Process Governance の対象となるオブジェクトやモデルが正しくモデル化されていないと、BPM プロセスは自動的に BPMN 図に変換できません。 意味論分析は、変換が問題なく実行されるかどうかを確認するために、モデルの作成中でも使用できます。モデル作成の規則に従っているか、また必須の情報とアイテムがあるかどうかが確認されます。
コンテキスト
意味論分析は、付加価値連鎖図または EPC のいずれかに対して実行できます。
スコープ
意味論分析に含めるアイテムを指定できます。スコープを指定しない場合は、すべてのモデルに確認が実施されます。アサインメントには実施されません。スコープを指定することで、次のアイテムを確認に含めることができます。
すべての関連する EPC およびそのアサインメントに関してプロセス フローが正しいかどうか (イベント、ファンクション、演算子) を確認します。
手動タスクに接続されているすべての関連する組織図および組織要素を確認し、実行が可能であることを確認します。
関連する LDAP 属性を確認します。このオプションが選択されていない場合は、LDAP に関連しないすべての組織属性が確認されます。
すべての関連するダイアログ ボックスと割り当てられている画面図を確認します。
すべての関連するデータ要素と割り当てられているデータ フロー図を確認します。
すべての関連するソフトウェア サービス オペレーション タイプ、割り当てられているアクセス図、関連するソフトウェア サービス オペレーションを確認します。
データ フロー図の確認
存在
データ フロー図が次のオブジェクトに割り当てられているかどうかを確認します。
各オブジェクト定義に対して、複数のオブジェクト オカレンスと関連するデータ フロー図が可能であること。オブジェクト オカレンスが、対応するデータ フロー図を参照していることを確認する必要があります。
一致
オブジェクトにデータ フロー図を作成すると、そのオカレンスがデータ フローに生成されます。意味論分析で、データ フローにオブジェクトのオカレンスがあるかどうかが確認されます。
XOR ルール
意味論分析で、イベントが各 XOR ルールに続いているかどうかが確認されます。