクトを Alfabet オブジェクトにマッピングすると、それからは Alfabet オブジェクトの名前が使用されます。ARIS のオブジェクト名は上書きされます。
attr XML プロパティ
属性の処理を定義します。
1 つ以上の attr 下位要素が指定されていると、ARIS にインポートされる属性の一覧が、ここに記載される attr 要素の一覧に合わせて制限されます。
デフォルトでは、データの交換時に [説明/定義] 属性は上書きされます。
ARIS オブジェクトを Alfabet オブジェクトにマッピングすると、それからは Alfabet オブジェクトの説明が使用されます。ARIS にある [説明/定義] 属性は上書きされます。
aris
ARIS 属性タイプの API 名です。この名前は、ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルからの属性の識別子として使用されます。
デフォルトでは、[名前] (AT_NAME)、[説明] (AT_DESC)、[リリース] (AT_REL_3)、[Alfabet リンク 1] (AT_ALFA_LINK_1) のタイプが使用されます。もちろん、使用するオブジェクト タイプ属性を変更したり、ほかの属性に転送したりすることもできます。たとえば、リリース (バージョン) に [リリース] (AT_REL_3) 属性タイプを使わない場合は、両方の設定ファイルを調整します。
デフォルトでインポートされる ARIS オブジェクト タイプ (OT_APPL_SYS_TYPE) を変更する場合は、Alfabet 統合に必要なすべての属性タイプが、代わりに使用するオブジェクト タイプにあることを確認してください。
<attr aris="AT_REL_3" />
デフォルトでは、データの交換時に [リリース] 属性は上書きされます。
ARIS オブジェクトを Alfabet オブジェクトにマッピングすると、Alfabet の [バージョン] プロパティが更新されます。
<cxn
property="NextVersion"
cxnhandling="createAllowForce" />
cxnhandling
このテーブルについて、マッピングされた接続線のデフォルト処理を定義します。この設定は、cxn 下位要素を指定して上書きすることができます。
使用できる値は 3 つあります。
接続線はインポートされません。
アイテム自体がインポート/同期される前から接続線のソースまたはターゲットのいずれかのオブジェクトが存在する場合は、接続線が作成されます。
ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルの指定に基づいて接続線が作成されます。マッピングで対応するターゲットまたはソースのオブジェクトの存在が強制されている場合は、その接続線が ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルの指定に基づいてインポートされます。
[cxnhandling] 属性が指定されていない場合は、これがデフォルト設定です。
property
この接続線を定義する Alfabet プロパティの名前です。プロパティは、Reference タイプまたは ReferenceArray タイプのものである必要があります。
詳細情報は、『Alfabet メタモデルの文書化』Alfabet リファレンス マニュアルを参照してください。
Cxn
ARIS-ALFABET-mapping.xml ファイルのマッピングの中で、どのマッピング関係が正確にインポート/同期されるのかを指定します。
<link
attribute="AT_ALFA_LINK_1"
title="AT_ALFA_NAVI1"
defaultvalue="Navigate to Application in Alfabet" >
defaultvalue
リンクのタイトル テキスト用のローカライズされていないデフォルト テキストです。
このテキストは、title locale XML プロパティで明確に指定されていないすべての言語で表示されます。タイトルは ARIS では書き込みから保護されます。Alfabet へのマッピング中に、または「ARIS-Alfabet 同期」レポートで入力されます。
title
使用される ARIS [リンク タイトル] 属性の属性タイプの API 名です。デフォルトでは、[ALFABET ナビゲーション 1] 属性タイプが、リンクのタイトル テキストの保存に使用されます。
このテキストは、defaultvalue XML プロパティに入力されます。これは、title locale XML プロパティで明確に指定されていないすべての言語で表示されます。タイトルは ARIS では書き込みから保護されます。Alfabet へのマッピング中に、または「ARIS -Alfabet 同期」レポートで入力されます。
attribute
Alfabet オブジェクトへの移動に使用される ARIS リンク属性の属性タイプの API 名です。デフォルトでは、[Alfabet リンク 1] (AT_ALFA_LINK_1) 属性タイプが、Alfabet オブジェクトへの URL を保存するために使用されます。
link
