バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

TEMP データセットスペースの使用状況

ADALOD は、次の情報を格納するために TEMP データセットを使用します。


シーケンシャル TEMP データセット

入力データセットからディスクリプタ値を収集しているときに TEMP データセットがいっぱいになると、ADALOD は、残りのディスクリプタをシーケンシャル中間ファイル DD/FILEA に書き込みます(JCL で指定されている場合)。 ディスクリプタは、新しいインデックスが作成された時点で読み戻されます。

DD/FILEA コールが実際に行われると、すべてのディスクリプタ値を保持できるだけの十分な大きさの TEMP データセットを指定した場合に比べ、ADALOD の処理速度が著しく低下します。 DD/FILEA TEMP データセットは、ADALOD 処理中にすべてのディスクリプタに対して十分なスペースを確保するための安全策としてのみ使用するのが一般的です。 したがって、DD/FILEA TEMP ファイルを指定することにより、中間エリアのオーバーランが原因となる ADALOD のアベンドを避けることができます。

注意:

  1. ADALOD は、DD/EBAND 入力ファイルから DD/FILEA にディスクリプタ値のみを書き込みます。
  2. 通常の TEMP データセットは、ディスクリプタごとにすべての値を保持できるだけの十分な大きさが必要です。

ISN を削除するためにのみ ADALOD UPDATE を実行している場合は、次の 3 手順の合計として TEMP データセットのサイズを計算する必要があります。

  1. TEMP データセットのパート 1 には、以下が含まれます。

  2. TEMP データセットのパート 2 には、削除する ISN のリストおよびそれに属する DS-RABN(エレメントごとに 6 バイト)が含まれます。 計算式は次のとおりです。

    (6 * to-be-deleted-ISNs) / (TEMPBLKSIZE - 16) = needed-blocks
    
  3. パート 3 には、完全な NI が含まれます。

    (count NI-BLKS * ASSOBLKSIZE) / (TEMPBLKSIZE - 16) = needed blocks
    

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