シフト カレンダーとしてスケジュールを使用

1 つ以上の [カレンダー イベント] タイプのオブジェクトを持つ [スケジュール] モデルを、シフト カレンダーとしてリソースに割り当てることができます。

手順

手順 1: 1 つ以上の [カレンダー イベント] タイプのオブジェクトを持つ [スケジュール] モデルを作成します。

  1. [ARIS]、[新規作成]、[モデル] の順に選択します。[モデル ウィザード] が開きます。
  2. 新しいモデルを作成するサーバー、データベース、およびグループを選択します。
  3. [スケジュール] モデル タイプ ([データ] ビュー) をクリックします。
  4. 必要な設定を指定して、[完了] をクリックします。 モデル作成用のモデリング領域が新しいタブに開きます。
  5. [シンボル] バーで、[カレンダー イベント] オブジェクト シンボルをクリックし、モデリング領域にオブジェクトを配置します。
  6. カレンダー イベントに付ける名前を入力して、モデリング領域でオブジェクト以外の場所をクリックします。

以上の作業により、[カレンダー イベント] オブジェクトを使用したスケジュール モデルが作成されます。

手順 2: カレンダー イベントの設定

  1. カレンダー イベントを右クリックします。
  2. [日付と時刻] をクリックします。 対応するダイアログ ボックスが開きます。 開始時刻について、日付 (mm.dd.yyyy の形式) および時刻 (hh:mm:ss の形式) を指定します。 または、該当する日付をカレンダーから選択します。
  3. [終了日] を選択して終了時間を指定し、[次の期間] を選択して期間を定義します。
  4. 日付 (mm.dd.yyyy の形式) および時刻 (hh:mm:ss の形式) を使用して終了時間を入力するか、期間 (dddd:hh:mm:ss の形式) を入力します。
  5. [終日イベント] または [繰り返しイベント]、あるいは必要に応じてその両方をオンにします。
  6. 繰り返しイベントの場合は、[繰り返しの管理] をクリックします。[繰り返し] ダイアログ ボックスが開きます。
  7. カレンダー イベントが発生する頻度を [日次]、[週次]、[月次]、または [年次] のいずれかから選択して、[頻度] を定義します。
  8. 必要に応じて、頻度で定義された繰り返しをどの程度スキップするかを指定し、[インターバル] を定義します。たとえば、頻度として [日次] を選択している場合、値「1」を指定すると、繰り返しは毎日発生します。また、「2」を指定すると、繰り返しは 2 日に 1 回だけ発生します。値をさらに増加させると、同様に頻度が低くなります。
  9. イベントが繰り返す月を有効にします ([特定の月に繰り返す])。
  10. イベントが繰り返すカレンダー日を有効にします ([月の特定の日に繰り返す])。
  11. 繰り返しイベントが発生する曜日を入力します。一覧には、複数の指定を追加できます。たとえば、[各月曜日] と [各金曜日] を追加できます。
  12. 一覧にエントリを追加する場合は、[追加] をクリックします。一覧内でエントリをクリックし、[削除] をクリックすると、エントリが一覧から削除されます。
  13. 繰り返しイベントが、特定の回数だけ繰り返すかどうかを指定します ([繰り返し数])。または、繰り返しに対して終了日を指定したり ([終了日])、終了日を指定しない ([終了日指定なし]) こともできます。
  14. [繰り返し] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックし、次に [日付と時刻] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。繰り返しの詳細が保存されます。
  15. カレンダー イベントに、休憩や祝祭日などと同様に非アクティブな期間が示されている場合は、そのカレンダー イベントを右クリックして [属性] を選択します。[シミュレーション] 属性タイプ グループの [未計画の時間] 属性をアクティブにして、そのカレンダー イベントを非アクティブな時間として指定します。
  16. [閉じる] をクリックします。さまざまなシフトや休憩、祝祭日など、必要に応じて追加のカレンダー イベントを作成します。

以上の作業により、それぞれの繰り返し回数を使用したカレンダー イベントが作成されます。

手順 3: 人材リソースまたは技術的リソースにシフト カレンダーを割り当てます。

シミュレーションの実行時にカレンダー イベントが無視されないようにするには、カレンダー イベントを常にシフト カレンダーまたはプロセス インスタンス生成計画のいずれかとして設定します。カレンダー イベントは、期間の定義 (シフト カレンダーの場合) およびプロセス インスタンスの生成 (プロセス インスタンス生成計画の場合) に使用できます。プロセス インスタンス生成計画は、属性 ([プロセス インスタンス生成]) を設定することでシフト カレンダーと区別されます。この属性が設定されたカレンダー イベントだけが、プロセス インスタンス生成計画で評価されます (設定されていない場合は評価されません)。そのため、対応するダイアログ ボックス (シフト カレンダーの [日付と時刻]、プロセス インスタンス生成の [プロセス インスタンス生成]) を使用して、カレンダー イベントが正しく設定されるようにする必要があります。

  1. シフト カレンダーを割り当てるモデルを開きます。
  2. シフト カレンダーを割り当てるオブジェクト (人材リソースまたは技術的リソース) を右クリックします。
  3. [アサインメント] を選択します。
  4. [新規作成] をクリックします。 [アサインメント ウィザード] が開きます。
  5. [既存モデル] オプションを選択します。
  6. [スケジュール] をクリックします。
  7. [次へ] をクリックします。
  8. 必要な設定を指定して、[完了] をクリックします。
  9. [OK] をクリックします。

アサインメントが作成されます。 これ以降、シミュレーション中はスケジュールがシフト カレンダーとして使用されます。 「2 月 31 日」というような無効な入力は、シミュレーションの実行時に無視されます。

関連項目

シフト カレンダーの例