ARIS と Alfabet の間の参照として ARIS リンク属性を作成します。
<title locale="1033"
value="Navigate to Application in Alfabet" />
value
ローカライズされたタイトル テキストです。
Locale
リンク タイトルが転送される言語のロケール ID (LCID) です。
デフォルトでは、英語 (1033) でデータが転送されます。別の言語 (たとえばドイツ語) で ARIS データベースにログオンすると、英語がその言語 (この場合はドイツ語) の属性に値として書き込まれます。
</link>
</sync>
Alfabet へのマッピングを ARIS Architect と ARIS Connect で作成できるオブジェクトは、ARIS-ALFABET-integration.xml ファイルで定義されています。また、ここでデータを交換するためのログオンを設定することもできます。この設定ファイルでは、個別の ARIS アイテムと Alfabet アイテムのリンク、Alfabet 同期、一括インポート機能を定義します。
Alfabet 統合は、デフォルトでは [アプリケーション システム タイプ] タイプのオブジェクトに使用できます。ほかの ARIS オブジェクト タイプを定義する場合は、さらに <object>…</object> エントリを作成する必要があります。ARIS-ALFABET-mapping.xml 設定ファイルを、属性タイプを入力する際の参考として使用します。
各オブジェクト タイプで、定義された属性タイプが使用できることを確認します。
このファイルで、モデル、接続線、アサインメントの一般的なマッピングが定義されます。ARIS と Alfabet の間のデータ交換を処理します。一般に、Alfabet テーブルは ARIS オブジェクトにマッピングされます。Alfabet テーブルは、table XML プロパティを使用してマッピングされます。テーブル全体、または単一の Alfabet オブジェクトのインポート/接続のインポートは、次のようなインポート定義を使用して実行されます。
table 要素
<table name="VALUENODE"
arisgroupname="Values"
condition="Stereotype"
aristype="OT_FUNC_INST">
aristype
オブジェクト タイプ、モデル タイプ、またはシンボル タイプの ARIS API 名です。
condition
プロパティの値に基づく条件付きマッピングを定義します。上の例は、Stereotype プロパティに基づくマッピングを示します。値が指定され、下の condition 要素の value の一覧にある値の 1 つに対応すれば、table 要素の定義ではなく condition 要素の定義に従ってマッピングされます。
arisgroupname
ARIS データベース グループの名前です。
テーブル全体がインポートされる場合は、arisgroupname が、テーブルの内容に対して作成される下位グループの名前です。
arisgroupname が空または未指定の場合は、下位グループは作成されません。
name
VALUENODE などの Alfabet テーブル名です。
<condition
value="Initiative"
arisgroupname="Initiatives"
aristype="ST_INITIATIVE" />
aristype
使用されるオブジェクト タイプの ARIS API 名です。ここで ARIS シンボルが指定されていると、そのシンボルからオブジェクト タイプが派生します。さらに、インポートされたアイテムのデフォルト シンボルが、このシンボル タイプに設定されます。
arisgroupname
オプションで、この条件を満たすアイテムに関する <table> 要素のデフォルト グループ名を上書きします。
value
この条件が適用されることを指定するプロパティ値です。
condition
プロパティの値に基づく条件付きマッピングを定義します。上の例は、Stereotype プロパティに基づくマッピングを示します。値が指定され、下の condition 要素の value の一覧にある値の 1 つに対応すれば、table 要素の定義ではなく condition 要素の定義に従ってマッピングされます。
<condition value="Vision" arisgroupname="Visions" aristype="ST_VISION" />
<condition value="Business Requirement" arisgroupname="Business Requirements" aristype="ST_REQUIREMENT" />
<condition value="Architecture Requirement" arisgroupname="Architecture Requirements" aristype="ST_REQUIREMENT" />
すべての XML プロパティ
name
VALUENODE などの Alfabet テーブル名です。
arisgroupname
ARIS データベース グループの名前です。
