ヘルスの監視

物理リソースの監視は、ARIS を適切に稼働させるために重要です。ACC インターフェイス (ACC インターフェイスの使用, ACC インターフェイスを開く)または ACC コマンドを使用して、システムを監視できます。

ファイル スペース

ARIS インストールのファイル システムを監視します。利用率が 85% を超えた場合は、ディスク容量を増やしてください。

多くのデータベースや文書など、アプリケーションの通常の使用によって容量が消費されている場合は、使用できるディスク容量を増やす必要があります。ディスク容量が使用できるかどうかを確認します。古いログ ファイルは削除できます (『ARIS Cloud Controller (ACC) guide』を参照)。また、ヒープ ダンプが作成されているかどうかも確認します。これらは、ディスク容量の多くを消費する可能性があります。ディスクの空き容量を特に注意すべきディレクトリ (/home/ARIS/cloudagent/work/work_cloudsearch_l/rsindex/) があります。このフォルダー サイズは、接続されているデータベース管理システムに実際に格納されている ARIS ユーザー データのサイズと構造に依存します。使用できるディスク容量の 75% を超えて使用された場合は、ディスク容量を増やすことをお勧めします。

ARIS 文書格納が大規模に使用されている場合は、それらのランナブルを積極的に監視する必要があります。文書アイテムの数とサイズによっては、使用できるディスク容量を定期的に増やす必要があるかもしれません。

メモリ使用量

すべてのランナブルには、JAVA-Xmx 設定パラメーターがあります。これは、メモリ使用量が時間とともに上昇して入る場合に監視する必要があります。

限界を超えない限り、ピークは問題になりません。たとえば、メモリ使用量が 1 時間以上 70% を超えている状況などがシステムで長時間にわたって起きている場合は、まれに発生しないユース ケースについて確認します。それで、高いメモリ消費を説明できる場合があります。以下が考えられます。

メモリ消費の定義済み制限を超えた場合は、2 つの対策が考えられます。

CPU の負荷

CPU の使用率が高いレベルで続く場合、システムのスケールアップ/スケールアウトが必要であることを示している可能性があります。

CPU の負荷に関しては、ピークに関するヒープ使用率と同じ議論になります。そのため、CPU の高い負荷 (1 時間以上にわたって 60% を超える状況) が検出された場合、短期間のピーク、または例外的なユース ケースが原因であるかどうかを最初に分析する必要があります。該当する場合は、直接の対応は必要ありません。

CPU 使用率の定義済み制限を超えた場合は、2 つの対策が考えられます。

スレッドのプール サイズ

ほとんどのランナブルに、ajpNumWorkerThreads パラメーターと httpNumWorkerThreads パラメーターが設定されています。これらの値を監視する必要があります。

ランナブルの設定パラメーターが定期的に 80% を超える場合は、同じタイプの新しいランナブルを追加して拡張する必要があります。

高度な ARIS Server インストールの場合、Software AG では、グローバル コンサルティング サービスによるインストール サービスのご利用を強くお勧めします。サービスにつきましては Software AG の営業担当までお問い合わせください。

トピック

ACC インターフェイスの使用

ACC コマンドの使用