RACI マトリクスの使用
RA(S)CI マトリクスを使用してプロセス内のアクティビティを明確に示し、組織的な責任を評価します。RA(S)CI は、(Responsible、Accountable、(Supportive)、Consulted、Informed) を表します。 マトリクスには、プロセスのアクティビティに参加する組織ユニットとその参加方法が表示されます。
- R (Responsible) は、実行責任者を示します。アクティビティの実行責任者と、実際の実行責任者を示しますが、規律上の責任者も示します。実行責任は、少なくとも 1 つのロールに割り当てる必要があります。その他の責任 (「Supportive」を参照) は必要な作業をサポートするために委任できます。
- A (Accountable) は、タスクが適切かつ完全に実行されることに誰が最終的に責任を持つかを識別します。このように、「Accountable」はコストを管理する責任者、つまりプロジェクトの予算責任者であることがあります。この責任を示すために、[決定する] 接続線と [承認する] 接続線が評価されます。
- S (Supportive) は、アクティビティの実行責任者 (「Responsible」を参照) をサポートするユーザーに関連付けられます。
- C (Consulted) は、コンサルティングの役割を果たすユーザーを示します。この組織ユニットは、通常、トピックに関する専門家グループですが、最終決定や最終行動が行われる前にアドバイスを求められます。
- I (Informed) は、誰が通知される必要があるのかを指定します。タスクの進捗状況や完了についての最新情報を伝える必要があるユーザーを示します。
プロセス モデルで対応するオブジェクトと接続線を使用することで、レポート「RA(S)CI - プロセスの組織的参加を出力」を使用してこれらを出力できます。デフォルトでは、レポートにより [Supportive] 情報は返されません。この情報を出力するには、スクリプト管理者が「g_bRASCI」変数を「true」に設定する必要があります。
ポータルでは、プロセス参加はデフォルトではクラシック ビューとデフォルト ビューの RACI マトリクスとして表示されます。表示は RASCI マトリクスとして設定できます。 担当の Software AG 営業部までご連絡ください。
RACI マトリクスで、RACI データは次の条件下で表示されます。
- 選択されたプロセス モデルで接続線が使用されていること。
- 選択したプロセス モデルのファンクションにアサインされているファンクション割当図で接続線が使用されていること。