テーブル全体がインポートされる場合は、arisgroupname が、テーブルの内容に対して作成される下位グループの名前です。
arisgroupname が空または未指定の場合は、下位グループは作成されません。
aristype
オブジェクト タイプ、モデル タイプ、またはシンボル タイプの ARIS API 名です。
overview-model
オプションで、概要モデルを作成し、モデルからこの条件に合う各テーブル オブジェクトのオカレンスを配置します。
check-master
提供された Alfabet 属性の存在を確認し、この GUID を持つオブジェクトを ARIS データベースで検索します。可能であれば、ARIS オブジェクトが識別され、Alfabet オブジェクトの代わりにマスターとして次のように使用されます。
check-master="ARIS_GUID"
マスター オブジェクトの属性とプロパティはインポートでは上書きされません。Alfabet でオブジェクトが削除されてもマスターは削除されません。
condition
プロパティの値に基づく条件付きマッピングを定義します。上の例は、Stereotype プロパティに基づくマッピングを示します。値が指定され、下の condition 要素の value の一覧にある値の 1 つに対応すれば、table 要素の定義ではなく condition 要素の定義に従ってマッピングされます。
value
この条件が適用されることを指定するプロパティ値です。
aristype
使用されるオブジェクト タイプの ARIS API 名です。ここで ARIS シンボルが指定されていると、そのシンボルからオブジェクト タイプが派生します。さらに、インポートされたアイテムのデフォルト シンボルが、このシンボル タイプに設定されます。
arisgroupname
オプションで、この条件を満たすアイテムに関する <table> 要素のデフォルト グループ名を上書きします。
overview-model
オプションで、概要モデルを作成し、モデルからこの条件に合う各テーブル オブジェクトのオカレンスを配置します。
table 要素の assign 下位要素
このテーブルからインポートされるすべてのオブジェクトのアサインメントを作成します。
すべての XML プロパティ
type
インポートされたオブジェクトごとに 1 つのアサイン モデルを作成します。table 下位要素としては使用できません。
model
アサインされる ARIS モデルのモデル タイプの API 名 (MT_SYSTEM_ENVIRONMENT など) です。
add-parent
上位オブジェクトのオカレンスをアサイン モデルに追加します。
デフォルト設定は False です。
これを true に変更すると、上位オブジェクトのオカレンスがアサイン モデルに追加されます。そのため、parent-symbol 属性は必須です。
parent-symbol
アサインされる上位 ARIS オブジェクトのシンボル タイプの API 名 (ST_APPL_SYS など) です。
add-parent 属性が true の場合のみ必要です。
attr 下位要素
String や Date などの Aflabet プロパティ値をマッピングします。Reference や ReferenceArray のプロパティはここでは許可されません。
<attr
alfabet="StartDate"
condition="Status"
value="Evaluation"
aris="AT_EVALUATION_START" />
value
条件付き属性インポート用の condition XML プロパティの値に対して確認される値です。
condition
値に対して確認されるプロパティです。プロパティの値が所定の値と等しい場合のみ、属性がインポートされます。
alfabet
Alfabet プロパティの名前です。
attr XML プロパティ
属性の処理を定義します。
1 つ以上の attr 下位要素が指定されていると、ARIS にインポートされる属性の一覧が、ここに記載される attr 要素の一覧に合わせて制限されます。
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Evaluation" aris="AT_EVALUATION_END" />
<attr alfabet="StartDate" condition="Status" value="Pilot" aris="AT_TO_BE_PHASED_IN_START" />
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Pilot" aris="AT_TO_BE_PHASED_IN_END" />
このケースは、StartDate プロパティの値が、alfabet の Status プロパティの値が Evaluation の場合のみ、aris の AT_EVALUATION_START 属性に が書き込まれるなどです。
<cxn> 要素の下位要素として使用される場合 (下図)、プロパティは接続線の属性にマッピングされます。
すべての XML プロパティ
attr XML プロパティ
属性の処理を定義します。
