バージョン 8.1.3
 —  ユーティリティ  —

FCBPRINT: ファイルコントロールブロックの出力/ダンプ

graphics/util_adaick_fcbprint.png

ファイルコントロールブロック(FCB)はダンプ/出力されます。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


基本パラメータ

FILE:ファイル番号

FCB を出力/ダンプするファイルの番号です。 ファイル番号は ADAICK を最初に実行するときに必要です。

次の実行で FILE が省略されると、最後に ADAICK がアクセスしたファイルが使用されます。

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オプションパラメータ

NOOPEN:オープン再同期の回避

開始時において、ADAICK は通常、ユーティリティの OPEN コールをニュークリアスに対して発行し、関係するファイルのブロックがニュークリアスバッファプール内に残っていないことを確認します。 しかし、これはまた他のユーザーに対してそのファイルをロックすることにもなります。 NOOPEN を指定すると、ADAICK は OPEN コールを発行しなくなります。

NOUSERABEND:アベンドなし終了

機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。

NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。

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出力に関する考慮事項

最初の未使用 RABN に 1 を加算した数が最終 RABN と等しい場合は、エクステントが一杯であり、おそらく、追加のエクステントが存在します。 次の例における最初のエクステント(青色で強調表示)がこれに当てはまります。 この場合、最初の未使用 RABN は 00002BFE で、これは、エクステントの最終 RABN(00002BFD)より 1 大きいものです。

FI 00018 FCB +1A4           First NI RABN: 00002945
FI 00018 FCB +1A8            Last NI RABN: 00002BFD
FI 00018 FCB +1AC    First unused NI RABN: 00002BFE
FI 00018 FCB +1B0           First NI RABN: 00002EE3
FI 00018 FCB +1B4            Last NI RABN: 00002FCB
FI 00018 FCB +1B8    First unused NI RABN: 00002FBC

最初の未使用 RABN は必ずしも次のエクステントにある必要はありません。

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