レポート スクリプトでクエリを定義する方法
レポートの特定のデータ要素を評価するには、クエリを使用します。クエリは、選択したデータ セットを検索し、検出されたデータ要素を返します。このデータ要素は、レポートの出力で使用されます。さまざまなフィルターを使用して、出力されるデータ要素の数をさらに制限できます。レポート スクリプトでは、既存のクエリにクエリを挿入することができます。クエリは、セクションまたはデータ テーブルに直接挿入します。
静的範囲は、検出されたデータ要素の特定の値が 1 度だけ出力されるクエリに対して使用できます (個別のアイテム、一覧、グラフなど)。
反復範囲は、結果セットの個別の各アイテムについて特定の値が出力されるクエリに対して使用できます (選択したグループのすべての EPC の名前など)。
データ テーブルでは、クエリ対象のデータ要素の個別の値が、テーブル形式で一覧表示されます。検出された各データ要素について行が挿入され、関連する値を出力できます。
データ フィールドまたはグラフは、検出されたデータ要素の関連する値 (ファンクション名など) を出力するために使用します。
クエリは、最大 5 つまでの下位クエリを挿入することで、入れ子にすることができます。階層レベルでは、任意の数のクエリを作成できます。
例
レポートのクエリ
[EPC] タイプの既存のモデルをデータベースの特定のグループ (選択したグループ) から検索し、検出されたモデルの名前、グループの名前、および現在のデータベースの名前を出力します。
手順
- レポートを作成する場合は、コンテキストとして [選択したグループ] を選択します。これは、選択したグループに対してレポートが実行されることを表します。
- 該当するすべての EPC を評価できるようにするには、まず選択したグループのすべてのモデルを検索する下位クエリを挿入してから、[EPC] モデル タイプのモデルに対応するフィルターを設定し、クエリを制限します。
- 該当する名前を出力するには、対応するデータ フィールドを挿入します。
- 上部セクションの静的範囲 [選択したグループ] のデータ フィールドには、現在のデータベースの名前が 1 回出力されます。
- 上部セクションの反復範囲 [次のすべてのデータ: 選択したグループ] のデータ フィールドには、選択したすべてのグループの名前が出力されます。
- 下位クエリの反復範囲 [次のすべてのデータ: 選択したグループ.モデル一覧 (タイプ別にフィルター可能)] のデータ フィールドには、[EPC] タイプ モデルのすべての名前が出力されます。
このようにして定義されたレポート スクリプト テンプレートは、次のようになります。

レポートの対応する出力は、次のようになります。
データベース名: My database
グループ名: Group1
モデル名: EPC1 (Group1)
モデル名: EPC2 (Group1)
...
グループ名: Group2
モデル名: EPC1 (Group2)
モデル名: EPC2 (Group2)
...
関連項目
デザイン ビューにおけるレポート スクリプトの構造
レポート スクリプトへのクエリの挿入
評価対象のデータ要素を指定する方法
レポート スクリプトでクエリにフィルターを設定
ユース ケース: レポート スクリプト テンプレートの使用方法