1 つ以上の attr 下位要素が指定されていると、ARIS にインポートされる属性の一覧が、ここに記載される attr 要素の一覧に合わせて制限されます。
alfabet
Alfabet プロパティの名前です。
条件付き属性インポート用 XML プロパティ
condition
値に対して確認されるプロパティです。プロパティの値が所定の値と等しい場合のみ、属性がインポートされます。
value
条件付き属性インポート用の condition XML プロパティの値に対して確認される値です。
cxn 下位要素
接続線定義、または現在のテーブル アイテムと参照されたアイテムの間のアサインメント、あるいはその両方を作成します。
すべての XML プロパティ
property XML プロパティ
Alfabet プロパティの名前です。プロパティは、Reference タイプまたは ReferenceArray タイプのものである必要があります。
詳細情報は、『Alfabet メタモデルの文書化』Alfabet リファレンス マニュアルを参照してください。
cxntype
ARIS 接続線タイプの API 名です。
空の文字列 (""): マッピングされず、無視されます。
値 "-1": 接続線を作成しません。アサインメント定義が下位要素としてある場合のみ、許可されます。
srctotarget
接続線の方向を定義します。
値 true:
table 要素から参照された要素へ。
値 false:
参照された要素から table 要素へ。
forceexist
インポートで、参照された要素のターゲット/ソース オブジェクトがデータベースに存在することを強制するかどうかを指定します。値が true に設定されている場合は、参照されたオブジェクトのマッピング定義を使用してターゲット/ソース オブジェクトが作成されます。ターゲット/ソース オブジェクトが存在する場合のみ、接続線がインポートされます。ターゲット オブジェクトまたはソース オブジェクトの存在が必要になるかどうかは、srctotarge XML プロパティで指定された値によります。
デフォルト値は false です。
make-parent-group
参照された要素を含むグループが、問題の要素の上位グループになることを指定します。
これは、親のマッピングが isgroup="true" に設定されるために必要です。
connected-objtype
ソース/ターゲット オブジェクト タイプの確認に使用されます。既存オブジェクトのタイプが無効と認識されると、インポート中に例外がスローされます。
overview-model
table 要素で overview-model プロパティが指定されている場合、概要モデルにターゲット オブジェクトと対応する接続線のオカレンスを作成します。
シンボル タイプ番号に対応する値です (「API 名」を参照)。
assigned-model
table 要素に割り当てられた下位要素があると、アサイン モデルにターゲット オブジェクトと対応する接続線のオカレンスを作成します。
シンボル タイプ番号に対応する値です (「API 名」を参照)。
cxn 要素の assign 下位要素
モデルへのアサインメントを、接続線の追加、接続線の代わり、または参照されているアイテムがほかの Alfabet テーブルから派生したモデルの場合、モデルへのいずれかで作成します。
すべての XML プロパティ
type
アサインメントのタイプです。使用できる値:
all
すべてを 1 つのモデルの上位アイテムにアサインします。
each
下位アイテムごとに 1 つのモデルをアサインします。
model
アサインされる ARIS モデルのモデル タイプの API 名 (MT_SYSTEM_ENVIRONMENT など) です。
add-parent
上位オブジェクトのオカレンスをアサイン モデルに追加します。
デフォルト設定は False です。
これを true に変更すると、上位オブジェクトのオカレンスがアサイン モデルに追加されます。そのため、parent-symbol 属性は必須です。
parent-symbol
アサインされる上位 ARIS オブジェクトのシンボル タイプの API 名 (ST_APPL_SYS など) です。
add-parent 属性が true の場合のみ必要です。
srctotarget
オプションで割り当ての方向を定義できます。
値 true (デフォルト値):
table 要素から参照された要素へ。
値 false:
参照された要素から table 要素へ。
group (srctotarget 依存)
オプションで、割り当てられたモデルが作成されるデータベース グループを定義できます。source はテーブル要素のグループで、target は接続される要素のグループです。
値 source (デフォルト値):
割り当てのソース テーブル要素が保存されるデータベース グループ。
値 target:
割り当ての接続されているテーブル要素が保存されるデータベース グループ。
cxn 要素の foreignattr 下位要素
ほかの Alfabet テーブルからの属性を、インポートされた ARIS アイテムに追加します。
すべての XML プロパティ
table
ほかの Alfabet テーブルの名前です。
property
現在の table 要素を参照するほかのテーブルのプロパティの名前です (Owner など)。
