REPLICATION 機能では、Adabas データベースファイルのレプリケーションをアクティブ化または非アクティブ化します。 この機能は Adabas データベースとは使用しないでください。Event Replicator データベースとの併用は有効ではありません。
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
レプリケーションをアクティブ化または非アクティブ化するデータベースファイルのファイル番号 このパラメータは必須です。デフォルトはありません。
注意:
レプリケーションは、Adabas システムファイルまたはサイファファイルに対してはオンにできません。
ON、OFF、または MODIFY パラメータの 1 つを設定する必要があります。 デフォルト値はありません。 各パラメータの説明は次のとおりです。
ON では、指定されたファイルのレプリケーションをオンにします。
OFF では、指定されたファイルのレプリケーションをオフにします。
MODIFY では、レプリケーションされたファイルに対して、1 つ以上のレプリケーション関連値(KEY、TARGET、DSBI など)を修正できます。 ACTIVATE および DEACTIVATE パラメータでは、レプリケーションされたファイルのレプリケーションステータスを変更できます。
ACTIVATE パラメータは、MODIFY が指定された場合にのみ使用できます。 このパラメータでは、レプリケーションが定義されたファイルのレプリケーションをアクティブ化します。 ファイルに対してレプリケーションがすでに非アクティブ化されている必要があります。
DEACTIVATE パラメータは、MODIFY が指定されている場合にのみ使用できます。 このパラメータでは、レプリケーションが定義されたファイルのレプリケーションを非アクティブ化します。 ファイルに対してレプリケーションがすでにアクティブ化されている必要があります。
DSBI パラメータでは、ファイルでのレコードの更新中に、データストレージのビフォーイメージをレプリケーションのために収集するかどうかを定義します。 DSBI パラメータを設定するためのルールは次のとおりです。
設定可能値:"ON"、"OFF"
"ON" または "MODIFY" が指定された場合、このパラメータは任意です。
パラメータのデフォルト値は "ON" です(ADADBS
REPLICATION ON
が指定されている場合)。
ADADBS REPLICATION OFF
が指定されると、パラメータは使用できません。
レプリケーション中の Adabas データベース処理におけるこのパラメータの使用方法の詳細については、『Event Replicator for Adabas Concepts』のニュークリアス処理に関する説明を参照してください。
KEY パラメータでは、レプリケーションのプライマリキーを定義します。 KEY パラメータを設定するためのルールは次のとおりです。
ON または MODIFY が指定された場合、このパラメータは任意です。
OFF が指定された場合、このパラメータは指定できません。
パラメータは指定できません(OFF または NOKEY が指定されている場合)。
注意:
指定されたフィールド名は、ファイルにおけるディスクリプタである必要があります。
この場合、フィールドはディスクリプタ、サブディスクリプタ、スーパーディスクリプタなどの場合があるため、"ディスクリプタ"
は総称的に使用されます。
NOKEY パラメータでは、MODIFY 指定時にプライマリキー設定を削除します。 NOKEY パラメータを設定するためのルールは次のとおりです。
OFF が指定された場合、このパラメータは指定できません。
ON が指定され、NOKEY または KEY のいずれもが指定されていない場合、パラメータはデフォルト設定となります。
パラメータは指定できません(KEY が指定されている場合)。
TARGET では、Event Replicator ターゲットデータベース ID を定義します。 このパラメータは、ON が指定された場合は必須、MODIFY が指定された場合はオプションとなり、OFF が指定された場合は使用できません。
ADADBS REPLICATION FILE=33,ON,TARGET=206,KEY=AA
または
ADADBS REPLICATION FILE=70,OFF
または
ADADBS REPLICATION FILE=71,MODIFY ADADBS ACTIVATE
または
ADADBS REPLICATION FILE=72,MODIFY ADADBS DEACTIVATE