ONLREORFDATA 機能では、指定されたファイルのデータストレージをリオーダするオンライン処理を開始します。
注意:
このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。
FILE は、ステートメント内の後続のパラメータを適用するファイルを指定します。
1 回の ONLREORFDATA オペレーション内では、複数のファイルおよびパラメータを指定できます。 この場合、ファイルは、指定した順序でリオーダされます。
Adabas 拡張ファイルのコンポーネントファイルを指定した場合は、指定したコンポーネントファイルのデータストレージだけがリオーダされます。他のコンポーネントファイルは影響を受けません。
Adabas チェックポイント、セキュリティファイル番号を指定することはできません。
DATAPFAC では、データストレージパディングファクタを指定します。 指定値は、ファイルのリオーダ時に使用しないままとなる各データストレージブロックのパーセントを表します。 1~90 の範囲で値を指定できます(データストレージパディングファクタの設定と使用の詳細については、「ADALOD ユーティリティ」を参照してください)。
このパラメータを省略すると、ファイルの現在のパディングファクタが使用されます。
SORTSEQ は、ファイルの処理順序を決めます。 このパラメータを省略すると、レコードが物理順で処理されます。
注意:
単一データストレージブロック内のレコードは、指定された順番に従ってはソートされません。
ディスクリプタを指定すると、ファイルがディスクリプタ値の論理順で処理されます。 ハイパーディスクリプタ、フォネティックディスクリプタ、マルチプルバリューフィールド、またはピリオディックグループ内のディスクリプタは指定してはなりません。
ISN を指定すると、ファイルが ISN 昇順に処理されます。
ファイルがパスワード保護されている場合、このパラメータを使用してパスワードを指定します。
機能の実行中にエラーになると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してユーザーアベンド 34(ダンプあり)またはユーザーアベンド 35(ダンプなし)で終了します。
NOUSERABEND を指定すると、ユーティリティは、エラーメッセージを出力してもアベンドしません。 代りに、メッセージ "utility TERMINATED DUE TO ERROR CONDITION"(エラーのためユーティリティを終了します)を表示してコンディションコード 20 で終了します。
TEST パラメータは、処理を実際には行わずに構文のみをテストします。 指定したパラメータの構文だけがテストされ、値や変数の正当性はテストされません。
このオンライン処理が終わるまで ADADBS が次の機能や終了の処理を行わない場合に、WAIT を指定します。
WAIT を指定しないと、ADADBS はオンライン処理を開始したらただちに次の処理を実行します。
最初にファイル 10 のデータストレージを、次にファイル 11 のデータストレージをリオーダするオンライン処理を開始します。 ファイル 11 のデータストレージパディングファクタは 5 パーセントです。
ADADBS ONLREORFDATA FILE=10 ADADBS FILE=11,DATAPFAC=5