マッピングの例の [例 3] の、attr 要素の一覧である foreignattr 要素は許容されます。この一覧で、インポートされる属性を定義します。
例 1
この例では、テーブルがオブジェクト定義にマッピングされる方法と (value) プロパティが ARIS 属性にマッピングされる方法を示します。さらに、概要モデルを作成し、このテーブルからモデルに各オブジェクトのオカレンスを配置することができます。Reference または ReferenceArray のプロパティは、接続線、アサインメント、または接続線とアサインメントにマッピングできます。Value プロパティは、接続線またはアサインメント、あるいは両方に同時にマッピングすることが可能です。Value プロパティは、オブジェクト自体に割り当てる代わりに、作成された接続線に割り当てることができます。
<table name="APPLICATIONGROUP" arisgroupname="Application groups" aristype="OT_APPL_SYS_CLS" isgroup="true" overview-model="MT_APPL_SYS_TYPE_DGM,ST_APPL_SYS_CLS">
<attr alfabet="name" aris="AT_NAME" />
<attr alfabet="description" aris="AT_DESC" />
<attr alfabet="a_size" aris="" /> <!-- not mapped-->
...
<cxn property="belongsto" cxntype="CT_CAN_SUBS_2" srctotarget="false" />
<!-- overview-model="ST_APPL_SYS_CLS" means: show in overview model with its CXN and the given symbol -->
<!-- an attr element within a cxn element maps an attribute from the Alfabet table to the cxn -->
<cxn property="belongsto" cxntype="CT_CAN_SUBS_2" srctotarget="false" connected-objtype="OT_APPL_SYS_CLS" overview-model="ST_APPL_SYS_CLS" ordernum="1" >
<attr alfabet="refstr" aris="AT_EXTERNAL_ID" />
</cxn>
<cxn property="applications" cxntype="CT_BELONGS_TO_CLS" srctotarget="true" >
<!-- "each" would mean 1 assignment per child, all=assign them all to the parent in one model -->
<!-- add-parent: assignment contains occ of the parent.This needs: parent-symbol="ST_APPL_SYS_CLS" -->
<assign type="all" model="MT_APPL_SYS_TYPE_DGM" add-parent="true" parent-symbol="ST_APPL_SYS_CLS" child-symbol="ST_APPL_SYS_TYPE" />
</cxn>
<cxn property="processes" /> <!-- not mapped-->
</table>
例 2
この例は、モデルがアサインされたオブジェクトへのマッピングを示します。さらに、ターゲット モデルにオブジェクト オカレンスが作成されます。
<table name="BUSINESSPROCESS" arisgroupname="Business processes" aristype="OT_FUNC" isgroup="true" overview-model="MT_VAL_ADD_CHN_DGM,ST_VAL_ADD_CHN_SML_2" check-master="ARIS_GUID" >
<!-- "each" would mean 1 assignment per child, all=assign them all to the parent in one model -->
<!-- add-parent: assignment contains occ of the parent.This needs: parent-symbol="ST_APPL_SYS_CLS" -->
<assign type="each" model="MT_FUNC_ALLOC_DGM" add-parent="true" parent-symbol="ST_VAL_ADD_CHN_SML_2" child-symbol="ST_FUNC" />
<attr alfabet="name" aris="AT_NAME" />
<attr alfabet="shortname" aris="AT_REM" />
...
