バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

ADAPRI の構文と例

graphics/util_adapri.png

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


基本パラメータ

FROMRABN/TORABN:出力するブロック範囲

出力する RABN の開始番号および終了番号です。 両方を指定する必要があり、デフォルトはありません。

出力は、FROMRABN パラメータで指定されたブロック番号で開始し、TORABN パラメータで指定されたブロック番号で終了します。 範囲内の各ブロックは 16 進形式で出力されます。

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オプションパラメータ

BATCH:出力形式

出力の行の長さを制御します。 BATCH の指定がない場合、デフォルトの行サイズ 80 文字が使用されます。 BATCH を指定した場合、出力行サイズは 120 文字になります。

DEVICE:デバイスタイプ

出力するデータセットが含まれるデバイスタイプです。 このパラメータは、デバイスタイプが ADARUN DEVICE パラメータで指定された標準のデバイスタイプと異なる場合に必要です。

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

NUMBER:コマンド/プロテクションログデータセット番号

出力するブロックが含まれる、マルチ(2~8)コマンドログ(CLOG)またはプロテクションログ(PLOG)データセットの番号です。 NUMBER パラメータは、CLOGPRI または PLOGPRI を指定した場合にのみ指定できます。 NUMBER=2 を指定すると、DD/CLOGR2 のブロックが出力されます。NUMBER を指定せずに CLOGPRI または PLOGPRI 機能を指定すると、DD/CLOGR1(デフォルト)のブロックが出力されます。

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例 1

ADAPRI ASSOPRI FROMRABN=1,TORABN=2

アソシエータ(ジェネラルコントロールブロックが含まれる)のブロック 1 および 2 を出力します。

例 2

ADAPRI DATAPRI FROMRABN=8000,TORABN=8120

データストレージのブロック 8000 から 8120 までを出力します。

例 3

ADAPRI WORKPRI FROMRABN=1,TORABN=100,BATCH

Adabas ワークのブロック 1 から 100 までを出力します。 出力行サイズには 120 文字を使用します。

例 4

ADAPRI CLOGPRI FROMRABN=1,TORABN=80,BATCH,NUMBER=2

コマンドログデータセット DD/CLOGR2 のブロック 1 から 100 までを行幅 120 文字の形式で出力します。

例 5

ADAPRI DSIMPRI FROMRABN=1,TORABN=1

DSIM データセットのブロック 1 のみを出力します。 Adabas Delta Save Facility がインストールされている場合は、DSIM データセットのみを使用します。

例 6

ADAPRI ASSOPRI FROMRABN=X'19D619',TORABN=X'19D619'

アソシエータのブロック 1693209 を出力します。 FROMRABN および TORABN パラメータには 16 進値が使用されることに注意してください。

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