テナントの復元

テナント データを復元したり、ほかの ARIS サーバーにテナントの内容をコピーしたりできます。テナントのデータを含む対象のバックアップ アーカイブ ファイルへのアクセス権が必要です。

警告

復元プロセス中は、ユーザーはそのテナントで作業できません。実行中のテナントの現在のすべてのデータが削除され、バックアップ ファイルのデータに置き換えられます。ARIS 管理に関連するデータは削除されませんが、マージされます。テナント名と現在のユーザー データは変わりません。テナントのバックアップを作成した後にユーザーが削除された場合、そのユーザーは再び使用できるようになります。そのようなユーザーを忘れずに削除してください。

Process Governance バックアップ アーカイブが 2GB より大きい場合は、Oracle バック エンドを使用して ARIS に復元する際に、TEMP 領域が不十分になる問題が起きる可能性があります。そのような大きなバックアップの場合、復元操作を実行する前に temp 表領域のサイズを拡張してください。

データの不一致とデータ損失の可能性を回避するために、手動であれ、スケジュールされた場合であれ、以下のアクティビティを同時に実行してはいけません。

- Process Governance プロセス インスタンス、プロセス バージョンまたはプロセスの削除

- Process Governanceプロセス インスタンスの保管

- テナントのバックアップ/復元 (Process Governance または ARIS 文書格納のデータを含む)

必要条件

手順

  1. ARIS Cloud Controller (ACC) を起動します
  2. テナントを復元するには、次のように入力します。restore tenant <テナント名> to <pathToBackUpFile> encryption.key <暗号化パスワードまたは暗号キー> username=<必要な権限を持つユーザーのユーザー名> password=<そのユーザーのパスワード>

    例: restore tenant default from "f:\\backupDefault.acbcrypt" encryption.key=str3ngG3h31m username=y1234 password=managery1234

    暗号化されていない acb ファイルの例: restore tenant default from "f:\\backupDefault.acb" username=y1234 password=managery1234

    2 つのバックスラッシュに注意してください。または、シングル フォワード スラッシュを使用します。

    テナントが復元されます。

  3. もう一度、標準ユーザーのパスワードを忘れずに変更してください。

テナントが復元されます。テナント管理ツールまたは ARIS 管理のコマンド ライン ツールを使用してテナントを管理することもできます。

テナントを ARIS 10 SR5 以前の ARIS 文書格納データを含むバックアップ ファイルから復元した場合、タイムスタンプを手動で調整する必要があります (y-admintool.bat コマンドライン ツールを参照)。