<cxn property="belongsto" srctotarget="false" cxntype="CT_IS_PRCS_ORNT_SUPER" overview-model="ST_VAL_ADD_CHN_SML_2" /> <!-- BusinessProcess–>
<createocc property="model" symbol="ST_VAL_ADD_CHN_SML_2" forceexist="false" /> <!-- creates occ in the model if the model exists -->
<cxn property="executingorganizations" srctotarget="false" cxntype="CT_EXEC_1" forceexist="true" assigned-model="ST_ORG_UNIT_2" />
<cxn property="applications" srctotarget="false" cxntype="CT_CAN_SUPP_1" forceexist="true" assigned-model="ST_APPL_SYS_TYPE"/>
...
</table>
例 3
次の例では、attr プロパティの一覧である foreignattr プロパティは許容されます。この一覧で、インポートされる属性を定義します。この例は、外部属性と属性条件の使用方法を示します。外部属性は、別の Alfabet テーブルから読み込まれます。
<table name="APPLICATION" arisgroupname="Application" aristype="OT_APPL_SYS_TYPE" isgroup="false" overview-model="MT_APPL_SYS_TYPE_DGM,ST_APPL_SYS_TYPE">
<foreignattr table="TIMESTATUS" property="Owner"> <!-- Select * from TIMESTATUS where Owner = '<our AlfabetID>'.Will be written after processing "normal" attr-Elements, so will probably overwrite them -->
property
現在の table 要素を参照するほかのテーブルのプロパティの名前です (Owner など)。
<attr alfabet="StartDate" condition="Status" value="Evaluation" aris="AT_EVALUATION_START" />
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Evaluation" aris="AT_EVALUATION_END" />
<attr alfabet="StartDate" condition="Status" value="Pilot" aris="AT_TO_BE_PHASED_IN_START" />
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Pilot" aris="AT_TO_BE_PHASED_IN_END" />
<attr alfabet="StartDate" condition="Status" value="Production" aris="AT_STANDARD_START" />
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Production" aris="AT_STANDARD_END" />
<attr alfabet="StartDate" condition="Status" value="Limited Production" aris="" /> <!-- tbd -->
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Limited Production" aris="" />
<attr alfabet="StartDate" condition="Status" value="Retired - Shut Down" aris="AT_TO_BE_PHASED_OUT_START" />
<attr alfabet="EndDate" condition="Status" value="Retired - Shut Down" aris="AT_TO_BE_PHASED_OUT_END" />
</foreignattr>
<attr alfabet="Name" aris="AT_NAME" />
<attr alfabet="ObjectState" aris="AT_REM" />
<attr alfabet="Description" aris="AT_DESC" />
...
<cxn property="NextVersion" cxntype="CT_IS_PRED_OF" srctotarget="true" forceexist="true" connected-objtype="OT_APPL_SYS_TYPE" overview-model="ST_APPL_SYS_TYPE"/>
<cxn property="ApplicationGroups" cxntype="CT_BELONGS_TO_CLS" srctotarget="true" forceexist="true" connected-objtype="OT_APPL_SYS_CLS" />
<cxn property="ICTObject" cxntype="CT_GENERAL" srctotarget="false" forceexist="true" connected-objtype="OT_APPL_SYS_TYPE" overview-model="ST_APPL_SYS_TYPE"/>
<cxn property="Products" />
...
</table>
関連項目
設定ファイルによって、ARIS と Alfabet オブジェクトの間のマッピングが定義されます。このファイルによって、Alfabet オブジェクトが実際に ARIS にマッピングされる状況が制御されます。
使用されるオブジェクト タイプ属性を変更する場合、または異なる属性を転送する場合には、両方の設定ファイルを調整します。