バージョン 8.1.3
 —  リリースノート  —

Adabas データセットの互換性

通常、Adabas ユーティリティは、同じバージョンのユーティリティによって出力データセットとして作成されたシーケンシャル入力データセットを受け入れます。 また、Adabas 8 のユーティリティは、Adabas 8 より前のバージョンのユーティリティで作成された入力データセットも受け入れます。 ただし、Adabas 8 より前のバージョンのユーティリティでは、通常、Adabas 8 ユーティリティで作成された入力データセットは操作できません。

このドキュメントでは、次のトピックについて説明します。


ファイルのインポート

新しいバージョンの Adabas でのみサポートされている機能が使用されていない限り、ファイルは旧バージョンの Adabas にインポート(ロード、格納、または復元)できます。

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セーブデータセット

一般に、データベース全体の復元は、同一の Adabas リリースを使用してセーブデータセットを作成した場合にのみ可能です。 個々のファイルの復元は、同一または後続の Adabas リリースを使用してセーブデータセットを作成した場合に可能です。

Adabas 8 の ADASAV ユーティリティを使用すると、旧バージョンの Adabas(Adabas 7 など)の ADASAV ユーティリティで作成したデータベースセーブデータセットまたはファイルセーブデータセットから、Adabas 8 データベースにファイルを復元することができます。 同様に、Adabas 8 の ADAREP または ADAULD ユーティリティを使用すると、旧バージョンの Adabas の ADASAV ユーティリティで作成したデータベースセーブデータセットまたはファイルセーブデータセットから、レポートを出力したり、ファイルをアンロードしたりすることができます。 ただし、Adabas 8 データベースセーブデータセットまたはファイルセーブデータセットから Adabas 7.4 を実行するデータベースにファイルを復元できるのは、次のうちの適切な ZAP を Adabas 7 に適用している場合だけです。

Adabas 8 より前のバージョンの ADAREP または ADAULD ユーティリティを使用して、Adabas 8 の ADASAV ユーティリティで作成したセーブデータセットからレポートを出力したり、ファイルをアンロードしたりすることはできません。 Adabas Delta Save を使用している場合は、バージョンの異なる ADASAV ユーティリティで作成されたデルタセーブデータセットをマージすることはできません。 データベースをバージョン 8 に変換した後、次回のセーブ操作をフルセーブとして実行してください。

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アンロードデータセット

Adabas 8 の ADALOD ユーティリティを使用すると、旧バージョンの Adabas の ADAULD または ADACMP ユーティリティを使用して作成したアンロードデータセットからファイルをロードすることができます。 Adabas 7 の ADALOD または ADACMP ユーティリティを使用して、Adabas 8 の ADAULD または ADACMP ユーティリティで作成されたアンロードデータセットからファイルをロードまたは圧縮解除することもできます。だたし、これは、次のうちの適切な ZAP を Adabas 7 に適用している場合だけです。

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ADAORD DD/FILEA データセット

ADAORD STORE を使用すると、Adabas 8 以前のバージョンのデータベースやファイルを再構築して、Adabas 8 データベースに格納できます。 ただし、再構築した Adabas 8 データベース出力、または Adabas 7 などの以前のバージョンで実行中のデータベースに含まれるファイルは、格納できません。

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シーケンシャルプロテクションログ

Adabas 8 で REGENERATE または BACKOUT 機能に使用するシーケンシャルプロテクションログ(PLOG)は、Adabas 8 で作成されている必要があります。 Adabas 8 より前のバージョンの REGENERATE または BACKOUT 機能では、Adabas 8 で作成したシーケンシャル PLOG は使用できません。

Adabas 8 の ADASEL ユーティリティを実行して、Adabas 8 より前のバージョンの Adabas で作成したシーケンシャル PLOG からデータを選択することはできません。 また、旧バージョンの Adabas(Adabas 7 など)の ADASEL ユーティリティを実行して、Adabas 8 で作成した PLOG からデータを選択することもできません。

Adabas 8 の ADARES COPY ユーティリティを実行して、Adabas 8 より前のバージョンの Adabas で作成したシーケンシャル PLOG からデータをコピーすることはできません。 また、旧バージョンの Adabas(Adabas 7 など)の ADARES COPY ユーティリティを実行して、Adabas 8 で作成した PLOG からデータをコピーすることもできません。

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