CLCOPY 機能は、Adabas セッションにコマンド情報のデュアルログが指定された場合に限り使用します。 この機能は、タイムスタンプの早い方のデータセットをシーケンシャルデータセットにコピーします。 いったん CLCOPY 機能が正常に完了すると、コピーされたデータセットは空としてマークされます。 したがって、この機能は 1 つのデータセットに対して 1 回だけ使用できます。
CLCOPY 機能はシングルユーザーモードでは使用できません。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
ADARES CLCOPY はパラメータなしで指定できます。
DUALCLD は、デュアルコマンドログデータセットに使用されるデバイスタイプを指定します。 このパラメータは、コマンドログデータセットに使用されるデバイスタイプが、ADARUN DEVICE パラメータで指定されているものと異なる場合に必要です。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
OPENOUT パラメータは、実際にデータがコピーされなくても ADARES がオープンする DD/SIAUS1/2 出力データセットを指定します。 OPENOUT を使用しない場合、ADARES が最初の入力レコードを読み込もうとしたときにエンドオブファイル条件を検出するとシーケンシャル出力データセットはオープンされません。これにより一部のオペレーティングシステム環境では問題が発生することがあります。 OPENOUT を使用すると、出力データセットは最初の入力レコードを読み込む前にオープンされます。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。
TWOCOPIES は、同じ出力を 2 つ作成します。
ADARES CLCOPY
デュアルコマンドログをコピーします。
ADARES CLCOPY TWOCOPIES
デュアルコマンドログをコピーします。 コピーの出力は 2 つ作成されます。